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 角ウサギを狩りまくれ!(前編)

 今日、疲労で寝坊してまいました。すみません、また、チビチビアップします。


 すみません、と言うわけで、前後2つに分かれます<(_ _)>


 何度見ても誤字脱字、納得いかない句読点などあるので、幾度も幾度も修正してしまいます。よろしくお願いします。


「逃げるなっ!」


 つい声を荒げる。相手は獣、いや魔獣だというのに。


 今日は僕らは王都のそばの山に来ている。

 ここ近隣の魔獣を狩りまくったお陰で、山の魔獣の食物連鎖のほぼ底辺に位置する、『角ウサギ』とか『一角ウサギ』と言う名で呼ばれている魔物が大量発生した。

 それは、普通のウサギに1本ねじくれた角が生えた魔物で、普段は大人しいのだが、空腹になるとなんても構わず食べるという、うちのドラゴン娘のような生き物だ。

 このままでは、山がはげ山になるという事でギルドに緊急依頼が持ち込まれた。僕達もそれを目にし、決して報酬がいい依頼ではないが、魔物乱獲の原因は僕にもあるので、やむなく引き受ける事にした。


 僕、マイ、アン、ジブルの4人でギルドで手続きをして、今日は全員単独行動で、討伐数を競い合う事にした。

 せっかくなので、景品的なものをつける事にして、最下位の者はみんなに飯を個人資金から奢るのと、トップの何かしらの願いをみんなで叶えると言う事になった。

 まあ、願いと言っても女の子たちの願いだから、えげつない罰ゲームにはならないだろう。それよりも、ご飯を個人資金で奢るというのは地獄だ。


 なぜなら奴がいる!


 ドラゴンの化身のアンは本気を出したら軽く100人分くらいの量は食べるのではないだろうか? 

 かつて湖の水をあり得ないくらい飲んだのを見た事がある。その時はドラゴン状態だったが、人間形態でもお城のパーティーのビュッフェを壊滅状態にしたのを見た事がある。これは何としても最下位だけは逃れないと破産してしまう。


 日没までの討伐数を競う事になったが、未だ僕は5羽しか狩っていない。ほとんどのウサギちゃんは僕を見るなり、文字通り、脱兎のように逃げる。


「剣の王!」


 収納から数多の剣を放つ。2羽ゲット。


「槍王!」


 収納から雨あられのように槍を放つ。2羽ゲット……


 まだ9羽。辺りの放出した武器とウサギちゃんを収納に入れる。いかん、これは効率が悪すぎる。

 ここまで逃げるものを仕留めるのが難しいとは。正直、僕は投擲系は苦手だ。例えば『剣の王』『槍王』は物量で命中させているだけで、1本に絞ると命中率は著しく下がる。

 近接戦でいくしかないか。僕は愛用のハンマーを収納から出す。ウサギ発見。全力全身、最大加速! 


 ぶしゃっ!


 僕の放ったハンマーの横薙ぎは手加減したのにもかかわらず、ウサギちゃんを遙か彼方まで吹っ飛ばした。しかもなんか原型止めてなかったような……


 いかん、因みに他のみんなはどうなんだろう。タブレットを収納から出してみた。


 マイ32羽、アン22羽、ジブル52羽。収納に誰が出し入れしたのか僕には解るので、全員の狩猟数は簡単に把握出来た。

 けど、僕はダントツの最下位。このままではヤバイ。なんか手を考えないと……


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