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終末が呼んだ転移世界  作者: とも
転移編
3/42

本編3 町へ

起きたようだ。

男性が起き上がり話しかけてくる。

「助けてくれてありがとな」

「あのままじゃ死んでいたぜ」

「町にいっていたらモンスターに遭遇してな、逃げてきたんだ」

そういうことか。

「無論俺はプレイヤーだ」

「僕もだ」

「そうだ、俺はザンジだ」

「僕はリク」

「悪いが、町に仲間がいるから、モンスターに襲われていないか心配なんだ。一緒に来てくれないか?」

「勿論、大丈夫」

「じゃあ、行くか。」

外にでる。ここは丘の上だから町が見渡せる。

「「なんじゃこりゃ・・・」」

思わず二人同時に声を発する。町からは煙が上がり、建物が崩れ、所々人が倒れている。

「まさか、この世界でPKなんかするやつがいるのか?」

PKとは、プレイヤーキルの略でプレイヤーを殺す行為の事である。

「僕達以外にもプレイヤーがいるの?」

「居る。俺のギルドのメンバーは全員来ていたぜ。」

ということは、全員来たと言っても過言ではない。とりあえず町に向かおう。

町に行ってみると、町は綺麗なままだった。建物が崩れていたりは一部だけだったようだ。ここではみんな笑顔で生活している。

「武器屋に行ってみようよ。」「お、いいなそれ。」

入った武器屋の中には大量の武器があった。

見えた剣の中に見慣れない物がある。

よし、あの剣を買おう。丁度持ってなかったし。

剣をもって、カウンターに向かう。

「メタルスレイヤー・・・金属系の物に有効な剣だ。これだいいかい?」

「はい。」

選択ウィンドウは出ず、そのままストレージにしまわれる。

ここは元より使い勝手がいい。

「こんなに平和だったら、心配しなくていいな。」

「そうだね。」

とりあえず、帰ろうとした時に何かが燃える音がした。急いで外に出てみると、辺りは火の海だった。

建物は倒れ、人が倒れている。時々悲鳴も聞こえる。暴動だろうか。

気付けば、女性がが町の中央の広場で火魔法を撃ちまくっていた。

あれもプレイヤーだろう。この世界に耐えられず暴動を起こしたのであろう。


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