なろうの腹黒キャラクターはヤマナシオチナシと言うべき存在だよな
気になることについてエッセイを書きます。
タイトル通り、仲間内に何故かいる悪運が強いキャラはなんなのか、ですね。
勘違いされると困るのでまずさきに明言しますが、悪運が強いは悪行をしても因果応報にならないといった感じの意味ですので悪しからず。
味方内の悪運が強いキャラはルパン三世でいうところの峰不二子の役割、なのでしょうか。
美人で時には主人公を手伝い、時には妨害するトリックスターのような場をかき回す役回り……なのでしょう。
しかしながら、最近ではそんなトリックスターというよりも主人公の異常と言えるお人好しを表現するためのキャラが多い気がします。
場をかき回す、というよりも読者の胸中を不快感でかき回すためのキャラにしか見えない。
腹黒いキャラクターという役回りで登場するキャラクター達なのですが、大抵は魅力を感じないことが多いと思います。
恐らく、底に芯がないからだと考えられます。
例えば、キャラクターメイクの際に腹黒いキャラクターを作ろうと作者が考えます。
そして出来上がったのはただの嫌なキャラクター。
何故そんな態度をとるのかも感じ取れずただ、嫌味を言ってるだけの存在。
悪意や敵意にすら感じられる行為に対し、主人公は異常なまでに鈍感さを発揮する。
意地が悪い人物と友人関係ではありますが、最初は口喧嘩ばかりでした。
しかし、コミュニケーションを取る内にその人物の考え方を知って仲良くなりました。
小説ではその仲良くなる過程がなく、気持ち悪い。
理解も共感もできずに、まるで最初から心を読めるかのように許容する様が気持ち悪い。
そういったキャラクターは物語を語る上で、スパイスとして登場しますが、重みがないキャラクターとして不快感を煽るだけのものとなっているのが現状だと思います。
感想で炎上し、作者の思惑と外れるのはそういった現実でのコミュニケーション不足だったり想像力の欠如なのかもしれません。
あとはそういったキャラのオチ、例えに出した不二子のようにざまあ! となったり憎めない描写をしないというのも問題かなと。
そう、言うなればなろうに投稿されている小説で出てくる腹黒いキャラクターはヤマナシオチナシと言うのが適当なのかもしれません。
まあ、ここまで書いて言うのもなんですが、結局みんな
m9(^ω^)<ざまあ!!
ってやりたくない? ってこと。
味方の腹黒いキャラクターはざまあがあるか主人公の常識外れさに思惑が全部外されて焦るとかそういう間抜け感で愛着が湧くと思うんですけど実際は違うんですかね?
そこんとこ皆さんの意見を聞いて見たいところです。