アフロスでの話し合い
この頃、ヨウゼフはミミ以外と付き合っていないようだ。本格的に捕まってしまったのか?
「結婚なんて,人族みたいなことしないわ。」
とミミが言うとヨウゼフは悲しい顔をするのだ。
其処は割り切って付き合わないと苦しいのはお前だぞ。まだ、獣人族のことを分かっていないようだ。
「なら、ヨウゼフが他の誰かと結婚しても良いかな。」「其れはだめ!」
と言う。ミミは人族と,獣人族の考えが混じっているようだ。それとも、人一倍独占欲が強いのか。
ヨウゼフは納得しているようだから、まあいいか。
もう、そろそろ暇な時間は終わりなようだ。昨日,アフロスに来るように総括長から,連絡が来た。
いよいよ動き出すのか?
アフロスは相変わらず,暑い。
「良く来てくれた。」総括長が立ち上がって,握手を求めて来た。僕は面食らった。今までこんな対応は無かった。総括長自ら,挨拶を求めるなんて、何かあるのか?
「きみは、魔法で,あの魔境を抜けたのだな。」
「はい。光魔法で、一気に抜けました。魔物は襲ってきませんでした。」
「そうか。君に紹介したい人が居るのだが。」「はい?」
「此方に入ってきたまえ。」
人族の,魔法士だろう。若い女性だ。大柄で、軍人みたいにキビキビしている。しっかりした筋肉が付いていそうな身体付きだ。ヨウゼフに雰囲気が似ている。要するにゴリラみたいな女性だった。
「私は、ウエストリア国の騎士、フランチェスカ・コーレル魔法士爵です。高名なるハンニバル伯の愛弟子に教えを受けること、光栄にぞんじます!よろしく御願いいたします。」
凄く力が入ってる!眼力が半端ない、押しの強そうな女性。チョット腰が引ける。
もう一人、いやあと3人だ。後ろに隠れるように控えていた。男二人女一人。皆違う国の人達だ。
要するに僕が指導役になり光属性の魔法を教える,と言う事になったようだ。
僕に、打診する前に決まってしまったようだ。総括長が後から謝ってきた。
何国か懇意にしている国に話をすると、あっという間に我も我元申し込みがあったようだ。
新地に行くのでは無く、光魔法の新技に興味が沸いたそうだ。
其れはそうだろう。今まで光や闇は、持っていても余り嬉しくないと思われていてのだから。
「あの新地に関しては,当面そのまま、置いておく。と言うか実際どうしたら良いか結論がでなかった。我々の同胞がいたのは喜ばしいことだが、交流は出来まい。たまに君たちに様子を見て貰うしか手の施しようもないのだ。其れよりこの話は,是非受けてもらいたい。かの国々は自国でダンジョンを潰そうと頑張っているのだ。国民の士気が非常に高いのだよ。手伝いたいと思っている。」
僕は了承した。彼等はクルスまで来て僕の教えを受けるという。
僕達は一緒にクルスまで帰る事になった。




