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「機動戦士ガンダム」について その10


「ここで「勧善懲悪」持ち出されるのは違和感あるなあ。「アメリカ人だから許せない」って構図だろ?」


「ばーか」


「っ!?」


「なーんの関係もねーよ。アメリカ人だろうが日本人だろうが関係ないの」


「え?でも『リング上でアメリカ人をぶっ倒す』ことに意味があるって言ったよな?」


「ああ。ここが力道山の才能…と言いたいところだが、アメリカのプロモーターに指導されていたのかどうかまでは知らん。とにかく力道山は、ただアメリカ人であるというだけで「許せん!」というお膳立てが出来てるシチュエーションであるにもかかわらず、更にその上に「悪役」を演じさせて「勧善懲悪」に仕立てたんだ」


「悪役…つまり悪いことをするってことだな?」


「やっと飲み込んできたか。そういうことだ」


「リング上の悪いことって何だよ」


「決まってる。『卑怯な反則』だよ。凶器攻撃とか首絞めとか…色々だ」


「はあ」


「力道山の試合…というかプロレスの試合は基本的にまずベビーフェイス(善玉)がヒール(悪役)の「卑怯な反則攻撃」でピンチに陥り、絶体絶命になるもんなんだ」


「…はあ」


「普通に戦ってさえいれば間違いなく強いのに、椅子でぶん殴ったり不意を衝いて首を絞めたりとヒール(悪役)はとにかく悪の限りを尽くして観客をイラつかせる訳だ」


「…確かにイライラするな」


「我慢して我慢して、観客のイライラが頂点に達する正にその瞬間に炸裂するカラテチョップ!」


「っ!!!?!」


「あれだけ調子に乗ってたアメ公(文脈上失礼します)が目を白黒させてる!いい気味だ!って訳。そこに次々にチョップが炸裂して、たちまちひっくり返る!観客は大熱狂だよ!」


「…これは…」


「解説してるだけでも興奮してきた。どうだ?これが「勧善懲悪」だよ」


「…」


「悪ってのは、劇中で許せないことをした奴が悪なんであって、観客や視聴者が「やっちまえ!」「ブチ殺せ!」となった段階で遂にボコボコにする!…のが正しい」


「…そういうことか」


「本当に良く考えられてるな…と思うのが「カラテチョップ」という技のチョイスだよ」


「何だそれは」


「これ以上単純な技なんて無いだろ。やれ関節技だの何のという屁理屈が一切いらん」


「まあな」


「しかもナックルパート(拳でぶん殴る)や張り手なんかだと怪我の危険があるが、チョップだと接地面積が狭すぎず広すぎないから、殴った側も殴られた側も怪我をしにくい」


「なるほど」


「動きも物凄く直感的に分かりやすいにもかかわらずダイナミック。完璧だ」


「…これがスーパーロボットで実現されてると」


「全部じゃないがね。悪の怪獣は大抵無辜の一般市民に犠牲を出す。それで「許せん!」となって出動するのが正義のロボットだろ?」


「あ…」


「時代劇の話をすると、特に「仕事人」系がこの手の演出が優れてる」


「そうなのか?」


「ああ。基本的には「観客」である視聴者は、余りにも悪役が悪いことをするからいざ仕事人が乗り込む時には「殺せ!」と言う気になってる」


「だから悪いことって何だよ」


「卑怯卑劣であることさ。例えば善良な町人の孝行娘がいたとする」


「ふんふん」


「ところがある日悪代官と越後屋が地上げをたくらんで、娘が働いてる実家の甘味屋に地上げを仕掛けた」


「また越後屋か…」


「越後屋どうでもいい。悪の商人とか適当なのにしとけ。ともかく、孝行娘はのらりくらりとかわすけど、日中に店を荒らされたりセクハラされたりするわけだ」


「む…」


「そこで一応昼行燈ひるあんどんの主人公に相談したりはするんだけど、この時点ではまだ何も出来ない」


「だろうな」


「悪の商人は土地さえ手に入ればいいとばかりに孝行娘の実家に放火する」


「…何て奴だ」


「たとえ話だぞ?でもって孝行娘の前で雇った乱暴者に両親を殴り殺させる」


「…」


「その上泣き叫ぶ孝行娘をボコボコにして放り出す」


「…」


「その一報を聞きつけた仕事人が立ちあがり、臨時収入で酒盛りを開いてるバカどもを成敗するってわけだ…気持ちいいだろ?」


「…悔しいが気持ちいい…」


「あくまでフィクションだ!フィクション。実際には惨殺された孝行娘なんて実在してない。しかし、悪を叩きのめす快感ってのは、如何いかにして「こいつらは叩きのめすのに一切の遠慮の要らない悪なんですよ」という演出が出来ているかがポイントになる。だから言ったろ「悪いことをしている奴」が悪いのであって、〇〇だから悪いなんて話にはならんのだ」


「…それがスーパーロボットでは出来てると」


「ま、結果的にだ」


「…ん?ちょっと待てよ」


「何だよ」


「一番面白いのは勧善懲悪だと言ったな」


「ああ言った」


「それがスーパーロボットにおいては実現出来ていると」


「うん」


「それって、闘将ダイモスだのザンボット3だのの「実験的」作品群でもそうなのか?」


「…痛いところを衝くじゃねえか」




スーパーロボットの定義


・血縁者(大抵は直系尊属)の作った巨大ロボットを子供が操る

・勧善懲悪

・敵は異文明・異星人などの「非・人間種族」(とはいっても日本語を話す)

・何故か日本だけ襲ってくる。もしくは主人公たちの行動範囲内で暴れる

・気合と根性、友情で勝利を掴む



リアルロボットの定義


・主役ロボットは工業製品であり、個人の発明家などによるものではなく企業や国家規模の団体による

・正義・悪の定義が必ずしも明確ではない

・敵は人間種族

・敵方にも意図があって行動している

・主人公たちは時には権謀術数、政治の駆け引きに振り回される



1979年

1月7日 - 『赤毛のアン』放映開始

2月3日 - 『ゼンダマン(タイムボカンシリーズ)』放映開始

4月2日 - 『ドラえもん』(第2作1期)放映開始。(今シリーズに関しては2005年3月15日に放送終了)

4月4日 - 『ザ☆ウルトラマン』放映開始

4月7日 - 『機動戦士ガンダム』放映開始

10月10日 - 『ベルサイユのばら』放映開始

12月15日 - 映画『ルパン三世 カリオストロの城』(宮崎駿監督)公開


マジンガーZ1972年(昭和47年)12月3日から1974年(昭和49年)9月1日

グレートマジンガー1974年(昭和49年)9月8日~1975年(昭和50年)9月28日

UFOロボグレンダイザー1975年(昭和50)10.5~1977年(昭和52年)2.27

ゲッターロボ1974年(昭和49年)4月4日~1975年(昭和50年)5月8日

ゲッターロボG1975年(昭和50年)5月15日~1976年(昭和51年)3月25日

勇者ライディーン1975年(昭和50年)4月4日~1976年(昭和51年)3月26日

鋼鉄ジーグ1975年(昭和50年)10月5日から1976年(昭和51年)8月29日

マグネロボ ガ・キーン1976(昭和51)9月5日~1977年(昭和52年)6月26日

超人戦隊バラタック1977(昭和52)7月3日から1978年(昭和53年)3月27日

宇宙の騎士テッカマン1975年7月2日から同年12月24日まで

大空魔竜ガイキング1976(昭和51)4月1日から1977年(昭和52年)1月27日

ゴワッパー5 ゴーダム1976年4月4日から同年12月26日まで身長30.0m

超電磁ロボ コン・バトラーV 1976(昭和51)4.17~1977(昭和52)5月28日

超電磁マシーンボルテスV1977(昭和52)6月4日から1978(昭和53)3月25日

闘将ダイモス1978年(昭和53)4月1日から1979年(昭和54)1月27日

グロイザーX1976年(昭和51年)7月1日から1977年(昭和52年)3月31日まで

ブロッカー軍団IVマシーンブラスター1976(昭和51)7.5~1977(昭和52)3.28

UFO戦士ダイアポロン1976年(昭和51年)4月6日から同年9月28日まで

惑星ロボ ダンガードA1977(昭和52)3月6日から1978(昭和53)3月26日

合身戦隊メカンダーロボ1977(昭和52)3月3日から同年12月29日

超合体魔術ロボ ギンガイザー1977(昭和52)4月9日から同年10月22日まで


無敵超人ザンボット3 1977(昭和52)10月8日から1978(昭和53)3月25日

無敵鋼人ダイターン31978(昭和53)6月3日から1979(昭和54)3月31日まで


宇宙魔神ダイケンゴー1978(昭和53)7月28日から1979(昭和54)2月15日


機動戦士ガンダム1979(昭和54)4月7日から1980(昭和55)1月26日


未来ロボダルタニアス1979(昭和54)3月21日から1980(昭和55)3月5日

闘士ゴーディアン1979(昭和54)10月7日から1981(昭和56)2月22日

太陽の使者 鉄人28号1980(昭和55)10月3日から1981(昭和56)9月25日

逆転イッパツマン1982年2月13日から1983年3月26日まで


伝説巨神イデオン1980年(昭和55年)5月8日から1981年(昭和56年)1月30日

無敵ロボトライダーG7 1980(昭和55)2月2日から1981(昭和56)1月24日

宇宙戦士バルディオス1980(昭和55)6月30日から1981(昭和56)1月25日

宇宙大帝ゴッドシグマ1980(昭和55)3月19日から1981(昭和56)3月25日

百獣王ゴライオン1981(昭和56)3月4日から1982(昭和57)2月24日

六神合体ゴッドマーズ1981(昭和56)10月2日から1982(昭和57)12月24日

戦国魔神ゴーショーグン1981年(昭和56年)7月3日から同年12月28日

最強ロボ ダイオージャ1981(昭和56)1月31日から1982(昭和57)1月30日

銀河旋風ブライガー1981(昭和56)10月6日から1982(昭和57)6月25日

銀河烈風バクシンガー1982(昭和57)7月6日から1983(昭和58)3月29日

銀河疾風サスライガー1983(昭和58)4月5日から1984(昭和59)1月31日

太陽の牙ダグラム1981(昭和56)10月23日から1983(昭和58)3月25日

超時空要塞マクロス1982年10月3日から1983年6月26日

超時空世紀オーガス1983年7月3日から1984年4月8日まで

超時空騎団サザンクロス1984年4月15日から同年9月30日まで

機甲艦隊ダイラガーXV 1982(昭和57)3月3日から1983(昭和58)3月23日

戦闘メカ ザブングル1982(昭和57)2月6日から1983(昭和58)1月29日

魔境伝説アクロバンチ1982年(昭和57年)5月5日から同年12月24日

装甲騎兵ボトムズ1983年(昭和58年)4月1日から1984年(昭和59年)3月23日

特装機兵ドルバック1983年10月7日から1984年6月22日まで

聖戦士ダンバイン1983年(昭和58年)2月5日から1984年(昭和59年)1月21日

機甲創世記モスピーダ1983年10月2日から1984年3月25日全長:2,050mm

銀河漂流バイファム1983年10月21日から1984年9月8日まで

亜空大作戦スラングル1983年1月24日から1984年1月27日まで

光速電神アルベガス1983(昭和58)3月30日から1984(昭和59)2月8日


鉄腕アトム(テレビシリーズ 1963年-1966年)- 脚本・演出

海のトリトン(テレビシリーズ 1972年)- 総監督・脚本

勇者ライディーン(テレビシリーズ 1975年-1976年)- チーフ・ディレクター(前半のみ)・演出・絵コンテ

ラ・セーヌの星(テレビシリーズ 1975年)- 監督(後半のみ)

無敵超人ザンボット3(テレビシリーズ 1977年-1978年)- 原作・総監督

無敵鋼人ダイターン3(テレビシリーズ 1978年-1979年)- 原作・総監督

機動戦士ガンダム(テレビシリーズ 1979年-1980年)- 原作・総監督

伝説巨神イデオン(テレビシリーズ 1980年-1981年)- 原作・総監督

戦闘メカ ザブングル(テレビシリーズ 1982年-1983年)- 原作・監督

聖戦士ダンバイン(テレビシリーズ 1983年-1984年)- 原作・総監督

重戦機エルガイム(テレビシリーズ 1984年-1985年)- 原作・総監督

機動戦士Ζガンダム(テレビシリーズ 1985年-1986年)- 原作・総監督

機動戦士ガンダムΖΖ(テレビシリーズ 1986年-1987年)- 原作・総監督

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場用作品 1988年)- 原案・原作・総監督・脚本

機動戦士ガンダムF91(劇場用作品 1991年)- 原作・監督・脚本

機動戦士Vガンダム(テレビシリーズ 1993年-1994年)- 原作・総監督

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