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 限定迷宮 5

 うう、時間が無くて、後で書き足します(T_T)


「ザップ」


「ご主人様」


 しばらくしてピオンとアンがやって来た。この建物に入るのは見ていたので、迷いはしなかっただろう。手を上げると近づいて来る。


「忍者は元々斥候。情報収集はお手のもの」


「私だって情報集めて来たですよ」


 そして、マイがバーテンにソフトドリンクを頼み、アンとピオンは調べて来た事を話し始めた。


 ここは、『振り出しの町』町の中央の螺旋階段から『振り出しの迷宮』へと行ける。ピオンは短時間で迷宮について調べて来た。隠し持ってたお金を使ったそうで、後で経費として出してほしいそうだ。ちゃっかりしている。


 迷宮はかなり特殊で、服しか持ち込めない。しかも弱体化した状態。それで中でレベルアップしてドロップや奪ったもので生活しながら探索するしか無いそうだ。けど、その代わり、死んだら迷宮の入口の女神像のとこまで出発した状態のまま戻されるそうだ。ちなみに死なずに戻って来たら手に入れたものは持ち帰る事は出来るけど、力やスキルは失うそうだ。なんだそりゃ、ハード過ぎるだろ。

 ちなみにアンが調べて来たのはこの町の食事情。『振り出し汁』というスープ的なものが名物料理だそうだ。知るか!


「これからいきましょ」


 掲示板からマイが持ってきたのは一枚の依頼書。


『スライムの討伐。スライムを討伐してその死骸を鍋に入れてもって来てほしい。1キロ銅貨一枚』


 やべ、クソやっす! 50キロで銅貨50枚。これじゃ宿にも泊まれない。


「まだ、お金は有るから安心して。とりあえず迷宮には行くでしょ。それでついでにこなせそうなのを選んだだけよ」

 

 まあ、マイが言うなら間違いないか。バーテンのオッサンに依頼書を持って行く。


「それは常駐だから、また貼っててくれ」


 ちょび髭をいじりながらオッサンはグラスを磨いてる。ふと、疑問に思った事を口にする。ちょび髭なんかが流行ったのは数十年前だ。


「なあ、オッサン、歳、幾つなんだ?」


「数えてねーよ。20年くらいはここに居るんじゃねーのか?」


 それはおかしい。バーテンのオッサンはどう見ても30代くらいにしか見えない。


「見た目より若いんだな。もしかして、体鍛えてたりするのか?」


「兄さん、来たばかりだから何も知んねーんだな。ここではほとんど歳くんねーんだよ」


 まじか、こんな所に20年も居てたまるか。


「おいおい、ここからは出られないのか?」


「契約しただろ。ここから出るには迷宮を攻略するしかねーんだよ。けど、俺らからは攻略されたかどーかは分かんねーがな」


 むぅ、言霊使いや、3代目の事もあるから、こんな所でモタモタしてられないのにな。


 

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