「新世紀エヴァンゲリオン」について 02
「前回までの復習をする」
1990年前半
・時代はバブル崩壊後の暗い暗い世相。全面核戦争で明日にも人類は絶滅しそうな雰囲気
・不景気・政界スキャンダル・デフレ・失われた20年・凶悪犯罪・自殺率の高さ
・宮崎勤事件によってオタクのイメージは最悪に。オタクバッシングが頂点へ
・ノストラダムスの大予言による終末が愈々目前に迫る
「なんつー時代だ」
「人類ってのは何だかんだ言っても「今自分が生きてる時代が史上最悪」だと思いたがる傾向がある…というのは当時の分析で、例えば現在はそういう傾向じゃないよな」
「ゆとり世代の特徴なのか知らんけど、ハッキリ言って自分らはいい時代に生かしてもらってると思ってる」
「当時はそうじゃなかった訳だ。とにかくアニメオタク的に言うと、「アニメ新世紀宣言」で夢見た地平は到来せず90年代に入る頃には地上波から「リアルロボットもの」は全滅。アニメそのものも親の仇みたいなマスコミによるバッシングで元気が無い」
「むう…」
「ちなみにスタジオジブリはこんな感じ」
1 1986年8月2日 天空の城ラピュタ
2 1988年4月16日 となりのトトロ
3 火垂るの墓
4 1989年7月29日 魔女の宅急便
5 1991年7月20日 おもひでぽろぽろ
6 1992年7月18日 紅の豚
7 1994年7月16日 平成狸合戦ぽんぽこ
8 1995年7月15日 耳をすませば
9 1997年7月12日 もののけ姫
「こうして見るとラピュタがかなりカラッとしてるが、88年なんてお化けに墓場って」
「90年代前半でいうと紅豚にぽんぽこだもんなあ」
「ぽんぽこって狸なんだけど全共闘くさくてどうも…」
「ちなみにZ~ZZの時期に公開されたのが「ラピュタ」なんだな。停滞期に入り掛けてたとはいえリアルロボット全盛時に「ラピュタ」なんだから相当異端だっただろう」
「まさか庭園ロボットが宮崎監督なりのロボットって?」
「あれは別のところに元ネタがある。とはいえ、何だかんだでコンスタントに新作作ってるのは凄いけどな。あと、これは当時の風俗になるけど「別冊宝島」がぶいぶい言わせてた」
「??」
「白くて四角いムック本で、アンダーグラウンドなサブカル系読み物だな。妙に荒れた廃墟の白黒写真みたいなのを乗せちゃあ三段組でグダグダ語るみたいなスタイルはオタク第二世代は直撃らしい」
「何を言ってんだかサッパリ分からんって」
「そして…悪夢の1995年が到来する」
「遂に来てしまったか」
「のっけから大災害で幕開けだ」
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阪神・淡路大震災は、1995年(平成7年)1月17日(火)に発生した兵庫県南部地震による大規模地震災害である。
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「1月17日か…」
「まだお正月気分だったそうだ」
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1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒(日本時間=UTC+9)、淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、Mj7.3[注釈 1]の兵庫県南部地震が発生した。
近畿圏の広域(兵庫県を中心に、大阪府、京都府も)が大きな被害を受けた。特に震源に近い神戸市市街地(東灘区・灘区・中央区(三宮・元町・ポートアイランドなど)・兵庫区・長田区・須磨区)の被害は甚大で、日本国内のみならず世界中に衝撃を与えた。戦後に発生した地震災害としては東日本大震災に次ぐ規模であり、戦後に発生した自然災害では、犠牲者の数で伊勢湾台風の5,098人を上回り、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであった。
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「朝の6時前か…大抵の人は寝てるな」
「真昼間に起こった東日本大震災との最大の違いだな」
「色々政府の不手際があったんだよな」
「それについては個別に調べてくれ。とにかくこの世相でめでたいはずの正月からこの有様だ。5千人が死んであの大都会ががれきの山になってんだから関係ない地域の人間も精神的に大打撃なのは分かるよな」
「そりゃそうだろ」
「当然だがまだインターネットが事実上存在していないから日本中がテレビ報道にくぎ付けにならざるを得ない」
「…こういう時には弱いよな」
「全く無い訳じゃなくて1980年代の半ばには一部で動き始めてはいるんだがね」
「そうなのか?」
「エヴァに本格的に入った時にも解説するが、草の根ネットみたいなのはもうバリバリに動いてる。「パソコン通信」と呼ばれてた奴だな」
「へー」
「元々インターネットと言うネットそのものが存在する訳じゃなくて世界中を繋いだ状態を指すからな。まだそれぞれが連結せずにローカルでやってたみたいな感じだ」
「ふーん」
「この世相に大災害じゃ『もうこの世は終わりだ』ムードは相当に醸造されていたと言える」
「だろうな」
「そしてこの日だ」
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1995年(平成7年)3月20日午前8時ごろ、東京都内の帝都高速度交通営団(現在の東京地下鉄(東京メトロ)、以下営団地下鉄)丸ノ内線、日比谷線で各2編成、千代田線で1編成、計5編成の地下鉄車内で、化学兵器として使用される神経ガスサリンが散布され、乗客や駅員ら13人[注 1]が死亡、負傷者数は約6,300人とされる。日本において、当時戦後最大級の無差別殺人行為であるとともに1994年(平成6年)に発生したテロ事件である松本サリン事件に続き、大都市で一般市民に対して化学兵器が使用された史上初のテロ事件として、全世界に衝撃を与え、世界中の治安関係者を震撼させた[注 2]。
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「13人が死亡…」
「逃げ場のない密室だからこの時使用されたサリンの完成度が高かったらどうなっていたか…」
「考えたくも無いな」
「阪神大震災に続いてこれだから、当時の人心を考えてみてくれよ」
「…」
「これに関してはそれこそ日本のジャーナリストの皆さんが頑張ってくれて、何年かおきに物凄く詳細なドキュメンタリーが放送されたりしてるからそっちを見てもらった方が速い」
「そうか」
「ただ、市井の一般人の視点から知人にインタビューしてみると面白いことがいろいろ分かってきた」
「ほう」
「実はこの日付が最悪だったらしい」
「日付?」
「テレビに詳しい人間ならピンと来るはずだ」
「分からん」
「3月20日。4月の番組改編期の直前なんだ」
「…あ…」
「毎週やってた番組なんかも軒並み休みになって特番でつないだりする時期だ」
「そうか…」
「なので、20日には嵐みたいだった報道が21日にはぴたりと止む。通常編成なら放送されてるニュース番組なんかも軒並み休みになってしまって、ロクに「ニュース番組」が流れなかったらしい」
「嘘だろ?」
「信じられんが本当みたいだ。というか22日には強制捜査に入るから事実上情報が解禁になるんだが、21日は続報が無いし、確かなニュースソースを確認することも出来ないから、これだけの大事件なのに画面上では撮りためてあったらしいおバカなバラエティばかり延々流れてたんだそうだ」
「何じゃそりゃ」
「ともあれ22日から先はテレビはオウム一色になる」
「まあ…そうだろうな」
「教祖が逮捕されたのが同年5月16日」
「…そんなもんか」
「この間、テレビは各局が週一くらいのペースでゴールデンタイムに2時間の特番を流すもんだから、視聴者にとってみればほぼ毎日状態だったみたいだ」
「あはは…」
「20日当日は流石にテレビ各局が一斉に中継になるんだが、後年に全く残らない誤報も流されまくった」
「何だって?」
「面白がってニセの犯行声明がかなり送り付けられたらしくて、そんなのがモロに紹介されてるし、あちこちの駅で「不審物が発見された!」と飛ばし気味の報道が流れまくった」
「そうなんだ…」
「是非とも録画しておいてほしかったぜ」
「探せばだれか持ってんじゃねえの?」
「それでいて21日にはぴたりと止むんだから訳が分からん」
「本当なのかそれ?」
「恐らくだが、マスコミは22日の強制捜査を知ってたんだろ。だからそっちにシフトしてたんだ」
「…ありそうな話だ」
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オウム真理教は、かつて存在した麻原彰晃を開祖とする日本の仏教系(原始仏教、チベット仏教)の(新興)宗教団体。一般市民に向けて世界で初めてサリンという化学兵器を利用して大量殺戮を行ったことで世界を震撼させたテロ組織である。
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「一応5月16日をもってこの騒動は収束はする」
「いや、収まらんだろこの程度じゃ」
「当然だ。体感治安の悪化ぶりはデタラメ状態で、日本中で異臭騒ぎが相次いだ」
「そうなんだ」
「単に防犯スプレーをまきながら駅構内を歩き回っただけの愉快犯だったりもしたんだけど、連日続くもんだから『もお駄目だあ!』という感じだったらしい」
「…もう逆方向の祭り状態だな…」
「これが、ノストラダムスの大予言による破局直前…とされてる状態で起こってんだぞ」
「あ…」
「ヒドいのは電車内の異臭騒ぎが起こって良く調べてみたら単に体臭だった…と言うこともあったらしい」
「それはヒドいな」
「実はこの当時に目立って犯罪が増えた統計は無いらしい」
「…そうなの?」
「うん。」
「ちなみにこんな事象もあったりする」
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1995年3月20日の地下鉄サリン事件以降、オウム真理教は上層部の人物をテレビに出演させるプロパガンダ戦略をおこなった。それにより「オウム特番」等連日連夜繰り広げられたオウム報道によって社会現象となり、報道のワイドショー化が一層進んだ。特に1995年5月16日の麻原逮捕までは毎晩どこかの局で2時間程度(日によって異なるが場合によっては3~4時間の場合も)のオウム真理教に関する報道特別番組が組まれていた。その影響で1995年4月~6月クールの連続ドラマの視聴率が低下した(21時から特番を組んだ事もあり、その影響で休止になったり繰り下げとなることも多かったためである)。
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「まあ、そうだろうな」
「ちなみにこの頃は「テレビガイド」系雑誌が本当に何の役にも立たなかったらしい。全部臨時報道番組に化けちまうから予定も何もない」
「あはは…はは…」
「あと、こんな事実もある」
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「オウム真理教を扱った番組は簡単に視聴率が取れる」として、『オウムの法則』(オームの法則と掛けたパロディとも思われる)なる用語まで登場した[10]。実際、1995年の年間視聴率(ビデオリサーチ調べ)の上位50本の中に、オウム真理教関連の番組は関東地区で16本、関西地区では10本登場している。(中略)20年経過した2015年にも特番が製作されており、コンテンツとしてでの人気は根強い。
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「コンテンツとしてって…」
「まあ、事実だよ。詳しく解説せんけど、厨二病的な設定が溢れてる。何しろ武装計画を進めてただの海外に勢力を拡大してただの、半端な『作り話』じゃ全く対抗出来ん」
「まあ…そうだな」
「ちなみにオウム真理教は「オタク集団」という側面も併せ持つ」
「オタク集団?」
「独自制作アニメを作っていたこともあるんだが、空気清浄器を「コスモクリーナー」と名付けるとかあちこちにオタク臭いセンスが垣間見られる」
「う~ん…どうかなあ」
「宮崎勤事件でのオタクバッシングの真っただ中に青春時代を送った知人は、オウムがアニメオタク的な側面を併せ持つことを知って目の前が真っ白になったらしい」
「どうして?」
「決まってるだろ。マスコミがこの事実を利用しない訳が無い。オタクは本当に殺人集団だったんだ!と大宣伝をぶっかまして今度と言う今度はアニメオタクを殲滅に掛かると思われたからさ」
「…被害妄想じゃ」
「2015年じゃなくて1995年の話だぞこれ。宮崎事件はたった6年前だ」
「あ…」
「ところが、結果的にそうはならなかった。ヒステリックなオタクバッシングは少なくとも行われなかったんだ」
「どうしてかな」
「分からんが、慣れてきたんだろうな」
「慣れてきたってどういうことだよ」
「要するにアニメオタクは確かに不気味で気色悪いかも知れないが、実際に犯罪を犯す様なのはごく少数で大半は人畜無害な存在だということが度重なるバッシング報道を繰り返すウチにマスコミも「学習」してきたってことだろ」
「…ちょっと待てよ」
「何だ」
「だったらマスコミはそれまでのヒステリックなオタクバッシングを「間違ってました。すいません」と謝るのが筋だよな?」
「まあ…そうだな」
「謝ったのかね」
「まさか。ンなもん知らん顔に決まってるだろ」
「…クズどもが…」
「ノストラダムスとの関連性についても」
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宮崎哲弥や山本弘は、ベストセラーになったこの本(引用者注・ノストラダムスの大予言)が1980年代以降の新興宗教に少なからぬ影響を与えたと指摘している。実際、この時期の新興宗教には、自分の教団(もしくは教祖)こそが、上記の世界を救う「別のもの」[8]であると主張するものも見られた。さらにこうした影響がその後のオウム真理教による地下鉄サリン事件発生の遠因になったと指摘する者たちもいる[9]。
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「なるほどねえ…」
「当時の世相の一端が分かってもらえたと思う。1995年についてもう少し」
5月1日 - 小林武史がプロデュースするMY LITTLE LOVERがシングル「Man & Woman」でデビューし、ヒットを連発。
5月10日 - 岡本真夜がシングル「TOMORROW」でデビューし、ヒット。
5月13日 - 平井堅がシングル「Precious Junk」(ドラマ『王様のレストラン』のエンディングテーマ)でデビュー。
5月22日 - サザンオールスターズが「マンピーのG★SPOT」で活動を再開。
8月9日 - globeが「Feel Like dance」でデビュー
この年から1997年にかけて、「小室ファミリー」の全盛期。安室奈美恵、trf(現TRF)、華原朋美、H Jungle with t、globeなどがヒットを連発。
「小室ファミリーの全盛期が始まった年かあ…」
「体感だともう少し前から主要なグループはデビューしてたそうだけどな」
ヒット曲
B'z「LOVE PHANTOM」
小沢健二「カローラIIにのって」
福山雅治「HELLO」
シャ乱Q「ズルい女」
DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」
JUDY AND MARY「Over Drive」でブレイク。
相川七瀬が「夢見る少女じゃいられない」でデビュー。
スピッツが「ロビンソン」でミリオンヒット。これによって、一気に知名度がアップした。
桑田佳祐&Mr.Childrenの「奇跡の地球」がミリオンヒットを記録。
TUBE「ゆずれない夏」
*この年は日本のCDとレコードの売り上げの中でもっともミリオンヒットを記録したCDが多かった。
「まだ音楽の売り上げが高かった頃なんだな」
「この辺、オレらには余りピンと来んが、リアルタイム組には懐かしいんだろうな」
「俺でも知ってる曲が沢山あるぞ」
邦画
学校の怪談
耳をすませば
ガメラ 大怪獣空中決戦
ドラえもん のび太の創世日記
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊
ゴジラvsデストロイア
男はつらいよ 寅次郎紅の花
洋画
007 ゴールデンアイ[英]
2月25日 - 『マスク』日本公開
『アポロ13』公開
『マディソン郡の橋』
「え!?平成ガメラって1995年なの!?」
「そうみたいだ」
「またえらい年だなこりゃ」
「ついでに言うと「攻殻機動隊」の押井守監督の最初の映画版だな」
「どっひゃー」
「では問題のアニメだ。とりあえず一気に全部行く」
1995年のアニメ
1月7日 - 『アメリカ物語 ファイベルの冒険』放映開始
1月8日 - 『空想科学世界ガリバーボーイ』、『ちびまる子ちゃん(第2期)』
1月9日 - 『鬼神童子ZENKI』放映開始
1月14日 - 『NINKU -忍空-』放映開始
1月15日 -『ロミオの青い空』放映開始
2月4日 - 『黄金勇者ゴルドラン』放映開始
3月4日 - 『美少女戦士セーラームーンSS』放映開始
4月2日 - 『恐竜冒険記ジュラトリッパー』、『天地無用!』放映開始
4月4日 - 『獣戦士ガルキーバ』、『あずきちゃん』放映開始
4月5日 - 『ウエディングピーチ』、『ヤンボウ ニンボウ トンボウ』、『行け!稲中卓球部』放映開始
4月6日 - 『バイカーマイス』、『十二戦支 爆裂エトレンジャー』、『ふしぎ遊戯』放映開始
4月7日 - 『新機動戦記ガンダムW』、『世界名作童話シリーズ ワ?ォ!メルヘン王国』、『スレイヤーズ』放映開始
4月8日 - NHKオリジナルアニメ『飛べ!イサミ』放映開始
4月10日 - 『ストリートファイターII V』放映開始
4月11日 - 『アリス探偵局(天才てれびくん)』放映開始
4月19日 - 『クマのプー太郎』放映開始
4月20日 - 『ビット・ザ・キューピッド、ぼのぼの(アニメ缶)』放映開始
6月1日 - 『H2 (漫画)』放映開始
7月7日 - 『ナースエンジェルりりかSOS』放映開始
9月9日 - 『ママはぽよぽよザウルスがお好き』放映開始
9月10日 - 『ご近所物語』放映開始。2日連続で大阪制作のアニメを放送させる。
10月2日 - 『バーチャファイター』放映開始
10月3日 - 『爆れつハンター』、『モジャ公』放映開始
10月4日 - 『新世紀エヴァンゲリオン』放映開始。声優の富山敬が亡くなった後、のちに大きな社会現象を起こす。
10月5日 - 『ドッカン!ロボ天どん』『あそぼトイちゃん』『闘魔鬼神伝ONI』放映開始
10月6日 - 『神秘の世界エルハザード』放映開始
10月7日 - 『オズ・キッズ』放映開始
10月12日 - 『怪盗セイント・テール』放映開始
「おお…ゆとり世代には余り分からんが気になるタイトルが幾つかあるな」
「例えば?」
「ストIIって何だよ。あとバーチャファイターもあるんだが」
「格闘ゲームの大ブームだったからな。アニメもあったんだよ」
「スレイヤーズに爆れつハンターか…林原さんの全盛期でもあるな」
「そう。歌手活動も盛んだった。ライブは行わない主義みたいなんで今のアイドル声優とはちょっと違うがね」
「音源だけってこと?」
「そう。ここには書いてないが、文化放送なんかで「アニラジ」と呼ばれるアニメ・漫画・ゲームを題材とした30分のラジオ番組が猛烈な数スタートして、オタクは週末はそっちで眠れなかったらしい」
「…AMラジオだよな?」
「そうそう」
「良くそんなの聞いてたな」
「当時はインターネットラジオも…つーかインターネットも無い。深夜アニメも無いんだよ!ラジオくらいしかないだろ」
「逆に言えばラジオはあった訳か」
「合言葉は!?とかまあ色々。ちなみに当時のアイドル声優さんは自分の事を「声優」と呼ばれるのを嫌がってたらしい」
「へ?じゃあなんて呼べばいいんだよ」
「アーティストとか」
「へ、へぇ…」
「今じゃ『声優』がステータスなところがあるからな」
「時代は変わったもんだ」
「この辺は後でまたやるからもう少し1995年について」
1995年のファッション
GAP日本進出。
ちびT・へそ出しルック流行
安室奈美恵がファッションリーダーになり、彼女のファッションに追随する女性はアムラーと呼ばれた。茶髪、ブーツ、極端な細眉流行。(安室奈美恵ブーム)
光沢素材流行。
コギャル(女子高生)ブーム
プリント倶楽部発売。
東京で裏原宿系の流行始まる。
「プリクラってこの年発売なのか…こりゃタイムスリップして1995年より前に行ったら相当風景が違うな」
「そういうことだ」
1995年のゲーム
2月24日 - 『FRONT MISSION』発売
3月11日 - 『クロノ・トリガー』発売
3月31日 - 『鉄拳』発売
4月1日 - 『Dの食卓』発売
4月23日 - サテラビューによる衛星放送受信サービスが開始
6月30日 - 『アークザラッド』発売
7月21日 - 任天堂がバーチャルボーイ発売
7月21日 - 『Jリーグ実況 ウイニングイレブン』発売
10月6日 - 『タクティクスオウガ』発売
12月1日 - 『バーチャファイター2』発売
12月15日 - 『テイルズ オブ ファンタジア』発売
12月25日 - 『真・女神転生デビルサマナー』発売
「鉄拳ってこの年なんだ」
「アーケード登場はもう少し前。これはPS版の話。あとウイイレとかテイルズもだな」
「地味にバーチャルボーイもあるな」
「D食は懐かしい人には懐かしいだろ」
「そりゃ何だってそうだろ」
「次世代機ブームの頃でもある訳だ。見ての通りスーファミがまだまだ現役でもあるが」
「セガサターンとプレイステーションか」
「…とまあ、こんな感じで振り返って来たが1995年がどういう年だったのか大まかに掴んでもらえたと思う」
「ゲップが出そうなくらいにな」
「当時を知ってる人はかなり思い出してもらえたんじゃないかな」
「だろうな。オウムなんて当時の人は忘れんだろ」
「こんな時代に…あのアニメが産声を上げる」
「遂に来るか」




