外伝3 生徒集会中
ようやく戻る方法が見つかった。
「そして、神から与えられた能力だが、そもそも自分達の能力を見ることが出来ない為、どの様な能力かさえ分からない」
マジか……
能力見れないのか……
どうやら皆同じ事を考えていたようで不満の声を漏らしている。
「先生!ステータス見れました!」
おい、なんで見れるんだよ。
「ふむ、"ステータス"と念じると見れるようです、見て下さい。」
"ステータス"と念じるとステータスが出てきた。
高山隼人 人間 12歳
レベル120000 職業学生
HP1234223/1234223
MP23333/23333
スキル
武術 LV4
ステータス開示 LV1
鑑定LV10
ユニークスキル
叡智
武術 LV4 武術全般に知識補正+4
ステータス開示LV1 名前、レベル、職業レベル、HP、MP、スキルを開示可能。
他人のステータスの開示は不可能。
鑑定LV10 物質、生物を鑑定出来る。
叡智 神から授かりし禁断の英知。
獲得経験値×2。スキル経験値×2。スキル獲得補正。
鑑定LV10を追加。神聖能力領域追加。
「ふぉ!?」
見た瞬間吹き出してしまった。
「うお、大丈夫か?」
「ああ、大丈夫。」
まあ、ひとつ言う。叡智おかしいだろ。
要するに強くなりやすくなるって事だろ?
何そのチートスキル。
しかもユニークスキルあるじゃねえか……
「どうですか、どんなスキルがあったか一人ずつ説明して下さい」
え?何で皆が能力を説明しなくちゃならないんだ?
「先生達は、ユニークスキルにより噛み合わせのいい5,6人のパーティーを作りあなた達にはそのチームで行動して貰おうと思っています」
要するに噛み合わせのいいパーティーを作ることによって生き残れる人を増やす、ということか。
「まず、出席番号順に説明して下さい。」
まあ、長いので結論から言うと、神聖能力領域追加のスキル持ちは俺含めても15人しか居なかった。しかも、それ全てがチートスキルだった。
弱い方だと回復魔法補正だけの物もあった。
効果は重宝されるのだが、15の神聖能力領域追加付きの一つに「慈悲」という物があって、その効果が回復魔法最上級"慈悲の光"使用可能、回復魔法回復力10倍、自動再生効果付属という物凄いチートスキルが有ったため、要らない子扱いになってしまったのだ。その他にも色々とあった。
弱いものもあるが、これで魔王を倒せるだろ。
「さて、パーティーは此方が決めるので、部屋に戻って下さい」
部屋に戻ると、早速寝る。今来ている学生服は寝間着としても使える。
「さて、お休み」
「ああ、お休み」
その夜。
健吾はトイレに行くために部屋から出ようとしていた。
何故か扉の外から靴音がする。
耳を近くに寄せると、大臣の声が聞こえてきた。
「ふむ、勇者達の中にも神に気に入られたものがおったか」
「ええ、ですから神の召喚の術式は要らないでしょう」
「馬鹿者、我々は元々勇者達に期待はしておらん、大人ならともかく、殆ど子供ではないか」
「では、近いうちに神の召喚を決行します」
「うむ、解った」
その会話の後、健吾はトイレに行き、寝たのである。
この会話の重要性も知らずに。




