表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

493/2101

 久しぶりのいい天気


 久しぶりのいい天気。


 僕達は布団のシーツと洗濯物を干し終わった。ちなみにマイ達の下着は家の中の風呂場に干してある。外に干してたら盗まれるからだ。風呂場の屋根は取り外し自由なので、天日干し出来るのだ。

 

「アンちゃん、なんで洗濯物の下着の数少ないのかなー?」


 マイがジト目でドラゴンの化身アンを見ている。


「アン、お前、風呂に毎日入って無いのか?」


「何言ってるんですかご主人様、ご存じの通り毎日入浴を楽しんでますよ!」


「お前が毎日風呂入ってるか、俺が把握してる訳あるか!」


「え、一緒に毎日入ってるじゃないですか?」


「え、ザップ……あたしとは……」


 マイが呆然とした顔で僕を見る。


「おいおい、俺がこいつと風呂入る訳ねーだろ」


「そうですよ、私がこんなケダモノのようなご主人様と一緒に入浴するはずないじゃないですか。ラパンと毎日一緒に入浴してるんですよ。私より育ってないものを見ると癒されますので」


 なんか最近、毒っぽいものをよく吐くな、このドラドラゴン。


「と言う事は、お前、下着つけてない日があるな」


「アンちゃん、下着つけないと汚いでしょ、トイレ行ったりするわけだし」


「え、何言ってるんですか?真の美少女はトイレなんか行かないものですよ。私がトイレに行くの見た事ありますか?」


「そういえば、マイがいくのは見た事あるが、アンは無いな」


「ざ、ザップー……」


 マイが僕を睨む。またいささか足りなかったかデリカシー。とりあえず。


「ご、ごめんマイ。それで、アン、本当にお前トイレ行かないのか?」


「はい、ドラゴン秘伝の魔法『トイレ魔法』というものがありまして、お腹の中の老廃物を消し去る魔法があるんですよ」


 それは便利だな。やっぱりトイレは冒険で困るもののうちの1つだ。迷宮で1人で戦っていた時、食生活の事情だと思うが、よくお腹を壊して苦しんでたものだ。今は収納の中に携帯用個室トイレ水洗洗浄機能付きを幾つか入れているから大丈夫だけど。


「アンちゃん、それ教えて欲しいな」


「何言ってるんですか、冗談ですよ、そんなものあるわけないじゃないですか。ただ私はドラゴンだから極端に回数が少ないだけですよ。まぁ、少しお腹が張って痛いですが」


 ヒアリングの末、アンは極度の便秘だという事が判明した。なにがドラゴンだからだ。運動しないで肉ばっか食べてたらそうなるわ。


「今日からしっかり運動して、お野菜もたっぷり食べてもらうわよ」


 と言うわけで、アンも毎朝の素振りに強制参加する事になった。あと、ご飯の前に必ず野菜を食べる事になった。何故か僕も……


 

読んでいただきありがとうございます。


 みやびからのお願いです。


「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、


 広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、


ブックマークの登録お願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ