「機動戦士ガンダム」について その07
「確かに『機動戦士ガンダム』は何もかもが新しかった。新し過ぎた」
「そうだな」
「今の萌え絵の基準からすると、安彦良和先生のキャラクターは少々野暮ったく感じるかもしれん」
「…子供の頃は正直そう思ってた」
「だよな」
「一周して最高になったけどな。これならZ以降の北爪さんの方がいいとか思ってたもん」
「ところがこれでも当時のアニメの基準からすると「目が大きすぎる」とか散々罵倒されたらしい」
「は?」
「信じられんがそうなんだってさ」
「そいつらに「らき☆すた」とか見せたらどうなるんだ?」
「アワ吹いて死ぬんじゃねえの?ともかく、全て新しいデザインを考えていて、最初は所謂「ガンダム」は白一色だったんだ」
「え?真っ白だったっての?」
「そう。どうも「スター・ウォーズ」の「Xウィング」とか「Yウィング」をイメージしてたみたいだ」
「ダイターン3から真っ白に飛躍かあ…」
「しかし、「こんなんじゃオモチャが売れない」からって「赤・青・黄色」の三原色を無理やり入れさせられた」
「それであんな変な配色なのか!やっとわかったぞ」
「結果的にこれは正解だったと思う。何と言っても最大のそれは「敵モビルスーツ」だな」
「ザクとかグフとかドムとかだな」
「実はOPにはザクとシャア専用ザクしか出てこない」
「…言われてみればそうだな」
「元々全編通してザクのみの予定だったんだ」
「えええええええっ!?!?」
「ところが、これまた「視聴率が上がらん!画面に変化が無いからじゃないのか!?敵に新型を出せ!」と言われて仕方が無いので、グフ、ドムと出した…らしい」
「信じられん…何だその話」
「アニメ業界の大発明「量産型」敵兵器というアイデアのみという目論見は早くも崩れる。この時一部のメインスタッフは「聞いてた話と違う!」と激怒して降りる降りないといった大騒動になったらしい」
「新しいのを描くのが面倒だったとか」
「断じて違う。要するに「斬新な試み」を粋に感じてたのにぶち壊されたから怒ったんだよ」
「む~ん」
「ところが…何という事か、これもプラスに作用する」
「何だって?」
「確かにザクの魅力は最高だ。だが、確かに「魅力的な新型」は是非欲しい。それは間違いない。実際、ガンダムオタの間では下手すりゃジオン人気の方が高いのは多彩で魅力的なモビルスーツ群が大きく貢献しているだろう」
「まあ…そりゃそうだが」
「しかも、『路線変更』だったことも幸いした」
「?」
「基本的にはずっとザクで行く予定だったから、ほぼ半分過ぎるまではザクとグフしか出てこない」
「…まあそうだが」
「それが『量産型・ザク』というコンセプトを視聴者にしっかりとアピールする結果に繋がった。そこからザクアレンジのグフ、そして重モビルスーツのドムへと繋がって行く訳だ」
「そうか、もしも最初から多彩なモビルスーツを出す積りだったら…」
「最初から色んなのが入り乱れて印象が散漫になっただろうな」
「何て幸運なアニメなんだ」
「間違いないな。その後、ゴッグ、ズゴッグ、グラブロ、アッガイ、ゾックと「水陸両用モビルスーツ」が続く」
「懐かしいな」
「ウソかホントか知らんが、夏に差し掛かってたから「水遊びが出来るオモチャ」を展開するために水に潜るMSが要請されていたらしい」
「え…」
「ちなみにジオンがどうしてああも水陸両用MSの開発にこだわったかは「ジャブローの位置が分からない → 探すため」という明確な目標があるからだ。つまり、劇中の辻褄も合ってるってことだ」
「偶然は恐ろしいな」
「その後のガンダムシリーズでも「宇宙 → 地球 → 宇宙」の舞台変えがほぼ毎回踏襲されるのと同時に、「中盤は水中戦」(あと、「終盤に巨大光学兵器」)も引き継がれる傾向にあるんだが、他のアニメは敵が水陸両用機を開発してる動機が分からん」
「…恰好いいからじゃね」
「ゴッグの上陸シーンなんかを観ると分かるが、演出が完全に「怪獣映画」だ。我が国においては怪獣は海から来るんだよ」
「いいメリハリになってるな」
「ハッキリ言ってガンダム以後に『我こそはガンダムを越えるリアル路線なり!』とばかりに「よりリアルにすればより面白くなる」と勘違いしたアニメが量産されることになるんだが、こういう基本的なことに気を配っているとはどうしても思えん」
「このレベルを要求するのは酷だぜ。そもそも当の監督自身だって「機動戦士ガンダム以上のアニメ」なんてポンポン作れちゃいないじゃないか」
「正にその通りだ。やっと内容含めた分析に入れそうだな」
スーパーロボットの定義
・血縁者(大抵は直系尊属)の作った巨大ロボットを子供が操る
・勧善懲悪
・敵は異文明・異星人などの「非・人間種族」(とはいっても日本語を話す)
・何故か日本だけ襲ってくる。もしくは主人公たちの行動範囲内で暴れる
・気合と根性、友情で勝利を掴む
リアルロボットの定義
・主役ロボットは工業製品であり、個人の発明家などによるものではなく企業や国家規模の団体による
・正義・悪の定義が必ずしも明確ではない
・敵は人間種族
・敵方にも意図があって行動している
・主人公たちは時には権謀術数、政治の駆け引きに振り回される
1979年
1月7日 - 『赤毛のアン』放映開始
2月3日 - 『ゼンダマン(タイムボカンシリーズ)』放映開始
4月2日 - 『ドラえもん』(第2作1期)放映開始。(今シリーズに関しては2005年3月15日に放送終了)
4月4日 - 『ザ☆ウルトラマン』放映開始
4月7日 - 『機動戦士ガンダム』放映開始
10月10日 - 『ベルサイユのばら』放映開始
12月15日 - 映画『ルパン三世 カリオストロの城』(宮崎駿監督)公開
マジンガーZ1972年(昭和47年)12月3日から1974年(昭和49年)9月1日
グレートマジンガー1974年(昭和49年)9月8日~1975年(昭和50年)9月28日
UFOロボグレンダイザー1975年(昭和50)10.5~1977年(昭和52年)2.27
ゲッターロボ1974年(昭和49年)4月4日~1975年(昭和50年)5月8日
ゲッターロボG1975年(昭和50年)5月15日~1976年(昭和51年)3月25日
勇者ライディーン1975年(昭和50年)4月4日~1976年(昭和51年)3月26日
鋼鉄ジーグ1975年(昭和50年)10月5日から1976年(昭和51年)8月29日
マグネロボ ガ・キーン1976(昭和51)9月5日~1977年(昭和52年)6月26日
超人戦隊バラタック1977(昭和52)7月3日から1978年(昭和53年)3月27日
宇宙の騎士テッカマン1975年7月2日から同年12月24日まで
大空魔竜ガイキング1976(昭和51)4月1日から1977年(昭和52年)1月27日
ゴワッパー5 ゴーダム1976年4月4日から同年12月26日まで身長30.0m
超電磁ロボ コン・バトラーV 1976(昭和51)4.17~1977(昭和52)5月28日
超電磁マシーンボルテスV1977(昭和52)6月4日から1978(昭和53)3月25日
闘将ダイモス1978年(昭和53)4月1日から1979年(昭和54)1月27日
グロイザーX1976年(昭和51年)7月1日から1977年(昭和52年)3月31日まで
ブロッカー軍団IVマシーンブラスター1976(昭和51)7.5~1977(昭和52)3.28
UFO戦士ダイアポロン1976年(昭和51年)4月6日から同年9月28日まで
惑星ロボ ダンガードA1977(昭和52)3月6日から1978(昭和53)3月26日
合身戦隊メカンダーロボ1977(昭和52)3月3日から同年12月29日
超合体魔術ロボ ギンガイザー1977(昭和52)4月9日から同年10月22日まで
無敵超人ザンボット3 1977(昭和52)10月8日から1978(昭和53)3月25日
無敵鋼人ダイターン31978(昭和53)6月3日から1979(昭和54)3月31日まで
宇宙魔神ダイケンゴー1978(昭和53)7月28日から1979(昭和54)2月15日
機動戦士ガンダム1979(昭和54)4月7日から1980(昭和55)1月26日
未来ロボダルタニアス1979(昭和54)3月21日から1980(昭和55)3月5日
闘士ゴーディアン1979(昭和54)10月7日から1981(昭和56)2月22日
太陽の使者 鉄人28号1980(昭和55)10月3日から1981(昭和56)9月25日
逆転イッパツマン1982年2月13日から1983年3月26日まで
伝説巨神イデオン1980年(昭和55年)5月8日から1981年(昭和56年)1月30日
無敵ロボトライダーG7 1980(昭和55)2月2日から1981(昭和56)1月24日
宇宙戦士バルディオス1980(昭和55)6月30日から1981(昭和56)1月25日
宇宙大帝ゴッドシグマ1980(昭和55)3月19日から1981(昭和56)3月25日
百獣王ゴライオン1981(昭和56)3月4日から1982(昭和57)2月24日
六神合体ゴッドマーズ1981(昭和56)10月2日から1982(昭和57)12月24日
戦国魔神ゴーショーグン1981年(昭和56年)7月3日から同年12月28日
最強ロボ ダイオージャ1981(昭和56)1月31日から1982(昭和57)1月30日
銀河旋風ブライガー1981(昭和56)10月6日から1982(昭和57)6月25日
銀河烈風バクシンガー1982(昭和57)7月6日から1983(昭和58)3月29日
銀河疾風サスライガー1983(昭和58)4月5日から1984(昭和59)1月31日
太陽の牙ダグラム1981(昭和56)10月23日から1983(昭和58)3月25日
超時空要塞マクロス1982年10月3日から1983年6月26日
超時空世紀オーガス1983年7月3日から1984年4月8日まで
超時空騎団サザンクロス1984年4月15日から同年9月30日まで
機甲艦隊ダイラガーXV 1982(昭和57)3月3日から1983(昭和58)3月23日
戦闘メカ ザブングル1982(昭和57)2月6日から1983(昭和58)1月29日
魔境伝説アクロバンチ1982年(昭和57年)5月5日から同年12月24日
装甲騎兵ボトムズ1983年(昭和58年)4月1日から1984年(昭和59年)3月23日
特装機兵ドルバック1983年10月7日から1984年6月22日まで
聖戦士ダンバイン1983年(昭和58年)2月5日から1984年(昭和59年)1月21日
機甲創世記モスピーダ1983年10月2日から1984年3月25日全長:2,050mm
銀河漂流バイファム1983年10月21日から1984年9月8日まで
亜空大作戦スラングル1983年1月24日から1984年1月27日まで
光速電神アルベガス1983(昭和58)3月30日から1984(昭和59)2月8日
鉄腕アトム(テレビシリーズ 1963年-1966年)- 脚本・演出
海のトリトン(テレビシリーズ 1972年)- 総監督・脚本
勇者ライディーン(テレビシリーズ 1975年-1976年)- チーフ・ディレクター(前半のみ)・演出・絵コンテ
ラ・セーヌの星(テレビシリーズ 1975年)- 監督(後半のみ)
無敵超人ザンボット3(テレビシリーズ 1977年-1978年)- 原作・総監督
無敵鋼人ダイターン3(テレビシリーズ 1978年-1979年)- 原作・総監督
機動戦士ガンダム(テレビシリーズ 1979年-1980年)- 原作・総監督
伝説巨神イデオン(テレビシリーズ 1980年-1981年)- 原作・総監督
戦闘メカ ザブングル(テレビシリーズ 1982年-1983年)- 原作・監督
聖戦士ダンバイン(テレビシリーズ 1983年-1984年)- 原作・総監督
重戦機エルガイム(テレビシリーズ 1984年-1985年)- 原作・総監督
機動戦士Ζガンダム(テレビシリーズ 1985年-1986年)- 原作・総監督
機動戦士ガンダムΖΖ(テレビシリーズ 1986年-1987年)- 原作・総監督
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(劇場用作品 1988年)- 原案・原作・総監督・脚本
機動戦士ガンダムF91(劇場用作品 1991年)- 原作・監督・脚本
機動戦士Vガンダム(テレビシリーズ 1993年-1994年)- 原作・総監督




