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 ワンサイド


「かかってこんのか? なら、おでからいくぞ!」


 まずはキメラホブゴブリンが動く。僕が仕掛けないのは、相手の能力が未だわからないからだ。それに、後々のために先生と呼ばれてるキメラとカナンの強さも確認したい。


「グゥオオオオオーーーッ!」


「グルルルルルルーーッ!」


 互いに咆哮をあげ、ドラゴンたちも動き始める。ディーは身を低くして構え、三頭竜が体当たりを仕掛けてくる。


「ロケットシザーズ」


 轟くだみ声。先生が忍者たちに手を向けている。なんと、その両腕のハサミが飛び出す。だが、その飛んでったハサミは簡単にかわされる。クルクルと回りながら地面に落ちる。即座に先生の手には新たなハサミが生み出されている。


『凄いでしょ。大地のマナを吸い取って再生するから、ハサミ撃ち放題。しかもアレって身が詰まってて美味しいのよ』


 食ったのか……まじか……


「でいやーっ!」


 急に先生の後ろに現れた忍者が手にした刀で斬りつける。何も無いとこから現れた。見えなくなる系の能力か?


「尻の臭いで丸わかりじゃい!」


 おお凄い、先生、見ずにかわした。そういえば、ゴブリンとかヘルハウンドとかは鼻が良くて、それで敵を察知するとかいうが、今、尻とか言ってなかったか?

 襲いかかった忍者は素早さにものをいわせ、刀を返し先生を斬りつける。


 ギィン!


 硬質な音がする。すげぇ、先生、無傷だよ。


『あの甲羅も凄いでしょ。斬られてもすぐに再生するから、一撃で切り裂かないと中まで攻撃が届かないのよ』


 まじか、見た目通り、化け物だな。


 ドゴスッ!


 重い音を立ててドラゴンたちがぶつかり合ってる。押し負けたのは三頭竜だ。ディーの前には透明な大きな盾。さっきの盾か。あれってもしかして僕にも砕けないんじゃ? ディーが前足を振り上げ、三頭竜を切り裂く。さすが、古竜って言ってただけある。うちのダメドラゴンとは大違いだ。三頭竜の一つの首が落ちるが、また生えてくる。再生能力高いな。一つの首がディーに噛みつきかかるが、また透明な盾に阻まれている。どうやら、ドラゴンバトルはディーの方が優勢みたいだな。

 忍者バトルの方は、カナンも参戦している。ゴスロリ服をヒラヒラさせながら。四対二だけどカナンたちの方が押している。先生が攻撃を受けたり食らったりして、その相手をカナンがハンマーでぶん殴っていく。カナン、さすが僕の分身。相手の防御も受けも関係なくハンマーでぶん殴ってる。このまま見てるだけで良さそうだな。一人、また一人と忍者が吹っ飛ばされて動かなくなってく。あとデカい奴一人だけだ。そういえば、さっき僕が吹っ飛ばした奴はピクリとも動かない。死んだのか?


 ズジャジャジャジャーーッ!


 地面を三頭竜が転倒しながら滑っていく。ディーの体当たりで吹っ飛ばされた。頭を振って立ち上がるが、首は一つしか再生してないけど、違和感。なんだありゃ。気持ち悪いな。竜の首からは、豚の頭が生えている。


「十二神将よ。死ぬ事を禁ず!」


 その豚頭が大声で叫ぶ!



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最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
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