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「機動戦士ガンダム」について その18

[1990年代]

戦国武将列伝 爆風童子ヒッサツマン (OVA)

RPG伝説ヘポイ

DETONATORオーガン (OVA)

流星機ガクセイバー (OVA)

超時空世紀オーガス02 (OVA)

冒険!イクサー3 (OVA)

キャッ党忍伝てやんでえ

NG騎士ラムネ&40

装甲巨神Zナイト (OVA)

勇者シリーズ

勇者特急マイトガイン

エルドランシリーズ

絶対無敵ライジンオー

元気爆発ガンバルガー

熱血最強ゴウザウラー

D-1 DEVASTATOR (OVA)

機甲警察メタルジャック

機神兵団 (OVA)

魔法騎士レイアース

ゲッターロボ(ゴウ)

ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 (OVA)

超電動ロボ 鉄人28号FX

マクロス7 - マクロスプラス (OVA)

覇王大系リューナイト - 覇王大系リューナイト アデュー・レジェンド (OVA)

ヤマトタケル

レッドバロン


「一応エヴァまではこんな感じ」


「OAV多いな…地上波を追い出されてるのか?」


「OAVって単発だからブームも何もないし、映像そのものが売り物だからプラモというよりフルスクラッチとかガレージキットとかそういう世界だよな」


「うわぁ…(前川みくにゃん風に)」


「ということで地上波に絞ってみた」


[1990年代]

RPG伝説ヘポイ

キャッ党忍伝てやんでえ

NG騎士ラムネ&40

勇者シリーズ 勇者特急マイトガイン

エルドランシリーズ 絶対無敵ライジンオー

          元気爆発ガンバルガー

          熱血最強ゴウザウラー

機甲警察メタルジャック

魔法騎士レイアース

超電動ロボ 鉄人28号FX

ヤマトタケル

レッドバロン


「勇者シリーズね。子供向けロボットというとこうなってくるわけか。っつっても完全にスーパー系だな」


「ついでに言うと「トランスフォーマー」の影響もある。「くちびるのあるロボット」ってのはオタク第一世代からは嘲笑の対象らしい」


「もういい大人なんだから子供向けアニメみていちいち文句言うなよ!」


「エルドランシリーズなんて、子供がスーパーロボット操るとなれば王道のスーパーロボットだろうな。本来の姿に立ち帰ったとも言えるか」


「…ちょっと待て。子供って結局スーパーロボットの方が素直に楽しめて面白いんじゃないのか?」


「当たり前だろうが。何でロボット一つに量産型だの旧型だの細かいことをチマチマ言って辛気臭い人間ドラマだの政治劇を観なきゃならん。そんな面倒臭いアニメよりずっと面白い」


「えええええぇぇぇぇえぇぇ!?じゃあ80年代の試行錯誤はなんだったんだよ!」


「何だったのかな」


「ああああ…」


「こうしてみるとエヴァ登場以前の90年代には「リアルロボット」は完全に壊滅状態だな」


「…ちょっと待て。ガンダムシリーズってこの時期どうなってんだよ」


「いい質問だ。淘汰を繰り返して「シリーズ」として細々と生き残ったガンダムシリーズはこの時何をしていたか。少し80年代に戻るが振り返ろう」


1979-1980 機動戦士ガンダム 全43話

1985-1986  機動戦士Ζガンダム 全50話

1986-1987 機動戦士ガンダムΖΖ 全47話


「こう言う風に「正史」を紡いできたが、ここで一旦決着を付ける」


1988     機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(映画)


「出たな逆シャア」


「ちなみに「AKIRA」と同じ年。観たことあるよな」


「実はない」


「ぶっちゃけ全くオススメ出来ない。いや、凄い…物凄い映画であるのは間違いないんだが、とにかくまあ持って回ったセリフ回しに説明もせん創作固有名詞使いまくりが極に達してて、ストーリーなんぞ全く把握出来ん迷宮みたいな映画だ」


「そうなのか?」


「そりゃ大まかには分かるが、ロンド・ベルだのスウィートウォーターだのイメージしにくい地名だの団体名だのが入り乱れ(しかも全く説明しない)元々政治劇の色合いが濃かったのにシャアなんて完全に政治家になっちゃっててもお」


「へー」


「富野監督とて日本アニメのクリエイターだからキャラの魅力はかなりのもの。エルピー・プルは勿論だが、「ZZ」はガンダムとしてはともかくルー・ルカなんて実は結構好きだ。ギャグ展開は結構笑える」


「はあ」


「そんな調子で…今風に言えば…「逆シャア」にも萌えキャラも出て来るんだけど、まあビックリするくらいあっさりとパンパン死にまくる」


「え…」


「ラストのアクシズ押し返し場面はちょっと燃えるけど結局結末も良く分かんないし、とにかくもう人の業を絞り出して煮締めたみたいなフィルムだよ」


「…そういう風に紹介されると…」


「シャアの最後の晴れ舞台なのにまさかのマザコン発言でカリスマ性も吹っ飛ばす有様。とはいえ、庵野監督が余りのショックにクリエイター仲間に召集を掛けて豪華同人誌を発刊したことでも知られる様に、カルト映画の資格は十分だ」


「ZZの次の年だし、ファーストから9年目だ。意外にこの頃は時間が凝縮してるんだな」


「そして翌年、遂にガンダムアニメ史に風穴を開ける革命的ソフトが発売される」


1989     機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OAV)


「嘘だと言ってよバーニィ!か…ギリギリ80年代のアニメだったんだな」


「この80年代を持って激動と言わず何といおうかってなもんだ。ともあれ、「パトレイバー」フォーマットのテレビサイズ全6話。年表で振り返るだけだと当時の空気が分かりにくいんだが、ガンダムは大きなお祭りが終焉。テレビの新作リアルロボットなんて絶滅状態だ、ロボットアニメのファンは飢えていたらしい」


「…ん?需要そのものはあったって言いたいのか?」


「一旦ブームになって生まれたものは決して滅びないさ。メインストリームではなかろうが求めるファンはいたってこと。もう世代交代もとっくになされてるが、過去を振り返って観てみたい!という層も結構いたらしい」


「へー」


「当時の証言だと、嗚呼…ガンダムもOAVみたいなマイナージャンルに押し込められてアニメ雑誌の新作情報で数少ない残されたファンが細々と情報漁る様な存在になっちゃったか…という感じだったらしい」


「そういうもんなのか」


「知っての通りこれまた決して「明るいガンダム」じゃない。そもそも主人公がジオン視点。ガンダムが悪役だからな」


「OAVならではか」


「ロボットアクションもそれほど多いとは言えなくて、一番ロボットアクションが多い4巻のレンタルビデオ屋の回転率だけが矢鱈やたらに良くてクリエイター側が反省した…ってエピソードがあるらしい」


「やっぱりロボットアニメなんだから観たいよなそういうの」


「それよりも何よりも「0080」ってのがポイントだ」


「宇宙世紀ものだな」


「これまで小説や漫画なんかでは描かれることも珍しくなかった「一年戦争の別の側面」を遂に『映像で』公式に描くことが実質解禁になった訳だ」


「…あ…」


「更に言うと「非・富野『映像ガンダム』」の解禁でもある」


「そうか…」


「これまではZ、ZZ、逆シャアと常に「前へ前へ」と進み続けてきた時間軸が初めて一年戦争まで後退したってことだ」


「…確かに凄いが、なるほどこれは両刃の剣かもな」


「ああ。これまで何だかんだ言っても「いつまでもガンダムガンダム言わないでくれ!オレたちは新作作ってるんだから新作を観てくれ!」と強弁し続けてきたクリエイター側が遂に「ガンダムにおんぶにだっこ」体制に転換した瞬間でもあったからだ」


「そう悪い言い方をするなよ」


「ま、歴史の必然ではあったが」


1991     機動戦士ガンダムF91(映画)


「ガンダムシリーズもここで90年代に突入。元々新テレビシリーズのパイロットフィルム的な意味合いが大きかったみたいだが、受け入れられなかったみたいだな」


「本当に富野監督って新主人公繰り出すのに抵抗ないよな」


「凡庸なクリエイターならアムロ・シャアあたりにこだわってしまいそうだがね」


1991     機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(OAV)


「デンドロビウムだな」


「おお。ダンバイン以来のMIO(現MIQ)ボーカル主題歌も燃える王道的ガンダムだ。「ソロモンの悪夢」アナベル・ガトーやデンドロビウム、歴代ガンダムクズヒロインとしてトップ争いの常連、ニナ・パープルトンも登場」


「あのさあ…」


「今度はファーストと「Z」の合間を繋ぐエピソードという位置づけで、もう「サイドストーリー描き」は当たり前になってる」


「だな」


「阻止限界点を巡る攻防は“熱い”の一言。気合の入ったMSバトルも文句なし!」


「これって過去作見なくても分かるのか?」


「全く問題ない。オレなんぞ「Z」よりこっちが先だったけど全然違和感なかったぞ」


「へー」


「といってもラストの意外なオチはシリーズを観てきた人へのご褒美だな。Zからのゲストキャラもあちこちにいる。初見じゃ全く分からんかった。勿体なかった」


「そうなんだ」


「様々な非公式設定が本編に取り入れられ、セリフで発されるのは正に感無量。「iフィールド(あいふぃーるど)」がどうこうって過去作にも無いからなあ。そもそもヒロインがアナハイム・エレクトロニクスのOLなんだからニヤリなんてもんじゃない」


「なるほどね」


「ある意味サービス過剰で、「ガンダムファンのためのガンダムをガンダムファンが作ってる」感じだ。今のユニコーンと考えればまあ間違いない。こうなってくると、もうこの路線で「ガンダム」作り続けるのは当たり前みたいな風潮になるわな。それでいてアムロなんて影も形も無いのに間違いなく「ガンダム」してる。これは画期的だ。そして遂に「非・宇宙世紀もの」が幕を開ける」



1993-1994  機動戦士Vガンダム 全51話


「で、出たぁ~…鬱アニメ」


「ガンダムヒロインワーストランキング上位常連のカテジナ・ルースを生んだ問題作。今時ギロチン処刑なんかのアナクロさやら、終盤の「エンジェル・ハイロウ」あたりを巡るオカルト展開。ついでに直接描写こそはされないがスプラッタ展開まであって「エヴァ」に非常に大きく影響を与えたと言われてる」


「「母です」…っつって生首詰まったヘルメットを渡して来るアニメだな」


「ただ、そういうところばかり注目されるけど、「F91」を除けば初めて富野監督が「宇宙世紀でない」「ガンダムと名前のついた」テレビシリーズをディレクションした意義を強調したいね」


「うん。とはいえこれってどうなのかね」


「ん?」


「ガンダム描きたいってんならガンダム名乗るのはありだろうけど、宇宙世紀でもないし…正史とのつながりも希薄だ。別に全くの新作と言われても違和感ない…よな」


「無いね」


「じゃあどうしてガンダムを名乗る?ガンダムの名前の虎の威を借ってるってことなのか?」


「残念だがそういうことだ」


「そんな…」


「このアニメには面白いエピソードに事欠かない。目一杯凝縮すると、主人公が遂に最年少記録となる13歳となり、複雑化の一途を辿っていた戦況を大幅に単純化した」


「ほう」


「連邦対ジオンという対立軸が明確だったファーストに対して、連邦、ジオン残党、ティターンズ、エゥーゴ、アクシズ、カラバと大量に入り乱れて訳が分からんことになっていたZの反省からか、Vでは「ザンスカール帝国対リガ・ミリティア」という構図のみ。これは最後まで崩れない」


「そうなんだ」


「ガンダムを名乗る最初の非ガンダムアニメってことなのか、「白い悪魔」とか「ミノフスキー粒子」とかがセリフに登場して、正史とのつながりをどことなく匂わせる」


「ふーん」


「正直、そのミリタリー趣味の濃厚さやら猛烈に密度の高いエピソード、「少年主人公、大河ドラマ一話完結、人類の運命が掛かる」と個人的に時代に残ると思うアニメの要素を全部満たしてる」


「はあ」


「恐らくガンダムテレビシリーズで人気投票をやったら下から数えた方が速いくらいの低位だろうし、「痛々しいガンダム」という評価がせいぜいだろうな」


「だろうな」


「ただ、そういう奴は本当に観てるのか?と言いたい。情報量、テンポといい完成度に於いてはファーストにも全く引けを取らない力作だ」


「言い切るな」


「とはいえ、明確な欠点も沢山ある」


「ほう」


「まず、破滅的にMSがダサい。本当にダサい。巨大タイヤで都市を踏みつぶすとか、「バイク乗りの誇りに賭けて」のバイクおっさんたちやら…果ては「まんが日本むかし話」のOPの竜みたいなMAまで登場する」


「…何言ってんの?」


「観て確かめてくれよマジで。目を疑ったよ」


「ほ、ホントだ…」


「結局子供向けなのに徹しきれなかったなあ…と言う感じ。全体の構成がすっきりしてるのはいいんだけど、カテジナの狂気、エンジェル・ハイロウあたりのオカルト趣味、そしてスプラッタ描写」


「…子供はどうだったんだ」


「夕方に放送してるロボットアニメともなると、子供からの手紙が来るそうなんだけどこの作品には下手すると一通も来ないんでおかしいな?と思ってたら母親をクビチョンバしてぶち殺した翌週に「こんなアニメはもう観ません」と書かれたファンレター(?)が一通だけ来たらしい」


「うわぁ…(絶句)」


「ただ、街中でそうと知らずに敵の司令官と酒場で邂逅してみたりを「ファーストのトレース」じゃなくてやっちゃうあたり、富野監督の作風なんだろうな。だからやってることはいつもと一緒で、基本的には最善の手法を取ってるのに人気は出なかった」


「いや…無理だろ。人が死にまくるイメージしかないぞ。シュラク隊の姉さんたちとか」


「あ、ロリ趣味が横溢おういつしてる日本アニメ界にあって非常に珍しい「おねショタ」趣味のアニメなんで、「姉萌え」の人にはバイブルだ。それは言っとく」


「何なんだよ」


「シャアにララァをお母さん呼ばわりさせるあたりからも、監督の趣味なのかなあ。13歳の男の子になって魅力的な妙齢の美女にもてあそばれたいという。…気持ちは分かる」


「おい」


「ともあれ、『エヴァ前夜』最後のガンダムが次」


1994-1995  機動武闘伝Gガンダム 全49話


「遂にこれが来たな」


「うん。遂にテレビにおいても非富野監督作となり、明確に宇宙世紀以外となる」


「全部ガンダムったって意味が違うだろこれは」


「良くも悪くも今川アニメだ。ここまでぶっ飛んでいたからここから先は何でもありになる」


「実際どうなんだ」


「面白いよ。デビルガンダムを巡る大河ストーリーになってるし、「東方不敗」という名(迷?)キャラを生んだ。ただまあ、言われ飽きてるだろうが『ガンダムでなきゃね』」


「やっぱりか」


「こうして観てみると、87年のZZガンダム終了から94年のGガンダムまでロボットアニメそのものは細々と続いてることが分かるな」


「しょっちゅう数年単位の中断挟むゴジラシリーズよりも中断は短いぞ」


「もう一度ここまでを振り返った上で総括する」


1979-1980 機動戦士ガンダム 全43話

1985-1986  機動戦士Ζガンダム 全50話

1986-1987 機動戦士ガンダムΖΖ 全47話

1988     機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(映画)

1989     機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OAV)

1991     機動戦士ガンダムF91(映画)

1991     機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(OAV)

1993-1994  機動戦士Vガンダム 全51話

1994-1995  機動武闘伝Gガンダム 全49話


「よく見ると、テレビシリーズってZZ終了の87年からVの始まる93年まで6年も中断があるな」


「OAVがあるとはいえ、子供の世界で6年といえば小学校にいる小学生が一人残らず入れ替わる期間だ。中学一年生が高校を出てしまうほどの長い中断は当時がどういう空気だったかを物語るだろう」


「ガンダムなんて過去の遺物だ!…てなもんか」


「この表だとまだイメージしにくいだろうからこうしてみよう」


1979-1980 機動戦士ガンダム 全43話

1980

1981

1982

1983

1984

1985-1986  機動戦士Ζガンダム 全50話

1986-1987 機動戦士ガンダムΖΖ 全47話

1987

1988     機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(映画)

1989     機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OAV)

1990

1991     機動戦士ガンダムF91(映画)

1991     機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(OAV)

1992

1993-1994  機動戦士Vガンダム 全51話

1994-1995  機動武闘伝Gガンダム 全49話


「テレビシリーズのみにするとこうなる」


1979-1980 機動戦士ガンダム 全43話

1980

1981

1982

1983

1984

1985-1986  機動戦士Ζガンダム 全50話

1986-1987 機動戦士ガンダムΖΖ 全47話

1987

1988

1989

1990

1991    

1992

1993-1994  機動戦士Vガンダム 全51話

1994-1995  機動武闘伝Gガンダム 全49話


「おお。これは分かりやすい。完全な断絶があるな」


「Vガンダムで一応テレビシリーズとして再開はするが、プラモの取り合いで将棋倒し起こしたあの時代とは比べるまでも無い。この表だと空欄になってるが、八十年代後半なんてもう激動の時代。ファミコンの発売が1984年でゲームブームもある。時代はバブル景気。ジャパン・アズ・ナンバーワンの頃。ありとあらゆるジャンルがエキサイティングに盛り上がってるこの時代に「ぽっかり」ガンダムシリーズの新作が無い」


「あ…」


「ついでに言っておくと「格闘ゲームブーム」を起こした「ストリートファイターII」が1991年発売だ」


「…なるほど。それにアニメ主題歌もタイアップ当たり前で何の曲だか分からなくなってるのが当たり前の時代だな」


「それは「めぞん一刻」あたりからそういう傾向はあるんだがな。ポイントとしては、今でこそインターネットがあり、データベースが豊富だが、当時はアニメ一つ観るのも半ば「五里霧中」、アニメ雑誌がガンダムの新作出る度に年表掲載してくれるならともかくそんなことは全く無かった」


「つまりどういうことだ?」


「次の新作こそが究極の決定版!という感じで期待するものだった訳だ」


「???」


「これは当時の空気みたいなものだから後から知識としてだけ知る世代には共感しにくい。江戸時代の庶民は現代人よりも「歴史の流れ」が分からないからペリー来襲に驚く訳だけど、現代人から見ると「沢山ある出来事の内の1つ」にしか過ぎないだろう」


「まあそうだが」


「分からんが、恐らくは80年代の後半くらいまでは「究極の作品」を渇望してたんじゃないかな。求めても求めえない「神の一手」みたいな」


「はあ」


「いざこれから始まる作品がぶっちゃけ「ガンダム作品のどのあたりに位置づけられるのか」という広い視野とかが全く無かったんだよ。まあ、ガンダムは最初の劇場版が公開される頃にはマニアックなムック本がバンバン出る様な状態ではあったが、アニメ雑誌買って楽しみにしてるごく普通のファンたちはそこまでマニアックな視点など持つはずもない」


「そらそうだろ」


「90年代に入ってるから地域によっては多少改善してるとはいえ、基本的に過去のテレビアニメを観返すなんて夢のまた夢の時代だ。名場面集くらいだったらありあらゆるアニメがクリック一つで動き出す現在よりも、皮肉にも実際の時代は今よりずっと近いのに心理的な距離は今よりずっと遠い」


「う~ん」


「当時のロボットアニメの停滞って、上手く言えんけど『所詮アニメなんかじゃ世の中変わらん』という諦めに近いものだったんじゃないかな」


「でも、ロボットアニメの数は少なくてもオタクアニメは大量にあった訳だろ?」


「ああ。アニメそのものはもうブームの域を超えて定着してる。ただ、ある程度の年齢が行っても依然変わらずアニメ観てる様なのはかなり特殊ではあるな。そしてそいつらの需要を満たすためにどんどんマニアックになっていく」


[1990年代]

戦国武将列伝 爆風童子ヒッサツマン (OVA)

DETONATORオーガン (OVA)

流星機ガクセイバー (OVA)

超時空世紀オーガス02 (OVA)

冒険!イクサー3 (OVA)

装甲巨神Zナイト (OVA)

D-1 DEVASTATOR (OVA)

機神兵団 (OVA)

ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 (OVA)

マクロス7 - マクロスプラス (OVA)

覇王大系リューナイト - 覇王大系リューナイト アデュー・レジェンド (OVA)


「OAVしかねえのかよこの頃は…。宮崎勤事件は?」


「1989年。正に90年代に入る直前に「アニメオタク」の社会的イメージは「人殺し予備軍のディープな変態」というこれ以上落ちようがないほど最悪に落ちた」


「う~ん」


「エヴァは1995年だからたった6年後だ。ともあれ、「アニメ新世紀宣言」で夢見た地平は遂に到来せず、何だか新作ロボットはよくわからんしょっぱいものばかり。その上アニメオタクを自称するド変態の猟奇殺人事件だ」


「最悪だ」


「もうそろそろエヴァ編に入りたいがその前にこの事件を」




1979-1980 機動戦士ガンダム 全43話

1985-1986  機動戦士Ζガンダム 全50話

1986-1987 機動戦士ガンダムΖΖ 全47話

1988     機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(映画)

1989     機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(OAV)

1991     機動戦士ガンダムF91(映画)

1991     機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(OAV)

1993-1994  機動戦士Vガンダム 全51話

1994-1995  機動武闘伝Gガンダム 全49話

1995-1996  新機動戦記ガンダムW 全49話

1996-1999  機動戦士ガンダム 第08MS小隊(OAV)

1996     機動新世紀ガンダムX 全39話

1999-2000 ∀ガンダム 全50話

2002-2003  機動戦士ガンダムSEED

2004-2005  機動戦士ガンダムSEED DESTINY

2007-2009  機動戦士ガンダム00

2011-2012  機動戦士ガンダムAGE

2013-2014  ガンダムビルドファイターズ

2014-2015  ガンダム Gのレコンギスタ



スーパーロボットの定義


・血縁者(大抵は直系尊属)の作った巨大ロボットを子供が操る

・勧善懲悪

・敵は異文明・異星人などの「非・人間種族」(とはいっても日本語を話す)

・何故か日本だけ襲ってくる。もしくは主人公たちの行動範囲内で暴れる

・気合と根性、友情で勝利を掴む



リアルロボットの定義


・主役ロボットは工業製品であり、個人の発明家などによるものではなく企業や国家規模の団体による

・正義・悪の定義が必ずしも明確ではない

・敵は人間種族

・敵方にも意図があって行動している

・主人公たちは時には権謀術数、政治の駆け引きに振り回される



1979年

1月7日 - 『赤毛のアン』放映開始

2月3日 - 『ゼンダマン(タイムボカンシリーズ)』放映開始

4月2日 - 『ドラえもん』(第2作1期)放映開始。(今シリーズに関しては2005年3月15日に放送終了)

4月4日 - 『ザ☆ウルトラマン』放映開始

4月7日 - 『機動戦士ガンダム』放映開始

10月10日 - 『ベルサイユのばら』放映開始

12月15日 - 映画『ルパン三世 カリオストロの城』(宮崎駿監督)公開


マジンガーZ1972年(昭和47年)12月3日から1974年(昭和49年)9月1日

グレートマジンガー1974年(昭和49年)9月8日~1975年(昭和50年)9月28日

UFOロボグレンダイザー1975年(昭和50)10.5~1977年(昭和52年)2.27

ゲッターロボ1974年(昭和49年)4月4日~1975年(昭和50年)5月8日

ゲッターロボG1975年(昭和50年)5月15日~1976年(昭和51年)3月25日

勇者ライディーン1975年(昭和50年)4月4日~1976年(昭和51年)3月26日

鋼鉄ジーグ1975年(昭和50年)10月5日から1976年(昭和51年)8月29日

マグネロボ ガ・キーン1976(昭和51)9月5日~1977年(昭和52年)6月26日

超人戦隊バラタック1977(昭和52)7月3日から1978年(昭和53年)3月27日

宇宙の騎士テッカマン1975年7月2日から同年12月24日まで

大空魔竜ガイキング1976(昭和51)4月1日から1977年(昭和52年)1月27日

ゴワッパー5 ゴーダム1976年4月4日から同年12月26日まで身長30.0m

超電磁ロボ コン・バトラーV 1976(昭和51)4.17~1977(昭和52)5月28日

超電磁マシーンボルテスV1977(昭和52)6月4日から1978(昭和53)3月25日

闘将ダイモス1978年(昭和53)4月1日から1979年(昭和54)1月27日

グロイザーX1976年(昭和51年)7月1日から1977年(昭和52年)3月31日まで

ブロッカー軍団IVマシーンブラスター1976(昭和51)7.5~1977(昭和52)3.28

UFO戦士ダイアポロン1976年(昭和51年)4月6日から同年9月28日まで

惑星ロボ ダンガードA1977(昭和52)3月6日から1978(昭和53)3月26日

合身戦隊メカンダーロボ1977(昭和52)3月3日から同年12月29日

超合体魔術ロボ ギンガイザー1977(昭和52)4月9日から同年10月22日まで


無敵超人ザンボット3 1977(昭和52)10月8日から1978(昭和53)3月25日

無敵鋼人ダイターン31978(昭和53)6月3日から1979(昭和54)3月31日まで


宇宙魔神ダイケンゴー1978(昭和53)7月28日から1979(昭和54)2月15日


機動戦士ガンダム1979(昭和54)4月7日から1980(昭和55)1月26日


未来ロボダルタニアス1979(昭和54)3月21日から1980(昭和55)3月5日

闘士ゴーディアン1979(昭和54)10月7日から1981(昭和56)2月22日

太陽の使者 鉄人28号1980(昭和55)10月3日から1981(昭和56)9月25日

逆転イッパツマン1982年2月13日から1983年3月26日まで


伝説巨神イデオン1980年(昭和55年)5月8日から1981年(昭和56年)1月30日

無敵ロボトライダーG7 1980(昭和55)2月2日から1981(昭和56)1月24日

宇宙戦士バルディオス1980(昭和55)6月30日から1981(昭和56)1月25日

宇宙大帝ゴッドシグマ1980(昭和55)3月19日から1981(昭和56)3月25日

百獣王ゴライオン1981(昭和56)3月4日から1982(昭和57)2月24日

六神合体ゴッドマーズ1981(昭和56)10月2日から1982(昭和57)12月24日

戦国魔神ゴーショーグン1981年(昭和56年)7月3日から同年12月28日

最強ロボ ダイオージャ1981(昭和56)1月31日から1982(昭和57)1月30日

銀河旋風ブライガー1981(昭和56)10月6日から1982(昭和57)6月25日

銀河烈風バクシンガー1982(昭和57)7月6日から1983(昭和58)3月29日

銀河疾風サスライガー1983(昭和58)4月5日から1984(昭和59)1月31日

太陽の牙ダグラム1981(昭和56)10月23日から1983(昭和58)3月25日

超時空要塞マクロス1982年10月3日から1983年6月26日

超時空世紀オーガス1983年7月3日から1984年4月8日まで

超時空騎団サザンクロス1984年4月15日から同年9月30日まで

機甲艦隊ダイラガーXV 1982(昭和57)3月3日から1983(昭和58)3月23日

戦闘メカ ザブングル1982(昭和57)2月6日から1983(昭和58)1月29日

魔境伝説アクロバンチ1982年(昭和57年)5月5日から同年12月24日

装甲騎兵ボトムズ1983年(昭和58年)4月1日から1984年(昭和59年)3月23日

特装機兵ドルバック1983年10月7日から1984年6月22日まで

聖戦士ダンバイン1983年(昭和58年)2月5日から1984年(昭和59年)1月21日

機甲創世記モスピーダ1983年10月2日から1984年3月25日全長:2,050mm

銀河漂流バイファム1983年10月21日から1984年9月8日まで

亜空大作戦スラングル1983年1月24日から1984年1月27日まで

光速電神アルベガス1983(昭和58)3月30日から1984(昭和59)2月8日


鉄腕アトム(テレビシリーズ 1963年-1966年)- 脚本・演出

海のトリトン(テレビシリーズ 1972年)- 総監督・脚本

勇者ライディーン(テレビシリーズ 1975年-1976年)- チーフ・ディレクター(前半のみ)・演出・絵コンテ

ラ・セーヌの星(テレビシリーズ 1975年)- 監督(後半のみ)

無敵超人ザンボット3(テレビシリーズ 1977年-1978年)- 原作・総監督

無敵鋼人ダイターン3(テレビシリーズ 1978年-1979年)- 原作・総監督

機動戦士ガンダム(テレビシリーズ 1979年-1980年)- 原作・総監督

伝説巨神イデオン(テレビシリーズ 1980年-1981年)- 原作・総監督

戦闘メカ ザブングル(テレビシリーズ 1982年-1983年)- 原作・監督

聖戦士ダンバイン(テレビシリーズ 1983年-1984年)- 原作・総監督

重戦機エルガイム(テレビシリーズ 1984年-1985年)- 原作・総監督

機動戦士Ζガンダム(テレビシリーズ 1985年-1986年)- 原作・総監督

機動戦士ガンダムΖΖ(テレビシリーズ 1986年-1987年)- 原作・総監督

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場用作品 1988年)- 原案・原作・総監督・脚本

機動戦士ガンダムF91(劇場用作品 1991年)- 原作・監督・脚本

機動戦士Vガンダム(テレビシリーズ 1993年-1994年)- 原作・総監督

[1990年代]

戦国武将列伝 爆風童子ヒッサツマン (OVA)

RPG伝説ヘポイ

DETONATORオーガン (OVA)

流星機ガクセイバー (OVA)

超時空世紀オーガス02 (OVA)

冒険!イクサー3 (OVA)

キャッ党忍伝てやんでえ

NG騎士ラムネ&40

装甲巨神Zナイト (OVA)

勇者シリーズ

勇者特急マイトガイン

エルドランシリーズ

絶対無敵ライジンオー

元気爆発ガンバルガー

熱血最強ゴウザウラー

D-1 DEVASTATOR (OVA)

機甲警察メタルジャック

機神兵団 (OVA)

魔法騎士レイアース

ゲッターロボ(ゴウ)

ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 (OVA)

超電動ロボ 鉄人28号FX

マクロス7 - マクロスプラス (OVA)

覇王大系リューナイト - 覇王大系リューナイト アデュー・レジェンド (OVA)

ヤマトタケル

レッドバロン

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