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好きな子が毎日下着の状態を報告してくるのですが正直脈ありでしょうか? 〜はいてないとは言われると思いませんでした〜  作者: ざんまい
夏休み編

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63/123

63話 黄金比率ですが脈ありでしょうか?

 

 俺は、目を閉じてイメージする。

 白のレース。

 下着界の王道とも呼べる。

 王道だからこそ決して外れる事なく誰もが似合い、そして誰もがエロい下着と言える。

 そこに、薔薇柄が入ることにより、エレガントな大人っぽさが出てくる。

 しかし、それだけじゃない!

 この下着が、たった今このワンピースの中に隠れているというのも重要のポイントである。

 ワンピースを着ている紫陽花は、ワンピースの白と肩や胸元、足や腕などの肌色でコーディネートされている。

 つまり、このコーディネートの配色比率は、白7:肌色3ということだ。

 これが、下着と何か関係あるのかって?

 あるさ、ここが一番大事な所だ。

 逆転するのさ。

 紫陽花が、もしこのワンピースを脱いで下着姿となった時、その配色比率は逆転する。

 この黄金比率を保ったまま、大人っぽさも損なわれること無く、むしろエロさを倍増させる。

 さらに、白の下着ということも相まって、ワンピースで透けるかもしれないから、気にしてこの下着にしたのかもしれないという、可愛らしい葛藤する紫陽花も想像することが容易にできる。


「......ありがとう、悔いは無い」


 俺は、紫陽花に向けて右手を伸ばして、親指を立てた。

 紫陽花は、顔を伏せたまま俺の頬をつねる。


「あーもう!さっさと行くよ!」

「いだだだだ!!ちょちょ、ほっぺ千切れる!」


 俺は、そのまま頬を引っ張られて駅前まで連れて行かれた。

 その後、電車に乗って最寄り駅までたどり着いた。

 駅の改札を出ると、ベンチに桔梗と神奈月さんが座っていた。


「おはよう楓ちゃん〜」


 紫陽花は、いつものように神奈月さんに抱きついた。


「おはよ、大人っぽい格好してるのに相変わらずね」

「おはよう」

「おう、朝から顔がニヤけてるぜ?」

「......俺は元からこういう顔だ」

「ふぷっ、そんなに恥ずかしがら無くてもいいって」

「恥ずかしがってません!つーか、向日葵はまだ来てないのか?」

「あそこにいるよ」


 桔梗が指をさす方向に目を向ける。

 そこには、向日葵がいた。

 ......何故か自販機に隠れているけど。


「......おはよう、そんなとこ隠れてどうした?」

「あっ、いや......えーとなんでもないですよ!おはようございます!」


 向日葵は、凄く挙動不審であたふたとしていた。

 黒のブラウスにピンクのフレアスカートで大人可愛いという感じの服装だ。

 ブラウスがレーストップスなので引き締まった印象を与えてフレアスカートとバランスが良い。

 足下に華奢なサンダルも合わせていることにより、より女性らしい魅力が増している。

 いやはや、可愛いなぁ。


「......そんなに、見ないでください」


 向日葵は、自販機の裏に隠れてしまった。


「ほら変態、またセクハラしてるんじゃないよ」

「セクハラ?してないぞ!つーか、またってなんだ!」

「向日葵ごめんね、よしよし」


 紫陽花は、向日葵に駆け寄り優しく抱きしめた。

 ついでに、頭まで撫でている。

 こいつの方が、セクハラしてない?


「ありがとうございます紫陽花さん、そのワンピースすっごく可愛いですよ」

「え、そうかな?えへへ、ありがと」


 紫陽花は、少し照れながら頭をかいていた。

 その後、駅の手前に駐車していた向日葵の車で海に着いた。


「海だああああああ!!!」


 紫陽花は、駐車場で海に向かって叫んだ。


「テンション高ぇな」

「そりゃそうだよ!夏休みと言えば海だからね!はしゃがなきゃ損だよ!」

「そうね、この為に一生懸命水着を......」


 その瞬間、紫陽花が見たこともない速さで俺の耳を塞いだ。


「え?なんて?」

「気にしない、気にしない!なにも無いから!蓮華は、なにも聞かなかった!いいね!」

「お、おう」


 紫陽花が、なんかすごい焦ってるけど一体どうしたんだろう?

 まぁ、いっか。

 そんなこんなで、一旦荷物を置きにみんなで旅館に向かった。


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