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新暦68年5月9日

【新暦68年5月9日(月)】side:穂高みゆ


 


「みゆ!!!見て!!」


 


 GW明け。気怠さを感じつつ教室に着くと、まいが私の元へ飛びついてきた。


 いつも思うけどこいつ本当に犬みたいだ。でも私は私で、まいのテンションが高い理由に大体のアタリはついている。


 


「見たよ。あれでしょ、『MIKOTOの神美女』」


 


「わあ! バレた!! でもそうだよ!!!! みゆには無加工のも見せてあげようと思って!」


 


「あーそうなの。ありがとうね」


「わーっ、止まれぇっ───興味ないのー!?」


 


 


 私低血圧なんだよね。だから朝からあんま人の顔の良し悪しに興味持てないっていうか。


 だから腰にしがみついて写真を見せてこようとするまいを、上手くいなして自分の席に座る。


 と同時に私の前の席に座り込んだまいが、ずいっとスマホの画面を近づけてきた。


 


 


「わーぁかったって! ⋯⋯⋯いや、確かに美女だけどさ。別にPROFに上げてたやつもほとんどフィルターかかってなくなかった? あんま変わんないけど」


「えっ⋯⋯うわ、ちょっと加工足りなかったかな、なるべく素材のままの美しさを見せたかったんだけど」


「そゆこと? まあでも伝わったんじゃない? 私も初見は呼吸を忘れたね」


「? 美しすぎて驚いたってこと?」


「そんな感じ」


 


 


 私が少し神美女を褒めると、それだけでまいは、それはもう顔を満面に綻ばせて喜んだ。


 小学校から一緒だけど、こんなまいを見るのは初めてかもしれない。


 でもだからこそ───そういうときのまいは大体とんでもないことをやらかす、ということも知っているから、なんとなく嫌な予感がした。


 なので、小躍りしているまいをひっつかまえて、聞いてみることにした。


 


 


「うきう───ん?」


「ところで。お前、ちゃんと神美女にSNS載っけていいか聞いたんか?」


「それは勿論─────きい⋯⋯⋯あ、あれ?」


 


 


 だーと思ったよ全く。


 体をぴくりと硬直させた後、またたく間にぐるぐるの涙目になっていくのを見て、私は自分の勘が当たったことを悟る。


 


「その反応はやったな?」


「あ⋯⋯う⋯⋯」


「はーい今すぐごめんなさいしましょうね〜。神美女にDM送るよー」


 


 


 


「⋯⋯⋯みすずさんと、PROF交換できてない⋯⋯!」


「⋯⋯マジ?」


 


 


 マジ?と思わず聞き返してしまった。


 ということは何? こいつ自分が町中で偶然であった可愛い人の写真、ナンパみたいに話しかけて撮ってもらった挙句、許可も取らずに勝手にSNSにあげたってこと?


 それも相手が見れない場所に?


 


 


「まい⋯⋯⋯流石に引くよそれは⋯⋯⋯」


「うぅ」


 


 まいは私の言葉が心に深く刺さったのか、今度は目を太い線にしてどばーっと涙を流した。


 長年友達をやっているが、相も変わらず感情の豊かなやつである。


 まぁ不幸中の幸いとして、まいが神美女──みすずさん?を載せたのは親しい人向けの限定投稿だ。


 確認したところ、まいが親しい設定をしてんのは三十ちょい。


 そのうちの八割は私も共通の友達だし、多分加工が甘かったからって拡散されることはない⋯⋯と思う。


 


 


「舞い上がってたぁ⋯⋯もうこういうのホントにやめたい」


 


 


 ぽんぽん。と悔しがるまいの肩を叩き。とりあえず投稿を消させる。


 そのままの流れで、意気消沈のまいから携帯をひったくり、みすずさんの無加工写真を改めて見せてもらうと、なるほどメチャクチャな美人だった。


 


 もうもはや人というより、人形って感じ? 人種はまず違うんじゃないかなあ。


 あでもみすずってことは日本人か。


 まじで?


 


 


「なあなあ。このみすずさんってなんかの女優さんとか?」


 


「⋯⋯特にそんなことは言ってなかったと思う。なんで?」


「あいや、なんか人間離れした美女だなと思って」


「それね? あーでも、ハーフとかの可能性はあるかも? でもモブセンの姪って言ってたから半分日本人は確定だと思う」


 


 


「あそうなんだ。いやでもこんな可愛かったらハーフっぽいよね。どことのハーフなんだろ」


「さぁ? マジで勿体なかったんだけどさ、会えたときママ達待たせてたから聞く時間なかったんだよね」


 


 


「勿体ねー。どうせスマホ車に忘れたとかそんなで────ん? ちょっと待て」


「わ、バレた。流石にみゆは私のことわかってええーーなになになに揺らさないでっ」


 


 


 


「いや! まいあんた今なんて言った!? なんかえげつない爆弾落としてたよね!?」


 


「んわわわわ何ぃ〜爆弾ってぇ〜〜!?」


 


 


 


「さっきモブセンって言ったろ!? モブセンが神美女のなんつった!?」


 


 


 ぐわんぐわん。まいの肩をがっしりと掴んで揺さぶる。


 そんなふうに、今度は目がバツ印になったまいに吐かせるだけ吐かせた結果、モブセンとあの美女の因果関係が明らかになった。


 


 


「────は?」


 


 


 モブセンが? あの美女と? 姪と叔父で? 居候?


 あのモブセンに? こんな可愛い姪が? こんな可愛い姪と? 二人で住んでるってこと!?


 


 これは──────。


 


 


「────これはッ事件の匂い⋯⋯!」


「ええ!? じ事件って何!?」


「つべこべ言わないっモブセンに事情聴取しに行くよ!!」


 


 


 私は直感に従って、まいの手を引っ張り、職員室へと走り出した。


 そんな私達を、今しがた教室に入ってきたもえなとあきほ(いつメン)は、なんか呆れたような顔で見ていたがそれは後!


 神美女について調べなきゃ!


 


 


「⋯⋯⋯二人ともどこ行くんだろ?」


「さぁ? どうせまたへんてこ名推理でもしたんでしょ」


 


 


 



 


 


【新暦68年5月9日(月)】side:茂田俊丞


 


 


「モブセン!!!」


 


 


 朝。授業で使う資料をまとめていると、入口の方から俺を呼ぶ声が響いた。


 静かだった職員室。視線が俺の方に集まり、それに伴って心拍数がぐ、と引き上がった。


 


 変な汗をかきながら慌てて入口の方を見てみれば、そこには穂高さんと、楠木さんがいた。


 特に穂高さんはしっかりとこちらを見据えて、なんなら少し睨みつけてすらいる。


 


 


 嫌な予感に胸がざわつく。でもだからといって、生徒に呼ばれているというのに行かないわけにもいかず、平成を装って席を立った。


 


 ⋯⋯⋯口止めとかしなかったっけ。しなかったなぁ。


 言うまでもなく、用件はみすずのことだろう。


 でも何故俺は睨まれているのか。楠木さんなんか変なこと言ったのかなぁ⋯⋯。


 


 


 恐る恐る近づいてみると、意外にも最初に口を開いたのは楠木さんの方だった。


 


 


「あ、あのモブセン。みすずさんに謝らなきゃいけないことがあって……でも私みすずさんの連絡先知らなくて…」


「あ、うん。なら伝えておくよ。どうしたの?」


 


「……実は、モブセンに撮ってもらった私とみすずさんの写真あるじゃん。あれSNSにのせちゃって……許可貰ったと思い込んでたんだけど、でもあの、そういう話をし忘れてたこと思い出して……」


 


「────は…………そっか…………」


 


「わ、ごめん良くないよね、本当に反省してる、でもあの、ほんとにリア友30人とかの限定公開だし、もう消したからそんなに拡散されてるとかじゃないんだけど……みすずさんにごめんって伝えといてほしい……」


 


 


 


 


「………うん、伝えておくよ。次からは気をつけようね」


 


 


 衝撃のあまり、感情に任せて怒鳴りつけそうになったのをぐっとこらえ、見るからにしょんぼりとしている楠木さんに精一杯言葉を返した。


 


 なんだって? みすずのことを載せたのか。SNSに。


 


 


「────」


 


 


 


 駄目だ。落ち着け。これは間違いなく俺自身の落ち度だ。


 あのときは焦っていたのもある。それにせいぜい写真を親しい友達の中で見せ合って、自慢するぐらいのことかと思っていた。


 でも冷静に考えればそりゃそうだろ。思春期から人生通して下向いてきた俺と、こんな若くて、今を楽しそうに生きている少女が同じ感覚なわけがないのだ。


 


 ⋯⋯⋯もっと慎重に行くべきだった。でもみすずと楠木さんのやりとりに俺が必要以上に介入するのはそれはそれで違和感があり、別の懸念を抱かせる可能性もあっただろう。


 


 これは──いや。考えても仕方がない。もう起こってしまったことで、バレたら良くないことをしているのは俺の方だ。


 最近色々と上手くいっていたから忘れていた。俺は今、本来ならこの世に存在していないはずの、人間ではない何かを使って人形ごっこをしている、それが露呈した瞬間に社会的に終わってしまうような立場なのだ。


 


 気を引き締めなくては。


 というかそうでなくとも───


 


 


「───ねぇ! 聞いてんのモブセン!?」


 


「あっ、ああ。ごめん」


 


 


 と。思考の渦に呑まれかかったところで、穂高さんの鋭い一喝に意識を引き戻される。


 


 


「ごめんじゃない! 私はね、実際のところはどうなのって疑ってんだからね?」


「えっ? 疑う? 疑うって何を?」


 


 


 疑う。そんな言葉に内心冷や汗をかきながら問い返すと、穂高さんはびし、と人差し指を真っすぐこちらに突き付け、こういった。


 


 


 


 


 


 


「だからッ! 本当は神美女───みすずさんは姪じゃなくて恋人なんじゃないのって話!!」


 


 


 


 


 


 


「────え?」


 


 


 想定外の言葉に、今度は別の意味で頭が真っ白になった。


 そしてその反応を図星と受け取ったのか、彼女はかけてもいないのにメガネを直す仕草をした。


 そして聞いてもいないのに独白をし始めた。


 


 


 


「ふっふっふ……推理は単純。まず一点。まいから加工ナシのみすずさんを見せてもらったけど、モブセンとじゃあまりにも顔が違いすぎるってこと! 例え姪と叔父くらいの距離間だろうと、親族ならどっかしら似るハズなのに、二人は全くと言っていいほど似ていない!!!」


 


「あうん。それはそう」


 


「でしょ。次に。モブセン。あんた最近滅茶苦茶ダイエットしたし服のセンスも良くなったよね? 私はそれがてっきりかなちゃん先生が結婚して仕事辞めちゃったから始めた自分磨きだと思ってたんだけど」


「ええ(めちゃくちゃバレてる……!)」


「それは違った。答えはみすずさんに出会ったことだったのね? 顔のいい女ってのはえてして性格もいいものだから──きっとモブセンに優しく接して、そしてあなたは恋に落ちた。そして今度こそ失敗しないようにと、貴方は血の滲むような努力をした。違う?」


 


「いやー……? てかなにそのキャラは」


 


「はいはい。沈黙は肯定と受け取るから。そして最後に! みすずさんと出会ってしまったのがまいだったこと! まいに素直に恋人がいるなんて言ったら、もう次の日には学校中で噂になるだろう、なんてことは教師としてまいに接していれば容易く想像ができる。だからこそあなたは、咄嗟に姪と叔父という関係だと嘘をついた!!」


「モ、モブセン……そうだったの……!?」


 


 


 どうだ! って感じで真っすぐこっちを指差す穂高さんと、それを素直に信じたのか、驚愕の表情でこちらを見る楠木さん。


 そしてもう何を言っていいか分からない俺と、ざわつく背後の教師陣。


 


 穂高さんの推理、でけぇ声だったからさ。普通に聞こえたんだろうね。


 


 


 


「もう……好きにしてくれ……」


 


 


 ぼそり。収拾がつかなくなってしまった状況に、天を仰いでそう呟いた。


 それと同時にチャイムが鳴った。


 爆弾を落とすだけ落として走り去っていく穂高さんと楠木さん。意味深な視線を向けつつ俺を通り過ぎていく同僚の皆さん。


 


 俺は俺で、授業準備の最中だったことを思い出し、静々と自席へ戻るのだった。


 


 


 


 


【新暦68年5月9日(月)】side:???


 


 


【悪用厳禁】星占魔法スレ #16


 


 


001:名無しの探し人さん 0068/05/09(月)22:20:15.78


 


・人探しを行うスレです。


・スレ主(HN神主)が新興魔法体系である『星占魔法』の一つ、『ホラリー探知魔法』により、失せ物や運命の人、行方不明者などの居所を幅広く探査します。


 


 


ー・ー・ー以下フォーマットー・ー・ー


 


(人)


探している人との関係性:


その人の特徴:(性別、おおよその年齢、人格的特徴)


その人に抱いている感情:


書き込んでいる場所:


 


(物)


探しているもの:


いつなくしたか:


それに抱いている感情:


書き込んでいる場所:


 


 


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


 


フォーマットに沿って書き込みを行えば、三日以内にスレ主が魔法で場所を探査してスレに書き込みます。


結果の精度は書き込まれた情報に依存するので、身バレしない程度に精細に、正直に記載してください。


 


ホラリー探知魔法について


http://www.whosemagicisthis.go.jp


 


前スレ


http://bancage.Xch.net/...strawberry/13425565278/


 


 


 


002:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:21:57.02


 


スレ立て乙


このスレも気付けば#16という


 


 


003:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:25:28:55


 


それね乙 前スレ終了時で占った依頼が500超えたんでしょ?


 


 


 


004:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:28:45:82


 


そうそうしかも的中率100%な?


でもなんかバズんないよな。別にこのスレに守秘義務とかあるわけでもないし誰でも見れるはずなのに


 


 


005:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:30:12:46


 


みんなが言わないから広がらないんじゃない?


俺言いたくないもん誰にも。これ以上このスレが盛況になってもしまた必要になったときに神主がパンクして占えないとかなったらしんどいし


 


 


006:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:31:02:23


 


確かに自分もリア友とかに言ったことない。ホントに困ってるって言われたら教えるだろうけど


 


 


007:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:31:58:16


 


人間の心理ってのはそういうもんなんだろうね。でそれが積み重なって今があるっていうことなんじゃないか


 


 


008:神主 0068/05/09(月)22:32:08:77


 


お待たせ。前スレ>>997の結果が出た。


母親を探しているということだったが、結論から言うと彼女は海外にいる。


東欧だ。そこに>>997と母親、二人にとって共通の思い出深い場所がある筈だが、彼女はそこに居る。


星の配置からみても、君が会いたいと思いそう行動するならば、遠からず会えるはずだ


 


 


009:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:32:24:25


 


神主キター!!!


 


 


010:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:32:26:46


 


リアルタイムで初めて見た


 


 


011:神主を崇拝する男 0068/05/09(月)22:32:45:94


 


>>010


主は魔法学者のアラサー独身女性だからな。時間的にはだいたいこのくらいで張っとくとよくリアルタイムの書き込みを見れるぞ。


 


 


012:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:33:02:85


 


うわでたキモ


 


 


013:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:33:18:22


 


出たなこの善良なるスレ唯一の汚点、自称神主を崇拝する男、通称キモモ


 


 


013:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:33:08:22


 


>>008


ありがとうございます。前スレ997です。


少し考えたのですが、幼い頃、母と旅行でハンガリーに行っていたことがあったのを思い出しました。


その時のことで覚えていることがあって、母がどこかを見つめて泣いていたことがあったんです。


ずっとただの観光目的の旅行だと思っていたんですが、もしかしたら母には誰か会いたい人とか、抱えている問題があったのかもしれません。


正直心がだいぶしんどくて、藁にもすがる想いで相談させていただいていたのですが光明が見えた気がします。本当にありがとうございます。


 


 


014:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:33:45:38


 


>>013


はやい


 


 


015:神主を崇拝する男 0068/05/09(月)22:34:02:27


 


>>013


即レス。素晴らしい心がけだ。


 


 


016:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:34:30:87


 


相変わらずだけど凄いなぁ。なんで分かんだよ


 


 


017:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:34:58:12


 


それが星占魔法だからな。旧暦以来の占星術って概念に魔法が組み合わされば、それこそ不可能も可能になるんだろ


占いって元々そういう、第六感的な感覚の話だったわけだし


 


 


 


 


018:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:35:40:12


 


あのすいません。友達からここでなら運命の人との出会いについても占えるって聞いて初めてこういうのするんですけどタダで占ってもらえるって本当ですか


 


 


 


 


019:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:36:07:66


 


新規さんか。>>001は読んだ?


フォーマットをコピペして書き込めば神主ってコテハンが占ってくれるよ


 


 


020:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:36:22:48


 


ちょい待て。運命の人ってことはまだ出会ってない誰かを探してるってことか?


ここでの人探しはもう出会ったことのある人についてしか行うことはできないぞ


 


 


021:神主を崇拝する男 0068/05/09(月)22:36:52:92


 


>>020


いや、完全に不可能というわけではない。


確かにホラリー占星術を基にしているホラリー探知魔法は具体的ではない人物・物の場所を占うことは不可能だが、運命の人と出会えるか、という恋愛運を占うことならある程度可能だ


勿論>>018の知りたい内容次第になる上、恋愛運を占うとなると既存のフォーマットは使えないから、神主がそれを受け取ってくれるかは分からないが。


 


 


022:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:37:58:99


 


あ、いや大丈夫です。運命の人とは出会ったこと自体はあるんですけど、すれ違っただけというか、僕の完全な一目惚れで!


 


探している人との関係性:他人(一目惚れ)


その人の特徴:女性、二十歳過ぎくらい?、性格とかは分かりませんが本当に綺麗な見た目の方でした。人形のように端正な顔はびっくりするくらい小さくて、でも目は大きくて、鼻もツンと綺麗に高くて、口は小さく、そして眉を少し顰めて、人混みに酔っていたのでしょうか。父親?男性の腕につかまりながら物憂げな表情で歩いていたのですがそれさえも心が震えるほど可愛くて、スタイルも良くて、その、胸も結構大きかったし足も細かったです


その人に抱いている感情:好きです。運命の人だと感じています。会いたいです。胸が苦しくて、ずっと忘れられなくて、夢にも出てきます。あの無機質で、でもどこか優しさのやどった視線を僕にも向けてほしい。僕という存在を知ってほしい。認識してほしい。出会いたいです。次会ったときは絶対に勇気をだして話しかけたいと思っています。


書き込んでいる場所:東京都多摩市


 


 


023:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:42:35:33


 


なんか怖


 


 


024:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:43:08:24


 


スレ更新したら>>022が突然出てきてちょっとゾッとしたわ。


これストーカー案件じゃない?


 


 


025:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:43:42:55


 


間違いなくストーカー案件。


>>022はちょっと探してもらうの諦めたほうがいいかもね。正直文章が怖いよ。


今までもストーカーじみた奴はいたけど、神主もちゃんとそういうのは全スルーするから。こんなあからさまなのは占ってすらもらえないと思うよ。


 


 


026:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:44:09:00


 


いえ!大丈夫です


神主様、お願いします!ストーカーは絶対にしませんので!


ただ会いたいだけなんです!一昨日の勇気が出なくて話しかけられなかった自分を後悔しているだけなんです!


もう写真だけで我慢するのは苦しいんです。お願いします!


 


 


027:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:45:52:18


 


>>026


え、ちょっとまて。写真って何?


 


 


028:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:46:25:25


 


>>026


これ盗撮したってことじゃね?


ならもう既にストーカーじゃん。警察に通報しようぜ通報


 


 


029:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:46:59:41


 


>>026


自覚なさそうだから言っとくけどお前かなりヤバイよ。


普通すれ違った人がどんなに好みの見た目だったからって盗撮とかしないから。怖すぎ


 


 


030:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:47:16:33


 


は?風景撮ったらたまたま映ってたから大事にしているだけだけど?


何お前らさっきから、別に盗撮したとか一言も言ってねーし証拠もねーのに通報とか調子に乗らないでくれる?


お前らこそ名誉毀損だろ


 


 


031:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:47:39:51


 


>>030


いやもうその逆ギレが怖いわ。>>001こいつアク禁にしてよ


 


 


032:神主を崇拝する男 0068/05/09(月)22:48:01:77


 


>>001


私もそう思う。


彼の者はこのスレの秩序を乱す災禍の火種であるゆえ、主の心の平穏の為にも、迅速なる対処を求める。


 


 


033:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:48:18:95


 


>>031 032


001です。今確認したんですが私も同意します。すいませんが030はアク禁で


 


 


 


 


 


034:神主 0068/05/09(月)22:48:19:77


 


いやちょっと待て


 


 


035:神主を崇拝する男 0068/05/09(月)22:48:25:03


 


主!?なぜですか!?


 


 


 


 


 


036:神主 0068/05/09(月)22:48:33:49


 


この劇ヤバ新参者の想っている誰か、だが。少し興が乗ったから調べてみたのだが、『人探し』に反応しなかった。


もしやと思い『物探し』をしてみたら案の定だ。反応があった。


キモモ。それにこのスレをある程度昔から見ている諸君ならこの意味は分かるな?


 


 


037:神主を崇拝する男 0068/05/09(月)22:48:45:18


 


そんな。まさか!?


 


 


038:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:48:59:41


 


ウソだろまじか


 


 


039:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:49:12:22


 


あのー新参者なんでよく分かんないんですけど、一体どういう意味なんですか?


 


 


 


 


 


040:神主を崇拝する男 0068/05/09(月)22:49:25:36


 


030の想い人はもう殺されているということだよ


 


 


041:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:49:49:76


 


⋯⋯⋯え?


 


 


042:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:50:01:22


 


キモモ、それは端的すぎんだろ。だから一応俺から補足させてもらうけど。


前提として神主様のホラリー探知魔法は、人は人用の、物は物用の構築で場所を探知する。


だから、人用の構築では物は探せないし、物用で人を探しても見えないんだ。


でだ。これは神主様の認知由来のものになるんだろうけど一つだけ例外のパターンがあって、『もう死んでいる人』は、物用の構築じゃないと探知できない。


神主様にとって、人ってのは生きている人間のことだけを指していて、死体は既に物言わぬ物体みたいなんだ。


 


だから人の場所を占ってほしい、という依頼を受けて、人用の構築で反応が出なかったらほぼアウト、その後物用の構築で反応が出た場合、そいつはほぼ確でもう死んでいるってことになる。


 


実際初期の方で2回、物用で占えてしまった人が探したら死んでたってパターンがあった。


キモモが言ってるのもこういう意味ってこと。


 


 


043:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:50:56:22


 


マジですか。え、じゃあなんですか。030の話からすると、その想い人は、この土日月の三日間の間に死んじゃってるってことになるんですか。


 


 


044:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:51:12:94


 


そうだね。流石にキモモが言うように殺されてるってのはどうかわかんないけど


神主様の魔法はマジで正確だから、少なくとも死んでいるのはほぼ確実だと思う。


自殺か他殺か事故か。いずれにせよまずは地元スレ民で探して、なんとか死体を見つけて警察に通報しよう


 


 


 


045:名無しの探し人 0068/05/09(月)22:51:34:48


 


ですね


神主様、微力ながら自分も協力します! 自分関東地方なら割とどこでもいけるので⋯⋯⋯⋯』


 


 


 


 


 


「⋯⋯⋯⋯⋯嘘だ」


 


 


「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だっ嫌だっ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」


 


 


 流れてくる涙をそのままに頭をかきむしる。


 胸が、胸が苦しい。心臓がなくなった、その部分にポッカリと穴が開いたようだ。


 その穴から、恐怖が、怒りが、焦りが、喉をせり上がってきた競り上がってきて嗚咽になる。


 


 


 


「⋯⋯⋯⋯許さないっ、許さない、許さない、許さないッ」


 


 


 ───────視界が真っ赤に染まる。


 僕には分かる。きっと彼女───みすず、と呼ばれていた。俺のみすずを殺したのはあいつだ。


 あのとき、MIKOTOで彼女を連れ回していたあいつ。


 


 


「必ず見つけてやる⋯⋯⋯⋯そして────」


 


 


 


 ────報いをうけさせてやる。

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