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魔女の行進  作者: ささきさき
西の魔女
8/12

会った

「満足です。」

「リーセリセリセリセリセリセリセリおいしかったかい、びみ勝ったかい。耳買った回。」

「程よい酸味にしっかりとした甘さが感じられる良い味でした。」

「ワオ、お茶の間床の間魔女のまに届きそうな感想だね。」

「畠野さん、次はどこにいけば、同じように魔女を食べることができますか。」

驚いた。幼い話し方をしていたリセが変わった。

二人魔女を食べたからかな。

「次近くは西の魔女なんだけど。」

玲於那れおなさんを見ると、強ばっていた。

だいぶリセとトトに慣れて来たかなと思ったら、魔女への恐怖でダメみたいだ。

「壱、西の魔女の情報言って。」

「西の魔女。名前灰原英はいばらえい。在位382年3ヵ月2日。灰原学園理事長。」

「最古の魔女だね。で僕と玲於那さんの先生。」

「行きたくないよ。」

玲於那さんが言った。

「行きたくない。」

重ねていった。

気持ちはよくわかる。

綺麗で強かった玲於那さんが、お面を着けないと人と話せない変な人になった原因が西の魔女。

ついでに僕が歩けなくなった原因も西の魔女だ。

西の魔女は右手で人を育て、左手で人を潰す。

「西の学園都市に行こうか。」

「はい、行きましょう。」

「即決即決すぐやるか。リセとトトは迷わないよお。」

「行きたく。」

「でもね、行ってもすぐ食べられないと思うよ。西の魔女は用心深いし、北の魔女みたい1人でいない。」

まあ学園の敷地内にある塔に居るんだろうけど。

「行き。」

「実は僕の姉が西の魔女の下で働いてるんだ。聞けば何かわかると思うよ。」

玲於那さんの表情が変わった。姉さんに会いたいんだなってわかる。

まあお面で顔は見えないんだけど。



久しぶりに会った姉さんは、相変わらず丸々していた。

「あらまあ、れおなちゃんに壱じゃないの。やだ案山子あんたまた細くなって。」

これはでは姉でないオカンだ。

「姉さん久しぶり。旦那さんとは仲良くしてるの。」

「それがねあの馬鹿旦那、魔女に喧嘩売って、負けてその代償にあたし、魔女のところに仕えてるのよ。」

「へっ、旦那さんはどうなったの。」

「よく知らないんだけど、死んだみたいよ。あたしも3人目の旦那だったから、三度目の正直かなって思ったんだけどね。」

姉さんがしみじみと言う。姉さんはこう見えて二十代だったりする。

「今日はどうしたんだい。知らない子もつれて。」

姉さんがリセとトトを見る。

「魔女のところにあの子を案内したくてね。魔女どこにいるの。

姉さんは何か言いたげな顔をしたけど魔女の居場所を教えてくれた。

「魔女は塔に居るよ。前みたいに授業教えたりはしていないよ。」

そして玲於那さんに言う。

「れおなちゃん、嫌なことや怖いことがあったらすぐ逃げるんだよ。誰も責めたりしないからね。」

そして姉さんは玲於那さんを抱き締めた。


姉さんの手引きで僕たちは西の魔女に会いに行くことになった。


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