表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/14

Ⅷ 今日は先輩と特訓

ふいに放課後、先輩に呼び出された飛礫。

「この辺か?」


今日の昼に、この公園に来てくれと先輩に言われ、放課後時間通りに来たはいいのだが。


「いなくね?」


少し早く来過ぎてしまっただろうか。5分前行動?なるものをしてみたのだが。


「あ、おまたせ〜ししょー」

「だから、その師匠呼びやめてくださいよ。俺はそんなのじゃないっすよ」

「え〜ししょーはししょーだよ」

「さいですか…」


ま、呼び方はなんでもいいか。やることは変わらん。


「で、どんなふうに強くなりたいんすか。先輩は」

「どんなふうに?」

「強さって言っても色々あるのはわかります?武力が強いのか。頭脳明晰なのか。魔法の扱いに長けているのか。メンタル面か」

「うんうん」

「自分のなりたい強さ。ってのがちゃんと見えてないやつは弱いっす。芯となるものを持ってることが1番の近道なので」

「そっかぁ」

「で?どうなんすか。さっきからうなずいてばっかっすけど」

「そう言われてもな〜」

「…何か、目標はあるんすか?」

「目標はあいつらに負けないことだよ!!」


食い気味で顔を近づけてこなくてもわかるって…。


「じゃあ、武力面でまずは強くならないとダメっすね。実技の成績はいかほどで?」

「…3…目」

「はい?」


ボソボソ言うもんだから全然聞こえん。


「下から3番目!」


ありゃ、こりゃまた酷いもんだ。勉強に極振りしてんじゃねーか。


「じゃあ、試しに少し動いて見てください。運動能力をみたいっす」


公園なのはちょうどいいな。


「あそこの雲梯で往復10回くらいしてもらって」

「え、まじ?」

「まじまじのまじっす」


驚くほど顔引き攣ってんじゃねーか。この程度余裕では?


「ふんっ!」


こんな声だしてるけど、1つも進んでない。


「先輩はとりあえず、基礎体力が足りてませんね。戦術に関しては才能あると思うんで、走り込みからっす」

「はぁ…はぁ…。はいっ!ししょー!」

「元気そうっすね。とりあえず、公園の外周10周してきてください」

「え〜!!」

「さっさと行くっ!」

「はっ、はひぃ〜」


ーーー10周後ーーー


「走れるには走れるんすね」


めちゃくちゃ遅かったけどな。蒼汰と同じくらいか?


「もう疲れた〜!!」

「うーん、先輩に足りないものが多過ぎて」

「え〜っ!!わかってたけどさぁ」

「そうっすね…。寝る前でもいつでもいいんで、腕立て100回と腹筋100回、毎日やりましょう。あとのことはそれこなしてからっすね。来週様子見ましょう」

「100!?」

「100です」

「あの、50とか…」

「200にします?」

「精一杯100回やらせていただきます!」


足りないものが多いとは言ったが、足りないのはおそらく、身体能力だけなので、課題はそれだけだ。能力は覚醒すればどうとでもなるしな。すでに最強な気がするが。


「今日は解散っすね」

「はっ、は〜い」

「あ、先輩。武器って何使うんすか?」

「これといったものはないけど、多いのは剣かな」


じゃあ、居合と足捌きか…。


「そうっすか。ストレッチちゃんとやった方がいいっすよ。普段体使わないの丸わかりだったんで。筋肉痛やばいっす」

「そうだね…」


俺は帰路を辿った。現在時刻、17:30。


ーーー翌日ーーー


「そろそろ中間テスト2週間前だからなーしっかり勉強するように」


気が付けばもう5月の1週目。そろそろ中間テストがやってくる。俺には関係ないがな。


「おーい。1か月寝てばっかだったけど、ほんとーに大丈夫なのかよ?」

「いらん心配だ」

「俺がおしえてやろっか?」

「いらんお世話だ」

「つれないやつだなー。なな、今度どっかで勉強会しねぇ?いつになるかはわかんねーけどさ」

「はぁ?別にんなもん1人でやればいいだろ」

「みんなでやるから楽しーんだろー。もう2人くらい男子連れて行きてーな」


はぁ…こいつはまだ友達が増えんのか。寮には呼ばないだけましなのかもしれん。1つ上にずっとうるさい部屋があんだよな。毎日寮母に注意されてっけど。


「おう、蒼汰。そこで寝てんのは、前言ってたお前の親友か?」


あ?親友になった覚えは一度としてないが。


「そうそう。こいつが、寮の部屋も一緒の飛礫だぜ。見ての通りいっつも寝てんだ」

「よっぽど眠いんじゃねーの?そっとしといてやれよ」


お、話の分かるやつじゃないか。そのまま蒼汰を連れて行ってくれ。


「でも、こいつ全授業寝てんだぜ?」

「は?まじ?」

「まじまじ。ほんとに寝てんのかってくらい」

「流石に寝すぎやん…」

「あぁ?別にいくら寝たってお前らにはかんけーねーだろーが」

「あ、起きてたのか」

「おはよう、飛礫。自己紹介がまだだったな。俺は虎海 快。よろしくな」


虎海が手を出してくるので、俺は無言でそれに応える。話の分かるやつかと思ったが、そうでもないのかもしれない。


「あ、そーだ。快、今度勉強会やりたいんだけどさ、誰かしら連れてけそーなやつ知らない?」

「おお、そろそろテスト近いしいいな。幼馴染のやつならいつでも暇だからたぶん行けるぞ」

「ん。じゃあそいつ連れてきてくれ。これで8人になったな」


8人?てっきり杏奈と才花で合計6人かと思ったが。どうせ参加しないって言っても引きずられるしな…。


「8人?そんなにいんのか」

「あぁ、男女比4:4だぜ」

「おお!それはすばらしい!」


どこが素晴らしいんだ。


「今日は俺か。俺の名前は虎海 快。好きなものは、鍋だな。能力は、”動物を操る能力”だ。勉強会なぁ。小学生の時はやらなかったから、結構楽しみだな」

作者:「自己紹介どうもです。作者は一回もしたことありませんがね…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ