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 初代と三代目 3

 なんと、ダッシュエックス文庫のオフィシャルサイトに出てます。良かったら見てくださーーい\(^o^)/


「うまうま」


「うまー」


「うまうま」


 担々麺を喰うというより飲んでいる。ドラゴン三匹。なんていうか姉妹みたいだな。くすんだシルバーの髪のアン、真っ赤な髪のカプ、白っぽいシルバーのの髪のディアシー。体のサイズは一緒くらいで、変わった角が生えててみんなワンピース。髪の色は違うが一心不乱に担々麺をかっこんでる姿は同類同族だな。三匹ともに丼を五つくらい重ねているが、僕の収納には担々麺が百食入っている。さすがに全部もってかれたりはしないだろ。しないよな?


「時間ないと思うから、私が簡略に説明するわ」


 え、ジブル? 僕の仲間の見た目幼女の導師ジブル。いつの間にか僕の隣に立っている。微塵も気配がしなかった。マイも驚いて距離をとってる。


「おい、お前、どこから発生した?」


 子供族という成人しても大きくならない種族だけど、こいつの正体は一言でいうとキメラだ。スケルトンに変身したり、ヒドラから生えたり、食べた魔物(古竜アダマックス)に化けたりと、常識外の生き物だ。


「発生したって失礼ね。面倒くさいからはしょるわ。カナンの収納から出て来たのよ。さっきの暴徒たちもカナンの収納の中にいるわ」


「ちょっ、待て、収納には生き物は入んないんじゃ」


「話を聞きたいなさいよ。ザップの収納より、カナンの収納の方が高性能で何でも入るのよ。生き物もね」


 なんだそりゃ。なんでもありか?


「だから、私の魔道理論と組み合わせて、ここら一帯のザップたち以外の生き物を収納に入れたのよ。突撃するのが早すぎるのよ。たいしたものはないとは思うけど、なに更地にしてるのよ。勿体ないでしょ。ここ、このあと魔道都市の属領にする予定なのに」


 ん、属領? 魔道都市で管理するってことか? けど、この森の北は魔領アシュガルド。そこの君主って言ってる魔王リナは大丈夫なのか? けど、その前に。


「収納に入れられた人ってどうなってんだ?」


「ザップの収納と同様に時が止まるんだけど、普通に時が流れる場所もあってそこに詰め込んでるわ。しかもそこ、どんなとこだと思う?」


「そんなのわかんねーよ」


「え、気付くと思ったのに。ザップが大好きなもの。迷宮よ」


 なんだそりゃ? 収納の中に迷宮があるのか? 訳わかんないなー。それに、決して僕は迷宮が好きって訳じゃない。


「迷宮って言っても、出てくる魔物は魔法生物主体のあまり危険じゃないものよ。そこを抜けないと、迷宮の管理者が許可しない限り抜け出せないようになってるの。下るタイプの迷宮で、群衆に隠れた忍者や、『言霊使い』とか強い者しか下層には近づけないからそれで簡単に炙り出せると思うわ」


 簡略って言ってた割には長い説明だな。けど、なんかほら話みたいに荒唐無稽だなー。


 読んでいただきありがとうございます。


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最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
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