表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2158/2180

 武器の手入れ 後

挿絵(By みてみん)


「じゃ、俺はこっちから磨くから、マイとアンはそっちから頼む」


 まずは収納から出した水をかけながらタワシで汚れを取る。そこまでまじまじと見た事なかったけど、かなり汚れている。水が黒っぽくなる。多分、樹液と血糊と泥だろう。コイツでは魔物と同じくらいの数の木を斬ってると思う。なんか農作業が終わった農具を洗ってるみたいだ。まあ、武器のルーツは農具が多いって聞いた事があるから的外れじゃないだろう。ほどなく洗い終わり、振り回して水をきる。やっぱ凄えなこの剣、まったくしならない。どんなに早く振り回しても切っ先まで真っ直ぐだ。


「ねぇねぇ、あたしも持ってみていい?」


 マイの声に素振りを止める。当然、マイとアンの事をかんがえながら振ってた。


「ああ、いいけど、落とすなよ」


「多分、あたしも強くなったから大丈夫だと思うけど、一応支えてて。アンちゃんもやる?」


「嫌ですよ。そんな事できる訳ないじゃないですか。化け物じゃあるまいし」


 巨大な竜、化け物に化け物扱いされてる。なんか複雑な気分。

 剣の刃の根元を持って柄をマイに差しだす。


「ご主人様、今、一瞬片手で持ちましたよね。見ましたよ。化け物、真正の化け物ですね!」


「うるさい奴だな。これくらい誰でも修行したらできるようになるぞ」


「「ならない、ならない」」


 仲良くハモってるな。


「あたしが調べたところ、普通の人って、スキルのレベルには上限があるそうよ。けど、金色のスキルポーションを飲んだら、その上限が上がるらしいのよ。ザップ、聞いた事ないけど、今までどれくらい、金色のポーション飲んだの?」


「んー、マイたちと会ってからはほぼ飲んでないから、多分二~三十本くらいかなー」


 マイたちに会う前、迷宮の底でヘルハウンドを狩りまくった。そのとき、三つ首の奴がよくゴールドを落としていた。多分、一日で二~三個飲んでて、十日くらい経ってたと思われるからそれくらいだろう。


「アンちゃん聞いた? ザップが出すスキルポーションっほとんど剛力だから少なく二十は飲んでるわよ。一本で十レベルくらい限界突破するらしいから、多分、ザップの剛力レベルは少なくても二百超えてるわよ」


「マイ姉様、レベルって十を最高に考えた力を数字で表してるものですよね。多分私がレベル十って事は少なくても私の二十倍」


「おいおい、そんな訳なだろ。さすがに他のスキルも手に入れてるだろ」


「証拠を見せるわ。これが剛力レベル四十よ!」


 マイは僕が手にしてる剣の柄を持つ。レベル四十って、やばいなー。常人の限界の四倍かよ。そっかマイは鑑定持ちだから自分のレベルがわかるんだな。マイはなんとか僕が手を離しても持ててるが、まるで綱引きしてるようなポーズでぷるぷるしてる。マイにしては愉快なポーズだ。


「もうだめー。ザップ助けて」


「嘘だろ。もっといけるだろ」


「やばい、やばいって。早くもってー」


「しょうがないなー」


 僕は山殺しをひょいっと取る。


「はぁ、はぁ、ザップ、多分レベル二百じゃないわ」


「そうですね。マイ姉様であんななのに、アレをあんなに振り回せるって事は……」


「なんか失礼だなー」


 それから僕らは剣を置き、布でぴっかぴかに磨き上げた。次に山殺しを使うのが楽しみだ。


 


 


 読んでいただきありがとうございます。


 みやびからのお願いです。「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、ブックマークの登録をお願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 下から集英社のオフィシャルサイトに移動できます。よろしくお願いします。
最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ