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好きな子が毎日下着の状態を報告してくるのですが正直脈ありでしょうか? 〜はいてないとは言われると思いませんでした〜  作者: ざんまい
夏休み編

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45/123

45話 ジェットコースターですが脈ありでしょうか?

 

 俺達は、遊園地にたどり着いた。

 受付でチケットを買い、中に入った。


「最初どこに行く?」

「まずは、ジェットコースターでしょ!」

「......いきなりハードなの来たわね」

「お前苦手なのか?」

「乗り慣れてないだけよ」

「ほうほ〜う」


 なるほど、こいつの弱点は覚えておかないと。

 俺は、ふむふむと頷くと二の腕を爪でつねられるような痛みに襲われた。


「ええ!?俺なんも言ってないよな!」

「顔がムカつく」

「酷っ!」

「じゃあ、ジェットコースターいこうか」


 入場の時にもらったパンフレットを開き、書いてある地図を頼りに、ジェットコースターに向かう。


「ここが、グランパスジェットか」


 レールにぶら下がってるように車体が付いているのが特徴的なジェットコースターだ。

 ここは、絶叫が苦手な人でも大丈夫とパンフレットにも書かれているので、蓮華が気を利かせたんだろう。


「なにこの拷問器具は」

「拷問器具って大袈裟な、これでも優しい方だぜ?」

「私には、てんとう虫コースターが精一杯よ」

「おめーは、小学生か!」


 嫌がる神奈月を引きずって、列の最後尾に並ぶ。

 田舎とはいえ夏休みなので、どこもそこそこ並んでいる。

 10分ほど待って、ようやく順番が来た。

 ジェットコースターの車体に乗り、安全バーが下がる。車体は、動き出し徐々に上に登っていく。

 ふと神奈月の顔を見ると、どんどん顔色が悪くなっている。大丈夫か?ったく

 そっと、神奈月の手を握る。


「......なにすんのよ、気持ち悪い」

「こっちの方が気ぃー紛れるだろ?嫌なら離してもいいけど」

「......別に......いいけど」


 神奈月の手に力が入ってる。

 強がってるんだろうな。

 車体が上まで登りきり、大きく右方向に落ちた。

 そこそこのスピードで左右に繰り返すように落ちる。そして、最後の大きなカーブであっという間に終わった。ざっと2分半程。

 車体が止まり、安全バーが上がる。


「ふぅ〜まぁ普通くらいかな、お前はどうだった?」


 神奈月に、聞くと何も言わずに抱きついてきた。

 身体を震わせて、ちょっと泣き目になってる。


「怖かった......」


 いつも気が強いこいつが、小動物みたいに震えている。俺は、頭を撫でながらなだめる。


「ほら、早く退かないと2週目行っちまうぞ」

「もう......ちょっと」

「へいへい、つきあってやるから、このままだと紫陽花のおもちゃにされそうだし」


 くそっなんかこっちの調子も狂うな。

 しばらくして、ゆっくりと立ち上がりみんなと合流した。近くのベンチに神奈月を座らせる。


「楓ちゃん、どうだった?」

「余裕ね」


 危ない危ない、寸前まで出かかった『嘘つけ』を飲み込んだ。

 全く、紫陽花が次のジェットコースター行こうとか言ったらどうするつもりなんだこいつ。


「とりあえず飯にしねぇか?腹が減ってよ」

「確かにちょうどいい時間だし、みんなはどう?」

「そうしましょう」

「異議なし!」

「そうですね」

「ここからだと、ヒラルダってレストランがが近いかな」

「それって何系?」

「パエリアとかカルボナーラとかって書いてあるね」

「おっいいじゃん行こうぜ」


 それから5分ほど歩き、レストランに着いた。

 席に座り、注文して料理が来るのを待つ。

 その間に次どこに行くか話す。


「やっぱり、NIOとゴクウは行かないと!」


 やっぱりこいつは、容赦ないな。

 二つともこの遊園地を代表する絶叫系コースターだ。

 NIOは、足がぶらぶらの状態から二回宙返り、三回スクリュー回転というスリル満載のジェットコースター。

 ゴクウは、地上59mのグルグル回る天空ブランコ。

 どちらも神奈月が、耐えれない代物だ。

 向日葵さんもちょっと顔色が優れ無さそうだし、ここは安全そうなやつにしないと。


「蓮華と一緒に行ってこい」

「え?みんなで行かないの?」

「流石に初心者相手に、それはきついわ」

「......確かに」

「という訳で蓮華よろしく」

「ええ!?俺も絶叫得意な訳じゃ無いんだけど!」

「とりあえず俺達は、ゲームコーナーでも行こうか」

「ゲームコーナーですか?」

「うん、射的とかスポーツゲームとか置いてある所だぜ」

「スポッチャ的なやつね、おもしろそうじゃない、そうしましょう」


 神奈月が、凄い食いつきを見せる。

 そりゃさっきよりやばい拷問器具に乗せられる事を考えたらそうか。

 その後、昼食を食べ終え二手に分かれて遊園地を楽しむことにした。


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