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Ar03 話に着いて行けなかったぜ

「侵入者!侵入者!……排除!排除!」


魔物は叫び突然、アークに襲いかかってきた。


スッ!


とアークあっさりかわし、背後に周って左腕を首に回し押さえ付け、右手に持った小刀を首に突き付ける。

流石ダークに似ているだけあって、動きもそっくりだぜ。


「ここで何をしている?」


とアークが訊く。


「魔物ニ魔導ノ力ヲ与エテイル」


やっぱり。


「誰がやらせている?」


アークが再び問う。


「ダームエル様ダ」

「なん…だ…と?」


アークが戸惑う。


「どうしたアーク?」


兄貴が問いかける。


「……何でも無い」


そう言いアークは首を左右に振る。

まるで何かを振り払うように。



「じゃあそのダームエルはどこにいる?」


そしてまたアークが問う。


「シルカ…排除排除!」


まともな答えが返ってこない。


「じゃあどうやって精霊の力を手に入れた?」


兄貴が質問を変えた。


「過去カラモッテキタ」

「「「「はっ!?」」」」


耳を疑ってしまうような謎めいた一言に俺達は驚り上がってしまう。


「……過去から持って来たとはどういう事だ!?」


誰もが気になっている事をロクームが訊いた。


「ダームエル様ハ過去ニ戻リ、ラフラカ(・・・・)ゴト精霊王ノ()ヲ手ニシテキタノダ!」


精霊王だと!?

どっかで訊いた事があるような……。

確か全ての精霊を司る精霊……だったような。

その精霊王が消えると……なんだっけ?

ラフラカごと精霊王の力を手に入れると……つまりどうなるだ?



「つまりダームエルって奴の中で今でも精霊王が生きているって事か」


ロクームが呟く。


「どうりで魔法が復活したわけだ」


納得している兄義。


「……のようだな」


アークが頷く。


って俺だけ蚊帳の外かよ。


「それで、どうやって過去に戻った?」


と兄貴。


「ソンナコト知ルカ…排除!排除!」


と言うとアークを振り払う。


「くっ!」


アークはよろける。

そのスキをつき……。



『ハイ・ファイヤー!』



魔物が中級炎系魔法を唱える。


シュ~……ボォっ!


「うっ!」


とっさにアークが腕でガードしようとしていた。


ボォーン!


なんとハンターがアークを庇う。


「クゥ~ン」


ハンター唸る。


魔法が炸裂した為にハンターが燃え上がる。

何故ダークではないのに庇ったのだ?

そして次の瞬間。


「ウゥーワンワン!」


ハンターが駆ける。

炎に包まれながらも、魔物に突っ込み、炎が魔物に燃え移り魔物は倒れた。


「クゥーン」


しかし、ハンターもまたその場に倒れる。


「ハンターっ!」


直ぐ様ダークは駆け寄り、ロクームと兄貴が続いた。


「無茶しやがって『リカバリー』」


アークが回復魔法をかける。


「「「えっ!?」」」


それに俺達が驚く。


「……何だ?」


アークが首を傾げる。


「いや、魔法は失われていたわけで……」


ロクームが言葉を濁す。


「奴等に使えて俺等に使えない道理はない」


まあ確かにそうなるな。



「さて整理しよう」


改めて兄貴が話始める。


「ルティナの睨んでた通りこれは作為的な物であり、それをやったのはダームエルって奴だ」

「そしてダームエルは何をしたのか知らないが過去に跳んだ」


ロクームが続く。


「……そしてラフラカごと精霊王の力を手に入れた」


そしてアーク。


「で、どうするんだ?」


俺はこの会話について行けていないが今後の方針が気になる。


「まずは城に戻り皆と相談だな」

「そうなるな」

「……ああ」


ロクームとアークが賛同した。

ほんと俺は蚊帳の外だな。

案内しただけで話に着いて行けなかったぜ……。

やっと黒幕の名前が出ました

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