ヤマト・ガンダム・エヴァの共通点 その4
「それにしても随分乱暴な定義だな。反発必至だぞ」
「別に『いいアニメ・駄目なアニメ』定義をしてんじゃなくて、はっきり言えば『ヤマト・ガンダム・エヴァ』はこういうアニメだった…って話をしてるんだ」
「しかし、別に主人公が男でもどっちでもいいじゃんか。「けいおん!」とか好きだぞ俺。「R.O.D.」なんか最初にDVD買ったし」
「だからこれは『時代を作るほどブームをになったアニメ』がこうだったって話だっつーに。しかし…」
「しかし何だよ」
「明らかに『新しい波』になってやる!と意気込んでるアニメも何年かに一本は作られてる」
「そらそうだろ」
「にもかかわらずこの原則を守ってない例が結構ある」
「…この定義だと深夜アニメの時点でアウトじゃねえか。厳しすぎるだろ」
「そうか?そこは最初に越えるべきハードルだと思うぞ。割とマジで」
「今の時代に夕方だの夜の7時にオタクアニメやれっての?地上波のキー局で」
「そうだ。その程度も出来んで時代なんぞ作れるか」
「…」
「一話完結・大河ってのも大量の「一見さん」相手にするからには最も合理的な形態だったんだな。来週観てくれるとも限らんし、先週見てくれてるとも限らんお客さんを一応満足させるにはこれがベストだ」
「…ガンダムを1エピソードだけ観ても理解・満足しきれるとは思えんが」
「明らかに続き物で途中から始まって途中で終わるアニメよりはマシだと思うが?」
「それは…」
「例えるなら深夜やインターネット配信は中野ブロードウェイやまんだらけの店内だ。対して地上波キー局のゴールデンタイムは新宿駅のホームみたいなもんだ。分母がケタ違いさ」
「スゴイ例えだな」
「どれだけインターネットの時代とか言ってもやっぱりメディアの王様はテレビなんだよ。それも地上波キー局ってこと」
「内容に関しては?」
「主人公が女ってだけで、オタク以外の男の視聴者は半分以上が脱落するだろうな」
「…でも、女性の視聴者は…」
「アニメなんぞ観てる人口はどっちが多いと思ってんだよ」
「あ…」
「何だかんだ言っても女の主人公に男の視聴者は感情移入しにくい。これは大前提だ」
「可愛いのに…」
「それだと主人公を客観視してるぞ」
「あ…そうか」
「これは日本のテレビアニメの構図そのものに関わってくるが、主人公は視聴者自身なんだ。それが女じゃ困るんだよ」
(続く)
「時代を作ったアニメの原則」(暫定版)
1・一話完結・大河ものである
2・主人公が男である
3・世界の運命が掛かっている
4・テレビアニメである(地上波キー局の、夕方~夜までの時間帯に放送され、再放送された)
5・劇場版と称して「テレビの総集編」が公開され、後に「新作」が公開された
「時代を作ってないアニメの原則」(暫定版)
1・一話完結ではない(だらだら続く)
2・主人公が女である
3・世界の運命が掛かっていない(≒日常系)
4・テレビアニメでない(OAV・劇場版)など(地上波キー局の、夕方~夜までの時間帯に放送され、再放送されていない)
*「いいアニメ」「駄目なアニメ」の定義ではないので注意
異論歓迎




