本編9ダンジョンボス
「どうすればいいんだ……」
本当にどうすればいいんだ。
100万階なんて、テレポータが有っても有ってないようなものだ。
「その事なんだけどさ、確かフェイムの制作中ダンジョンだと思うんだけどさ、下の方の階はレベルが低くても勝てるって書いてあったよ。」
「なんだって!?」
だが、今の状態ではやはり塔の攻略を目指すプレイヤーが多いだろう。だが、レベル上げには使えるだろう。
「じゃあ、行ってみるか。」
やがて、食料も持ち出発した。
そういえば、ロランさんは妖人で、ニナさんは月想人、トーヤ君は犬人らしい。
やがて、テレポータにで創造者の塔へと着いた。
思っていたより大きい。まるでアイン○ラッドだ。構造もアイン○ラッドだが。
中に入ると、第一層の町はとても賑わっていた。
「さあ、ダンジョン行こうか。」
「ああ、一刻も早くクリアしないとな。」
ダンジョン前には人がほぼいない。
死ぬのが怖いのだろう。
中は、3×3m位の通路が続き、いかにもダンジョンだ。
「ねえ、もう399層残してクリアしてあるよ?」
え?
「ラッキーだな、行こうぜ!」
まあ、まだ3体目だ、行けるだろう。
「「「「「「テレポート」」」」」」
ボス前の扉の前にテレポートした。
どうみてもアイン○ラッドの扉だ。
「じゃあ、開けるぞ」
「ああ、行くぞ!」
だが、不思議だ。何故一日で398想層に行けたのに、399は攻略出来ないんだ?
まあいい、行こう。
扉を開けると、巨大なドラゴンとそれと戦う2人の少年がいた。
ドラゴンのゲージは3本、その一つが赤色のゲージになっていた。
「カズト、カイト!?」
え、あの少年がカズト、カイト!?
トッププレイヤーが苦戦するなんて……だが、二人であそこまで削れるのか……
「カズト、加勢するぞ!」
「来るな!!くそ、邪魔だ!!」
そう言いながら、雑魚を一人が蹴散らす。
そして、その答えた少年の腕輪が発光し、その少年の手から光線が出てドラゴンの手を貫く。
「ガアアアアア!!!」
ドラゴンが叫び、少し体制を崩した。
「いまだ!!」
そして、二人を待避させ、僕達も下がる。
「何で来たんだ?」
「それは無いだろ、カイト。」
どうやら、吸血鬼のようである短身の少年が答えた。
「で、誰だ、お前は。」
カズトが聞いてきた。
「僕はリク。」
「俺はザンジだ。」
「そうか、レベルは?」
「3000位だが。」
ザンジが答えた。
「駄目だ、あのボスはレベル250万相当だ。」
「なんだって、それを倒せるようなプレイヤーは居ないのか?」
「そういうプレイヤーは皆好き勝手に振る舞って、この塔を攻略するのはせいぜいレベル300万だ。」
「マジかよ……」
そっちのレベルは何なんだろう。
「223万。」
それなら倒せるじゃん。
「いや、無いはずの攻撃が有るんだ。」
だからか……
「だから、来るな。」
「いや、僕達も加勢する。」
「二人で出来ないことが、8人では出来るはずだ!」
「分かった。行くぞ。」
扉を開けると、すっかり手が治った、ドラゴンがいた。
「行くぞ!」
「ああ!」
あれ?いま、誰かの気配を感じたような……
まあ、気のせいだろう。
エリンさんの魔法が命中した。
カズト、カイトも行けそうだ。
今だ!
「カズト、カイト、行くぞ!」
「ああ、分かった。」
三人で切り裂かれ、ドラゴンの手が宙を舞う。
そして、攻撃を続け、ドラゴンが後もう少しで倒れそうな時、不意にドラゴンが爪を振るった。
「これぐらい大丈夫ってえ!?体が動かない……」
「麻痺毒か…」
そして、ドラゴンのブレスが僕達を襲う。
「もうだめか……」
だが、いつまで経っても、ゲージはゼロにならない。
「何故だ?」
目を開けると、そこには、銀髪の少女がいた。
「君たち、大丈夫?」
少女が話しかけて来る。
「あ、うん、大丈夫。」
「ああ、良かった……」
「とりあえず、ここは僕に!」
「分かった。」
「皆、下がるぞ。」
「ああ。」
そして、少女はドラゴンの攻撃を軽々避け、持っていた剣でドラゴンを"粉微塵"にした。
比喩では無く、本当に粉微塵になっている。
「ありがとう、助けてくれて。」
「ああ、お礼は要らないよ。」
「なあ、俺達と来ないか?」
カズトが話しかける。
「え、良いの!?」
「ああ、大丈夫だ。」
「僕はルカ、宜しく。」
「ああ、宜しく。」
そして、新たに3人増えて9人になったのであった。
ルカが二人居るのはお気になさらず。




