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弟子の鍛え方

僕はまず、皆のマナを、今の倍にしようと考えた。いくら効率の良い光属性と言ってもマナは使う。

魔物対策の光の盾なら魔物の中に入っていくのだから、使っていればマナが足りなくなる。魔法が切れれば即死ぬのだ。この弟子達はどのように国に使われるか、分からないが前線に立たされる事になるだろう。

中ツ国と違い、貴族も魔物を討伐する国なのだから。

貴族の子供達は、当初心配したほど我が儘も言わず、素直で熱心だった。

魔物討伐も、忌避感無く積極的に参加している。マナを増やす為だと教えたら,益々,熱心になった。

強い魔物を倒さなければ、マナは直ぐ増えない。だから、魔境のそばで討伐した。

僕が半殺しにした魔物を魔境の中から追い出し、彼等にとどめを刺させるのだ。

彼等は,初めビビっていたが、段々慣れてきて,終いには、フランチェスカは自分も魔境に入って討伐し自分の力で倒す事が出来ていた。

三ヶ月もすると、顔つきが変わり皆、精悍になった。スパルタのおかげで、マナも順調に伸びていた。

もう、魔法の授業をしても良いだろう。


僕とヨウゼフの二人が先生役だ。

まず、知っていることを前提にしないで、魔法理論を皆に確認した。光属性は人気が無い。それでも少ない記述は、皆覚えていた。僕は、

「此処の最初の`魔を祓う`とはどういう風に考える?」皆其処には余り考えていなかった。

「僕は魔物を祓うと考えた。そして魔物を追い払うと考えた。」皆はじっと真剣に聞いていた。

「だから魔法言語は無い」そう言うと皆は驚き狼狽えた。そうだよな。未知の魔法言語を習いに来たのに其れが無かったのだから。

「だから、皆には長い呪文を唱える必要は無い。考える,または感じるだけで言い。」

まあ、此は詭弁だ。僕は日本語で感じて唱えたのだから。でも、ヨウゼフは違った。

ヨウゼフはまさしくこの通りにやって出来たのだから、皆も出来るはずだ。


僕達は刈り取りの終わった農地に来ていた。塔の通路でも良いかなとは思ったが、万が一、お互いはじき合って、塔から落ちたら大怪我をする。だから此処で、お互いの距離が5メートル離れるように立って貰った。そして皆、集中し始めた。僕はじっと待った。

まず。フランチェスカが発現した。その後はマナの多い順に発現した。

皆、狐につままれたような顔をして、呆然と立っていた。

一度の試みで、出来てしまったのだ。ヨウゼフはがっかりしていた。彼はかなり時間が掛かったのだ。


彼の場合ライバルがいなかったのが原因では飲では無いかと思う。一人でやっているとなかなか厳しい物がある。フランチェスカ達はそれぞれ,お礼を言い帰って行った。

願わくは,皆、無事でいてくれ。





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