森人の国 終わり
そして、皇帝が飛んでったあとに近衛騎士団とか言う奴らがワラワラ来たが、皇帝が帰ったのを知ると、すぐに帰って行った。騎士達は、帝都からここまで1日以内で来たと思われる。普通の人だと森って事を考えると1週間くらいはかかるはすまなので、かなり精強なんだと思うけど、森で飛べない時点で、皇帝には追いつけないだろう。
そしてゆっくりして次の日から2日に渡り相撲大会が行われた。
森の代表としては、あの僕に噛み付いてきたイケメンエルフが出る事になった。皇帝との戦いで、僕は完全に人間辞めてる認定されてしまった。大会には闘技場のチャンピオンとか、騎士のトーナメントの優勝者とか来てたけど、所詮人の世界のナンバーワン。最終的にはマッスルダークエルフのレリーフが優勝した。そして、痴女まわしで乱入してきたデルにボコボコにされて、ジャイアントスイングで止めを刺された。見てる分には面白かったけど、あれやられたら洒落にならんな。
なんとかデルは嫁入りしなくては良くなった。けど、僕は何もしてない。やった事と言えばエルフをぶん投げまくったのと、皇帝とじゃれ合っただけだ。だからデルからの謝礼は貰わなかった。前金も返そうとしたけど、『ザップさんのおかげですから』って言ってデルは受け取らなかった。
何のために来たのか訳分かんなくなったけど、相撲は見る分には楽しかったし、エルフの歴史的景観保存地区は、ずっと住むには厳しいけど、見て回る分には楽しかった。あと、木の家には森の中だから虫が沢山居るのかと思ってたけど、ほぼ居なかった。エルフの長い歴史で培われた生活の知恵で、虫が嫌がる香草の汁やお香とかで寄せ付けなくしてるらしい。
僕とマイは色々探索して楽しんでたけど、アンはずっとデルの家のこたつに引き籠もっていて、いつの間にか居なくなってたジブルは森に入って迷子になってて、大会2日目に帰って来た。まあ、研究とかその手ので良く居なくなるから全く心配はしてなかったけど。
「では、ザップさん、またいつでも来てください」
デルの父と家族に見送られて僕らは村を後にした。たまには観光目的でどっかに行くのも悪くないなと思った。なんかいっつもて戦ってばっかだもんな。
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