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 荒野の死闘 2


 ちょっとした事ですけど、執筆されてる方に、今回の改修で、下書きを保存した後に戻ってまた書いて保存しても出来ないので、毎回、編集から入ったがいいですよ。泣きます(>_<)


「ぐうっ」


 穴の底からうめき声。シープだろう。結構な高さだったけど、腐ってもあいつも忍者死んじゃいないだろう。

 僕は自分が掘った穴を回るように黒装束に迫る。

 しっくりこないけど、手には予備武器の槍を収納から出す。全速で走り槍を突き出す。黒装束は大きく身を引いてかわすが、それを追いかけ突きまくる。相手の武器は飛び道具。距離を取られなかったらこっちが有利なはず。分かってる限り、こいつの攻撃方法は狙って放つ。痛みからして放ってるものは小さなもの動きながら貼り付いてたらそうそう僕には当たらないだろう。至近距離で突きまくる。横に横に回りながらだから、謎の攻撃は食らってない。僕の方が明らかに動きが早いんだけど、黒装束は最小の動きでかわしていく。気にせず連打で畳みかける。僕の一方的な攻撃が続く。かわされ続けるが、奴の動きが少しづつ精細を欠いてくる。疲労だろう。まあ、ずっと全力で動きつづけてるもんな。

 少しづつ槍が黒装束を掠め始める。槍って予備動作が少ないのはいいけど、突いたら攻撃が点だから当たりにくいな。脆弱な槍だから僕の力で振り回したらすぐ折れそうだ。

 僕の猛攻についに黒装束はバランスを崩す。終わったな。僕はその頭に槍を突き出す。


「そこの娘、動きを止めろ」


 くぐもった声が聞こえる。僕の体が槍を突き出す寸前で動かなくなる。槍を握ってた右手に激痛がはしり、取り落とす。くそっ、もう少しだったのに。『言霊使い』か! ディー、ディーはやられたのか?


「モンキー、不様だな」


 ペストマスクが近づいてくる。僕の顔は動かなく、横目でしか見れない。手には何かを引きずっている。タイガーか?


「俺が弱いんじゃねー。コイツが強すぎんだ」


 黒装束が不機嫌そうに口を開く。


「助けて貰って礼は無しか?」


「ありがとうございます」


「そこの娘、口を開く事を許す」


 ペストマスクの言葉で、僕の口が自由を取り戻す。


「モンキー、シープを連れてこい」


「へいへい」


 モンキーと言われた奴は僕の視界から消える。


「娘、名前は?」


「カナン」


 僕の意思に反して答えてしまう。


「何者だ?」


「分からない」


「ザップ・グッドフェローとどんな関係だ?」


「わかんない」


 意思に反して言葉を返す。厄介な能力だな。言われた事に逆らえない能力か。反則だ。ディーも防ぎきれなかったのだろう。どうやって切り抜けようかと考えるが、全くいい知恵が浮かばない。


「おらよ」


 僕の前に雁字搦めに縛られたシープが投げ出される。


「シープ、この女か?」


「そうよ」


 ペストマスクにシープが答える。



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最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
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