13/42
本編11 レイドボス討伐 序
ドラゴンがそこでは暴れていた。
学校の校庭の半分ぐらいの黒いドラゴン。
「あれなのか…?」
ザンジが話しかけてくる。
「だろうな……」
ドラゴンの頭の近くに、「アポカリプスドラゴン"異変種"」と表示されている。
異変種とは一体……
ゲーム時にも無かったはず……
「異変種……おそらく、通常のモンスターの変異種か何かだろう。」
カズトが呟く。
「さて、行くのか?」
「当たり前だ、行くぞ!」
武器を持ち、戦場へリク達は向かった。
まずは攻撃が当たらないように銃を打ち込む。
まるで鉄のようだ…銃の弾は弾かれる。
ドラゴンがブレスを放ってくる。
これをバックステップで避ける。
レイドボスは、キチガイみたいなHP、攻撃を備えている。
その代わり、攻撃の隙は大きい。
だから、じわじわ攻撃出来るのだ。
攻撃開始から40分。
突如、声が聞こえた。
「おーい、今助けるぞ!」
振り向けば、10人の男女。
助けに来てくれていたのである。




