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閲覧誠にありがとうございますᴗ ᴗ͈
私自身初めて小説を書くので温かい目で見てくださると大変嬉しいこと限りでございます。
長続きするか分かりませんが、これから宜しくお願い致します。
これは私の淡いオレンジ色の初恋だ。
貴方の笑顔を好きになり、貴方の好きなものも愛おしくなり、もっともっとこの世の言葉では表せないほど大切な存在になった。
高校一年生の夏休み、私 瀬名 優花は家から少し離れた学校へ足を向けていた。
「あっつ、、なんでこんな日にまで補習があるのよ…」 と暑さと憂鬱感が相まってイライラしていた。
すると後ろからパタパタと駆け寄ってくる足音が聞こえてきた。バスケ部に所属している友達、田中奈々だ。
「おはよ!!今日も暑いねぇ」 と弾ける笑顔で言葉を放つ。
彼女とは席が隣だったということもあり、入学してすぐに仲良くなった。
色々と会話をしているうちに学校に着いたようなので 、またねといい教室へと向かった。
教室に着いたのでとりあえず名簿に自分の名前に丸をつけ、適当に後ろらへんの席に着いた。
開始まで10分ほど時間があるのでトイレに行こうと思い教室を出ようとしたその時だった。
バタンと何かが激突したのだ。みると1人の男子生徒だった。同じクラスの人では無く、関わった事はないが確かに見たことのある顔だった。
あまり目立つタイプではないが笑った時の笑顔がとても素敵だなくらいの認識の男の子だ。
男子生徒は
「まじでごめん!!怪我とかない?大丈夫?」
と言い、急いでいた様子だったので私は大丈夫と一言だけ返し、そのままトイレへと向った。鏡の前で汗で少しうねってしまった前髪を整えもう一度教室へ向かう。
後ろのドアから教室へ入り、席に着くと前の席には先程の男子生徒が座っていた。すると男子生徒は私に気づき、何度もぺこぺこと謝りあまりにも申し訳なさそうにするので
「見ての通りほんとに大丈夫だよ!!」と某お笑い芸人のパワーーーポーズをしながら彼と目を合わせた。
「ふははっ何だよそれ笑
普通初対面の人に きん○君のモノマネしねぇだろ笑笑笑」
と大笑いをしている。
つられて私も笑ってしまい、2人でしばらく笑いあった。
しばらくして、彼が口を開く。「俺、3組の杉本太陽。これからよろしく」
この出会いが私の初恋の始まりだった。