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アンタイトル  作者: mrz
1/2

廊下


「Japan-three, Naru-Shiono」


手が背に触れる。

「那琉」

眼をひらく。

「那琉 行こう」


スカートに寄った皺を撫でる。

「Yes」


これは、ある高校生の、あるゲームの物語。



 *******



「那琉ー何番だったっけ?」

中三、冬。

「六十六」

「桁すら違った、絶対教室違うじゃん。はい終わりですさようなら」

「教室違ったって結果は変わらないよ」

「安心度が違うの、精神統一だよ精神統一」


綺麗に整った、座席の高い椅子の座り心地が悪い。自分もここに座るのだろうか、椅子は中学校の方が良かったなあ、などとつまらないことを考えながら由菜と会話していると、暫くして、やはり背の高い男の先生が、忙しなく扉を開けて入ってきた。

「受験番号七十番までの者は、係の指示に従い速やかに三〇一教室へ移動してください」

「じゃあね、絶対受かろう」

手を振る由菜に応えつつ、教室を出た。



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