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妖縁奇縁  作者: T&E
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第二話 紹介 その5

「ん・・・戻って来たか・・・」


朝食を済ませ、食卓に並んだパンをこっそりと少しだけ持って部屋に戻ると、

ベッドに座った真狐が眠たげな目を向けながら少年に話しかける


少年は量が少ないことを謝りつつ、真狐の前へパンを差し出した


「んん・・・、この匂いは食べ物か・・・、

確か、これはパンという食べ物じゃったかのう・・・」


「わしにくれるのか・・・、折角じゃからありがたく頂こう・・・♪」


差し出されたパンの匂いを寝ぼけ眼で嗅いだ後、

真狐はお礼を言いつつ両手でそれを受け取り、少しずつ口にする


「うむ・・・、以前登山客からこっそり拝借したことは何度もあるが、

やはりなかなかいけるのう・・・」


真狐は一口ずつゆっくりと噛みしめて味わいながら、静かに感想を呟く


少年は、真狐が食事する様子をしばらく眺めていることにした

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