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終末が呼んだ転移世界  作者: とも
転移編
28/42

外伝8 蘇生

今やSSS以上のモンスターが蔓延り攻略は奇跡でも起こらない限り不可能になったこのダンジョン。

休憩地点にいた学生は147人。

他の休憩地点にも人は居るようだが休憩地点に居ない人は既に死んでしまったのだろうか連絡スキルを持つ人も連絡は取れない。

死に怯え友人の死に悲しむ人、そんな中でも皆を励まそうとする人。

俺は前者だった。

俺は何も出来なかった。

どうせこのまま死ぬ、と全員が思うまで時間は長くなかった。

「助けてくれ、このままじゃ死ぬ!!」

一人休憩地点に駆け込んできた男が居た。

俺は振り替える、がその男は片手を失い血で全身汚れていた。

それからは回復持ちが総動員されてその男を回復した。

どうやら教師だったらしく学生達からは非難の声を浴びている。

声も落ち着いた時、誰かが地面の揺れに気付いた。

「地面が揺れてるぞ!!」

「休憩地点が崩れるぞ!!」

休憩地点の中に居た学生、もちろん俺も全員が谷に落ちた。

突如激しい痛みを感じ意識も遠ざかっていく。

死とはこの様なものだと思いながら意識は途切れた。


意識が戻った。

俺は死んだ筈だ、だとしたらここは天界かそのような場所だろう。

辺りには俺と同じような学生達。

そして前には一人の女性。

誰かが質問した。

「貴方は神ですか?」

「はい、私は神です。ひとつ言うと、貴方達は死んだわけではありません。異世界に転移してしまった不幸な貴方達のために創造神様が蘇生を許してくれました。勿論ステータス強化付きです」

ステータス強化付きと言う言葉を聞いて誰かが「これで俺もチートだ!!」とか叫んでいたが気にしないでおこう。

「それでは、蘇生を開始します。ご無事を」



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