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終末が呼んだ転移世界  作者: とも
転移編
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本編2 仲間

目覚めたときの光景は驚くべき物だった。

辺りは見慣れない。

しかし記憶には存在する。

そう、ソードマジックの僕の家だ。

よくある転移系小説のような展開だ。

五感を普通に感じる。

少し室内だからか暑い。

これはVRの類いではない事が分かる。

まず地球の科学では五感再現は遥か向こうの話だ。

これはなくしていいだろう。

恐らくメニューが有ると思う。

まずはメニューを見ることが先だ。

メニューを見ようとおもったら、空中にメニューがでてきた。

どうやら念じることで呼び出せるようだ。

武器欄にいつも使っているアサルトライフルの名前が見えている。

早速タッチしてみる。タッチすると、武器が出てきた。

どうやら、このようにしてアイテムを具現化できるようだ。

重さは殆ど無い。こんなに軽い物ではないはずだが、恐らくステータスが再現されているのだろう。

力重視ではなかったが、中々に育っているはずだ。

その後もいろいろステータスを調べてみたが、ゲーム時代と全く変わり無い。自分のアバターの名前、「リク」の名前の下にあるステータスが全て同じなのだ。

スキルが増えていたが。

派生、亜種など、見慣れない物もある。

この世界だからだろうか。

まあ、それは追々考えるとしよう。

僕のステータスはスクワット100回でもほぼ疲れない程だと確認できた。地球にいた頃とは比べ物にならない。

その後も色々とやってみた。装備を変えてみたりアイテムを確認したりした。

一回銃を自分に撃ったら帰れるかと思ったがそれは止めた。本当に死んでしまう危険性が有るのにそんな事はしない。

装備やアイテムは万全にして不慮の事態に備えたその時突如大声が聞こえた。

何だろうと耳を澄ます。

男性の声だろう。「助けてくれ!」はっきりと聞こえた。聴覚がスキルで強化されているのだろう。

良かった、フル装備にしていて。すぐに助けれるだろう。玄関の扉を開け外にでる。

すっかり夜になっている。

かなりの時間を過ごしたのだろう。

また大声が聞こえた。声を頼りに銃のスコープを向ける。

見えたのは、男性が、鳥形魔物に襲われている所だった。

見殺しはしたくない、助けるか。

弾を込め、狙う。なぜかこういう動作の仕方は知っていた。

銃スキルの効果、知識強化の影響であろうか。

ステータスのお陰でブレは無い。

引き金を引く。轟音がなったあと、魔物は血を吹き出して死んだ。

消滅はしない。やはり現実に合わせられている。

経験値が入るはずではあるがそんな事には構っていられない。

側に近寄って見ると、男性が倒れていた。

ひどい傷だ。それに気絶している。助けなかったら死んでいただろう。

武器は小型ナイフだけ。

鳥形の魔物とはほぼ戦えない様なものだ。

そもそも飛行系の敵とは弓や魔法、銃で戦う物なのであり、小型ナイフでは勝てる筈がない。

脈と息を確認する。

どうやら大丈夫なようだ。男性のHPゲージがそれを物語っている。

自分のゲージは見えないが、相手のゲージは見える。

感覚で判断しろと言うことなのだろうか。

とりあえず家で寝かせよう。

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