04 せっかくの久々の日本料理だったのに……
ふ~。
やっと洞窟から出られた。
ローズバトラーは面倒な魔物だったな。
ゲーム時代にはいなかったぞ。
それに断崖を降りたり、壁を登ったり正直疲れた。
精神的に。
その後、エドがエド城を勧めて来た。
ギャグかよ。
笑いそうになったが、暗殺者ロールプレイを意識してこらえた。
「それなら心配ない。ニールの東にエド城に向けた橋が架けられたんだ」
とエドが言う。
ほうエンディング後に橋が架けられたんだな。
大陸が復興に進んでるだな。
ラスボスを倒しハッピーエンドって感じだったけど、その後の世界を考えるとどうなのかな?って思っていた。
しかも俺の愛用キャラが死ぬし~~~~。
「直ぐに向かうなら私が依頼金を立て替えておこう。いくらだ?」
ここは4000Gと言っておくか。
そうしないと2/3とか言った俺が全部貰ったらだっせーじゃん
そうしてお金を貰い東へ向かおうとした。
「またなダーク」
気付かれていたか。
あんな動きできるのは暗殺者しかいないからな。
あの冒険家ですらできない。
なのに何故かあの冒険家のが人気があってプレイキャラにする人多かったんだよな。
「昔、共に戦った仲間だろ?」
軽くウインクしてくる。
ぷっ!やばい吹き出しそう
「フッ…」
暗殺者ロールプレイでなんとかたえる。
そう言えばこいつ設定ではめっちゃキザいキャラなんだよな。
しかも女と見れば子供、老人構わず口説くし。
思い出して爆笑しそうになった。
「あの後、ダークがいないのに気付いてみんな心配していたんだぞ。だが無事で良かった」
う~ん。
ダークならこれなんと答えるべきなんだろうな。
迷うな。
「あまり生きていた事が好ましくないようだな」
迷っていたら、そう言って来た。
うん、それならそういう設定で行こう。
「ああ……あの時、俺は死を選んだ。だが生きながらえてしまった」
「まあ、お前の生命だから私がとやかく言う資格はない。あえて言うなら、せっかく生きながら得た生命だ。何か意味があったんじゃないか?それを探すのも悪くない。そう思わないか?」
「ああ…そうだな」
「それに今のお前はアークだ。それ以上でもそれ以下でもない」
キザい。やっぱこいつキザい。
笑いそうになる。
これはもうそそくさに東に向かおう。
俺はエドと別れた後、盛大に爆笑してしまった。
誰も見ていないよね?見ていないよね?
ただちょっと違うが、異世界転移した意味、それを考えるのも悪くない。
・・・・・・・・
気付くとエド城に到着していた。
俺は固まってしまう。
エドという名前だけど何故に江戸時代を感じさせる街並み?
これ絶対ムサシが絡んでるよな?
ムサシと言えば、渋く恰好良いおっさん。
髪は白髪で首の下まであり後ろで束ねている。
プレイアブルにできるキャラ。
侍バカ……いや剣を極めた強キャラだった。
しかしおっさんという事もあり人気は今一つ。
俺は傭兵志願という事で騎士隊長と試合をした。
俺の鍛えたキャラそうそう負ける事はない。
どれだけ時間を費やした事か……。
勝負は一瞬。
あっさり後ろを取り勝った。
「なかなかやるでござるなアーク殿……いやこの場合、流石はダーク殿と言うべきでござるな」
速攻バレた。
中身がダークじゃないとわかるのは嫌だからダークとバレたくなかったんだけどな。
あの動きだけでバレるとは流石は侍バ……いや剣を極めただけはある。
そして俺は依頼を受ける。
依頼は簡単だ。
サバンナに行きガッシュを連れて来る事だ。
同じくプレイアブルにできるキャラで短髪頭のツンツン。
色は黄色だ。
野生児で戦闘能力はかなり高い。
レベルを上げ、極めれば最強クラスだ。
ただリアルを追求したFFOでは何を喋ってもカタコトに変換されるんだよな。
そのせいで人気が少ない。
っていうかまたダークを知ってる奴だよ。
勘弁してくれ。
「は~~~」
俺は溜息を溢してしまう。
野生の感で中身が違う事がバレそうだよ。
それでも依頼受けたしな、サバンナに行くか。
サバンナに入った途端、魔物がガンガン寄って来る。
プシュプシュプシューンっ!
あっさり撃沈。
うん魔物を相手にしる方が一番楽しい。
次から次へと寄って来て倒して行く。
流石は俺が鍛えたキャラ。
どいつもこいつも一撃だぜ。
「はらへった。なんかくれ、なんかくれ」
と思っていたら早速ガッシュとエンカウント。
チキンの匂いに誘われたな、
流石は野生児。
ガッジュが俺の周りを回る。
正直ウザい。
「ムシャムシャ……もっとくれ、もっとくれ」
「欲しければ着いて来い」
「おれ、ついていく、ついていく」
しかもカタコト。
更に回る回る。
マジでこいつの相手するの疲れるな。
プレイアブルで誰かが使ってるとあまり感じなかったが、設定通りだとこうなるのか。
「クンクン……おまえダーク、ダークだ」
野生児すごっ!
速攻気付かれたよ。
今までで最速だな。
野生児恐るべし。
「……人違いだ」
暗殺者ロールプレイで誤魔化す。
通じないだろうな。
「ぜったいダーク、ダーク」
「……勝手に言ってろ」
……疲れる。
・・・・・・・・
晩食に誘われた。
断ろうとしたけど、この街並みだ。
もしかしたら一年ぶりの日本料理が食べれるかも?
期待に胸膨らまし承諾した。
晩食でエド王がやって来た。
エドワード王ではないぞ。
っていうかエド以外の王は緊張するな。
「お主がダーク殿にお主がガッシュ殿じゃな?」
「……違うアークだ」
一応訂正。
あ、やばい。
でも暗殺者ロールプレイで不遜ではない態度は?
ハードルたっけーー。
だって不遜じゃない暗殺者ロールプレイなんてわからないよーー。
「おおそうだったな。失礼したアーク殿」
良かった。
理解を示してくれた。
良い王様だ。
「良い。ガッシュ殿の事は国務大臣のガーランドに聞いておる。サバンナで育ったのだじゃ。口の聞き方がわからぬのも当然じゃ」
え?今聞きなれない言葉が出てきたぞ
「……国務大臣とはなんだ?」
つい聞いてしまう。
「貴方はサバンナ育ちではないだろ?口の聞き方を知らんのか?」
ですよねー。
でも不遜じゃない暗殺者ロールプレイなんて知りません。
「やめんか。ガーランドに聞いておる。主を持たぬ暗殺者。それならそういう口の聞き方になるものじゃな」
「…暗殺者?なら危険では?即刻追い出すべきです」
「お前はガーランドを信じられぬのか?わしは信じておる。そしてそのガーランドと共に戦った仲間じゃぞ」
本当良いな王様だな。
「……申し訳ございません」
「二人共すまぬな。今夜は無礼講で構わぬ。それと国務大臣の話じゃったな。エド城最後の生き残りじゃからな、それなりの地位を与えねばと考えたのじゃ」
「にあわ、……偉くなったな」
あぶねー。
今、素で似合わねーって言いそうになった。
自重自重。
暗殺者ロールプレイだ。
暗殺者ロールプレイ。
「まぁそんなことよりじゃ。昔、ガーランドが世話になったようじゃな。本日は礼を兼ねて御馳走を用意した。大いに楽しむが良い」
こうして晩食が始まる。
うほーーー。
期待通りの日本料理
ちょっと違うけど、天ぷらみたいなものや刺身に白米。
招待を承諾した甲斐があった。
だが結果から言うとエド以外の王と一緒に食事なんて緊張して味なんてわかんねーよ。
無礼講と言うが無理。
俺は何を話したとかも一切記憶がない。
気付くとガッシュが寝てる。
床に運ぶのに着いて行き、今晩はこの町の宿を取るかと考えていたら……。
「ダーク殿も今晩はここに泊まるが良いでござる。床を用意するでござるよ」
と言われたので承諾した。
そうしてこれまでの事を聞かれたので簡素に答える。
そしたら何をするにも情勢を知った方が良いと言われる。
ゲーマー魂たぎるぜ。
エンディング後の世界だろ。
それは願ったり適ったりだ。
そしてロクリスの話を聞かされる。
トレジャーハンターのチームねぇ。
どっかの冒険家かな?
でもあいつの設定ではソロだしな。
で、どこに行けば会いに行けるのだろう?
「ベータでござる」
「ベータぁぁ!?」
やばぁ。
素が出た。
いやだってラフラカ城の場所だぞ。
驚くって。
怪しまれていないかな?
コミュ症の俺が中身違うと言われたらなんて答えたら良いのかわからん。
「あの戦いの後、ラフラカ城の瓦礫をどかし、復興したのでござるよ」
良かった気付かれていない。
こうして俺はロクリスが住む町とやらに行く事にした。
道中途中までガッシュが道案内してくれる。
助かるけど、中身違う事に野生の感で気付かないか不安だよ。
そしてしの道……Jの形になった道までガッシュと行く事にした。
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