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Ⅶ わちゃわちゃの放課後ダブルデート?

いつもと変わらない日…?

「おーい、6時間目終わったぞー?」


あぁ、もうそんな時間か。蒼汰も6時間目終わるタイミングでしか起こしてこなくなったので以前より快適性は増した。あ、ちなみにいつまでも寝ていると勘違いしてるかもしれないが、たまに起きてはいる。たいてい寝てるがな。


「おーう…。帰るかー」

「お前まだ眠そうだな。よく半日以上寝てられるよな、毎日」

「まぁなー…。ふぁぁぁあ…」

「ほいちょっとそこのお二人さん!」


何か明るい声が聞こえる。いつものうるさい奴である。


「今、お前の相手をする気にはならん。また今度な、杏奈」

「それいつも言ってるじゃん。今日は付き合ってもらうからね!」

「それで?杏奈は何か用事があってきたんじゃないのか?」

「そうそう、このあと才花と買い物行くんだけどさ~。ついてきて?」

「買い物だぁ…?」


めんどくさ。


「そこ!聞こえてるよ!」


やっぱこの感覚には慣れないな…。


「とにかく!つべこべ言わずについてくるの!女の子とデートできる機会なんてそうそうないんだから!」


ーーー大型ショッピングモールにてーーー


「次はあっちね~」

「あそこのお店も見たいよね~」

「わかる~」


なんて女子は楽しそうだ。


「なぁなぁ、飛礫。俺たち荷物持ちとして連れてこられた?もしかして」

「多分な」

「そうかー…。デートって言ってたから少し期待したんだけどなー」


こいつも色恋沙汰に興味があるのか。意外である。


「お~い2人とも~。今度こっちね~」

「「へーい…」」


まだ買うのか。もう両手いっぱいなんだが。というか、いつ持たされた?これ。


ーーー1時間後ーーー


「いや~いい買い物ができたできた」

「ほんとにね。2人とも、付き合ってくれてありがと」

「まぁこれくらいならなー」

「重かった…」

「ちょっと持たせすぎたかな…。ごめん?」

「なぜ疑問形なんだ」

「まーまー。それでこの後はどうする?このまま解散か?家まで荷物持ってくけど」

「おっと、そうだった。今日の本当の目的はね~」


まさか、まだあるってのか…。楽しそうな雰囲気の女子2人がすたすたと歩いていくため、それを俺たちは追いかける。


「じゃじゃ~ん」

「ん?ここは、カフェ?」

「そそ、ここカップル割なんてものをやってるらしくてね。で、ここのカップルパフェが絶品だって有名なの!!」


杏奈が顔をめっちゃ近づけてくるのだが。なるほど、だから呼ばれたのね。俺、あんまパフェとか食ったことないんだが…。


「ダイジョブ!飛礫もきっとおいしいよ!ささ、行こ行こ!」

「おー」

「いこ~」

「へーい…」


結局、4人でそのカフェに入ることになった。


「いらっしゃいませ。よもやすると、カップル割の利用者様でございますか?」

「は~い。2カップルでお願いしま~す」


2カップルってなんだよ…。


「かしこまりました。2カップルですね。お席ご案内いたします」


公式かよ!!

案内された席にてメニューを見れば、


「カップルジュースに、カップルオムライス、カップルパフェ。なんでもカップルってついてんな」

「それがこのお店のウリらしいよ~。あ、組は私と蒼汰。飛礫と杏奈でいいよね」

「いいよ~」

「なんでもいいぜ」

「好きにしてくれ…」


なんか変なもの来なければいいんだけどな。


「とりあえず、私はカップルジュースとカップルパフェかな~」

「じゃあ俺は、カップルオムライスとー」

「あ、そうそう。ここのルールとして、1つの組で料理を頼むことになってるから、私と蒼汰、飛礫と杏奈は同じものになるよ」

「あ、そうなの?じゃあ俺はカップルジュースとカップルパフェになるってことだな。そんなに大きかったりすんのかね」

「どうだろうね~。杏奈たちは?どうする?」

「私たちはカップルパフェは確定として、飛礫?どうする?」

「お好きに」

「りょ~かい。じゃあ私たちもカップルジュースとカップルパフェかな」

「ほ~い。すみませ~ん、私たち両方ともカップルパフェとカップルジュースお願いしま~す」

「かしこまりました」


ーーー5分後ーーー


「ではこちら、お先にカップルジュースとなります。カップルパフェはシェフが腕によりをかけて作っておりますので、もうしばらくお待ちください」


カップルジュースなるものが運ばれてきたが、一つの容器に区切りがされており、青色のジュースとピンク色のジュースにわかれている。ストローはなぜか〇型で交差している。なんか想像と違うな。


「飛礫、どっちのむ?」

「じゃあ、青」

「はいよ」


少し飲んでみた感想だが、これはサイダーか?ふっっつうのジュースだ。顔が近い。


「蒼汰~。それおいしい?」

「あぁ、こっちはサイダーだったぞ。普通にうまい」

「私のは、桃ジュースだった~。そっちも飲みた~い」

「ん?いいぞ。ほれ」


そうやって蒼汰は容器の向きを逆にする。そういえばこれ、ハート型の容器なんだな。ストローは丸なのに。ていうか、あれ関節キスじゃね?どっちも気にしてないみたいだが。


「はわわ…」


横には気にしてるやついたけどな。


「どっちもうめぇな」

「だね~」

「はわわ…」


こいつはわわbotになったわ。


「お待たせしました~。こちら、カップルパフェです。お二人で仲良くお食べください」


運ばれてきたのは、普通のパフェ2人前の大きさの結構でかいパフェ。スプーンも2つついてるし。結構色鮮やかだな。


「お~おっきい~。早速いただきま~す」

「俺もー。いだだきます!」


向かいの2人は何の迷いもなく食べ始めたな。俺の横ははわわbotのままなんだが。


「食べないとアイスとけるぞ?」

「えっ!あ、そうだね。食べよ食べよ」


こいつ、初心なのか?


「ん~、おいし~」


かと思えば、満足そうにパフェ食ってんな。俺も適度に食べますかね。


ーーー30分後ーーー


「はー、くったくったー」

「だね~」


あのあと、結局食べ切るまでに結構時間かかったが、普通に食べられる量ではあった。時々、細い棒のお菓子がアイスの中から出てくるのには気になったが。値段に関しては、まぁリーズナブルなほうではないだろうか。結構行ったがな。


「もう6時か~」

「6時…?」


時計を見れば、現在時刻18:10。今なら走ればギリギリ間に合うか。


「おい蒼汰、時計時計」

「時計?って、もう18時過ぎてんじゃん!」

「ん~?6時がどうかしたの?」

「門限18:30なんだ!寮の!ごめん、先帰るわ!楽しかったよ。またなー!」


蒼汰はそれだけ残してダッシュで行ってしまった。遅いんだが。


「てことだ。俺も帰るわ。荷物運んでやれなくてすまんな」

「え、いが~い。そんなこと考えてたんだ~」

「帰るわ」

「おちょくりがいがないねぇ~。気を付けてね~」


その言葉を聞いて、俺は帰り道を走り出した。ギリ門限には間に合った。

「今日は俺だな。出雲 斗真。栄勝学園で教師をしている。飛礫たちの担任だ。好きなものは、肉料理全般だな。趣味は教師だ。能力は”力を増幅させる能力”だな」

作者:「いつも寝てる飛礫はどうしてるんですかね?自己紹介お疲れ様です」

「あいつは起きないから放置だ」

作者:「らしいです」

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