S3 人工と天然魔導士
今回は振り返りの説明会
会話劇でそれをやってるのですが面白おかしくそれができない無知で申し訳ございません(陳謝)
「エリスお姉ちゃんその人はだーれ?」
幼女が舌足らずな話し方でエリスに声をかける。
「エドにお客さんよ」
「ふ~ん。エドおじちゃんにねー」
そう言って私は舐め回すように観察してきた。
「何か?」
「お姉ちゃん、凄い魔力を持ってるねー。私と同等かそれ以上ー」
見ただけでわかるものなのか?
「エーコちゃんそれは本当?貴女と同等かそれ以上ってルティナに匹敵するって事じゃない?」
「流石にルティナお姉ちゃんには敵わないと思うけどなー。ルティナお姉ちゃんより魔力が高い人間が存在してたらビックリだよー」
「それもそうね」
そんなにルティナは凄い魔力を秘めてるのか?
「こちらの方々は?」
「ああ。こちらエーコちゃん。エーコ=アローラ…魔導士の村に住んでいる。こちらがラゴス。ラゴス=マゴス…同じ魔導士の村のエーコちゃんと同じ家に住んでるご老人だ。二人共去年まで続いた精霊大戦に終止符を打つい際に私やエド共に戦った仲間だ」
魔導士の村?なんだそれは?
それにこんな小さな子が戦った?
それに私や、と言った。
エリスも11人の勇者の一人か?
疑問が尽きたい。
「ラゴスじゃ。宜しく頼むのじゃ」
「宜しくねー……えっとー……?」
「サラだ。サラ=マンデーラ」
「サラお姉ちゃんは魔導士の家系とかー?凄い魔力だけどー」
「親を知らないから魔導士の家系かどうかはわからぬ。それにしてもエーコ、お主は人の魔力とかわかるのか?」
少なくてもそういう者はユグドラシル大陸にはいなかった。
「うーん。魔導士の村の者の中には私以外にもいるけどねー」
「わしもエーコ程、鋭くはないのじゃが、なんとなくわかるのじゃ」
「エーコちゃん達の魔導士の村は精霊と密接に関わってる人達のでな。魔力がわかったり、普通の人間が感知しえないものを理解できるんだ」
エリスが説明してくれる。
「そうなのか」
「村の名前くらいなら噂で聞いた事くらいあるだろ?」
「いいや」
首を横に振る。
あるわけがない。
「ひっそりと暮らしてるから知らぬ人もいるか。それでさっきの話だが魔法が復活していたの知っいたのとは少し違うと言っていたがどういう事だ?私達はそれ関係で調べているから、何か知ってる事があれば教えて欲しい」
「残念だが、私では力になれぬ。何故なら私はこことは別の大陸からやって来たから」
「「えっ!?」」
「なぬっ!?」
そんな驚く事なのかな?
「それで最初に出会ったのがルティナでこの大陸の事を教えて貰ったのだ」
「なるほどね」
「そう言えばエリス。ルティナはそんなに魔力が高いのか?他に並ぶ者がいない程に」
「ええ。私も彼女程の力を持った人は知らない。まあさっきの話にもなるが、その理由が親が関係してるから詳しく私からは言えないがな」
そうか。
家族の問題だから言えないのか。
「ならエリスの魔力も相当なものでは?」
「どうしてそう思う?」
「ルティナとなんとなく似た空気を感じる」
「すっごーい。サラお姉ちゃんはもしかしたら魔導士の家系だったのかもねー」
ん?何故かエーコに反応されたぞ。
私は首を傾げる。
「さっき言った魔導の村の人達は普通では感知し得ないもの……それがサラにはなんとなく理解できた」
エリスが説明してくれる。
なるほど。
そういうものか。
ならユーリやラクームならもっと詳しくわかるかもしれないな。
「それで私の話だけど私は人工魔導士だ」
「ルティナから聞いたな。精霊から無理矢理力を抽出して、それを人に流し込むとか」
「そう……私はそれの最初の被験者。所詮紛い物だから生まれながらに魔導の力が備わってたエーコちゃんやルティナには敵わない」
「だがルティナから、お主と似た空気は感じぬぞ」
「やっぱそこまでわかるのだな。これはルティナ本人に訊いてくれ。ルティナが教えてくれれば納得行くと思うぞ」
「そうか。わかった」
その後、魔導のついてを話し合った。
精霊から力を借りる仕組みは同じだが魔法の名前がユグドラシル大陸とは違っており、なかなか面白かった。
彼女等3人もユグドラシル大陸の魔導に興味があったらしくいろいろ聞かれた。
そうしてしばらくしてルティナが目覚めて、この応接室にやって来た。
「エリス、エーコちゃん、ラゴス久しぶり」
「やっと目覚めたな」
「ルティナお姉ちゃんおはようー」
「久しぶりじゃの」
三者三葉に再会を喜んでるようだった。
そして一段落つくとルティナが私を見て来る。
少し気まずそうにしていた。
「サラも到着してたのね」
「ああ」
「えっと、やっぱりいろいろ聞きたい?」
「ああ」
「じゃあ何から聞きたい?」
「もっと早く来れる近道があったのではないか?冒険になるような」
ルティナが鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした。
他の三人は目を丸くしてる。
「そこ?」
「当たり前だろ。私に取って危険な事程……」
「楽しい冒険ね」
遮られた。
全員ポカーンとしているが気にしない。
「そうだ」
「ははは……サラらしいね。残念だけどあのルートが最短」
「そうか」
「えっと他に聞きたい事は?」
再び気まずそうにしているルティナ。
「うん?気まずそうにしているが、ルティナの親が精霊かそれに似たものという話をあまり言いたくないからか?」
ルティナの目が丸くなる。
そしてエリスに視線を向ける。
「言ってない」
首をこれでもかって程、横に振る。
当たりか。
「どうしてわかったの?」
「ルティナとエリスが似た空気をしていた事、エリスは自分の事を人工魔導士だから紛い物だと言っていた事、ルティナの親が関連してて誰よりも魔力が高いと言っていた事、ルティナの内情は本人に訊けって言われた事、これらから推察した」
「凄いな…その通り。サラは言ったよね?純粋な人間かって」
「ああ」
「その時点で半分見破られていたんだけど化物と思われるかもって考えたら言えなかった。ごめんなさい」
ルティナが頭を下げて来た。
「いや無理に話す事でもないだろ」
「ふふふ……ミクと一緒で変わってるね」
「あれと一緒にされるのは心外だがな」
「私の父は精霊だから私はハーフになるの」
精霊とハーフか。
そういう人間もいるのか。
さしずめ天然魔導士か。
「サラを信用して、見て貰いたいものがあるの」
「何だ?」
シュィィィ~ン!
ルティナが宙に浮き身体が光輝く。
ビリビリ……。
ルティナがの体の周りに電気みたいのが走る
そして身体が青白くなって半透明になった。
「何だそれは?」
「精霊の血を引く私だからなれる半精霊化」
「なるほど。不可思議な力を強く感じるな」
シュ~ン
元に戻った。
「これで空飛んでここまで一直線に来たからサラより速かったの。ただ一年ぶりだったから魔力切れでしばらく寝込んでいたけどんね」
「なるほど」
だから寝ていたのか。
「それにしてもミクもそうだけどユグドラシル大陸の人は驚かないのね」
「前情報無しだったら驚くぞあれは」
「あっても人によっては化物って恐れるから、知られるのが怖かったの」
「そうか」
「もうわかってると思うけどサラが考えていた通り精霊が復活してる。だからこの事態を対処しないといけないから会談はできないかも?」
「私はあくまで橋渡しの命を受けただけ。それ以降は私は関知せぬから気にしない」
等と話してると応接室に一人の男が入ってきた。
身なりが良いので貴族か何かか?
そしてその者は全員を見回し、まずルティナの方を向いた。
「ルティナもう良いのか?」
「ええ…迷惑かけたわ」
「これくらいお安い御用だ」
ウインクしてる。
キザな奴だな。
そして私を見る。
「これはこれは麗しいのレディ。貴女の緋色の髪はまるで絹のような美しさだ」
「………」
何を言ってる?
貴族相手では下手な言い方はできぬ。
困った。
そこでエリス視線を向けた。
「これがエドよ」
溜息混じりに応えてくれる。
なんと。
そうであったか。
私は直ぐ様跪く。
「これはこれはエドワード陛下としたは知らず。私はサ……」
「レディに跪かせるなんて私の矜持が許さない。どうか立ってください」
エリスの言う通り砕けてる人だな
「では失礼して」
私は立ち上がる。
「では改めまして。私はサラ…サラ=マンデーラでございます」
「もう少し砕けても構いませんよレディ」
参った。
どこまで砕ければ良いかわからぬ。
「そうですか」
「サラと言いましたか。貴女の事はルティナからそういう人が近々訪ねて来ると伺っていました。ゆっくりレディの話を伺いたいのは山々なのだが……」
「精霊の事ですか?」
「知ってるなら話が早い。ついでなので聞いて行ってください。全員ここでは狭いので王間へ…新たな事がわかった」
全員に呼び掛け皆頷いて出て行った……。
「さ、レディも。私に何の御用かまでは伺っていませんが、状況的に詳しく聞けぬかもしれませんので、それを知って頂く為にも来て頂けますか?」
この王は自分がかしこまっているのに私に砕けろと要求するのか。
ほんと変わった王だ。
「わかりました」
そうして私は王間に向かった……。
説明的なあれこれ少しだけ続くかもしれません。
それが終わったらアークの本番が来るかも?笑
まだ頭の中が取っ散らかってるので上手くまもめられるかわかりませんけど(笑)




