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パラレルワールド・ファンタジー  作者: 糸瓜
プロローグ
8/15

寝言は寝て言え


シルシル君によれば、なんかよくわからないけど僕は状態異常にかかっているらしい。

記憶がどうのとか、ダウンロードとか。咄嗟に浮かんだのがクローンとか機械人形とかだけど、父さんと母さんが写真厨だから産まれてから毎日1枚写真を撮っていた(途中で飽きたらしいからそんな多くはないが)ので嫌になるほど見せられたし、ちゃんとした人間なのを知っている。



正直、魔力がどうのーくらいのあってないような違和感くらいしかないので状態異常なんてなんのそのではあるが、まあ意味わからないから放っておくとして。



「とりあえずまだ使えない属性がある、って言うのが気になるな、何が使えるんだろ」



呟くと同時に、アプリを閉じたはずのシルシル君がまた開かれて画面中央に「現在の浅井炬燵のステータスは一時的なエラーの為表記することは出来ませんが、全属性並びに合成魔法の会得に成功しています。詳しくはhttp…」


変なサイトに飛びそうだったからやめた。記憶のない自分はどうやら割とチートだったらしい。知らんけど。




色々他のアプリも見てみたかったけれど、なんか最初から核心に触れてしまったようなものなので見る気も失せた。本来なら胸が熱くなるような異世界ファンタジーも、どっかのハゲの「車があるような異世界モノうんたらかんたら」で頭が混乱してきたのでそんな気分にもならない。




おかしなことばかりだった。

いつもと同じ日常のはずだった。

ふとした時に、思いがけないタイミングで、求めてもいないのに、当たり前は当たり前じゃなくなった。友人が、両親が。気になることは多かったけど、色々考えているうちに眠気に襲われた。ので、



とりあえずめんどくさいから昼寝することにした。









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