収納世界 4
第1703部分 瓦礫撤去 の部分が見返して残酷過ぎるので、書き直しました。タイガーとシープが引き連れてたのは、カラクリ忍者、ゴーレムみたいなものです。
『わかった。任せとけ。絶対に、絶対に僕がなんとかするから』
僕は強く願う。けど、マリンの回復魔法で収納の中で回復出来ないのだろうか?
『無理ね。魔法は使えないわ』
マリンの声がする。
『この中では魔法もポーションも使えないわ。一種でどんな傷でも回復出来る、フルポーションか、それこそ伝説のエリクサーでも使わない限り、私と、アムド、ミーは無理ね。レイだけは結構いいポーションをジャブジャブ使えば大丈夫かもれないわ』
そうか、みんなを助けるには、やっぱり一発で全快するようなポーションか魔法じゃないと難しいのか。僕らの所持金ではそんなに貴重なポーションを買ったり、最高位の神官とかに回復魔法を使って貰うのは難しい。やっぱりザップの伝説に賭けてみるしかないか。
『焦らなくても大丈夫たよ』
ミーの声がする。
『あたしは、ある程度自由にボータルを使えるから、好きな時に外を覗く事も出来るわ。なんて言うか幽霊にでもなった気分ね。あたしがポータルを出したら、みんなも外が見れるから、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、ずっと、収納の中からコナンとカナンを見守ってあげるわ』
ぜんっぜんこっちは大丈夫じゃないわ! なんか、背筋にゾゾーッと怖気が走る。冗談だと思うけど、ミー、ヤンデレ化してないか? こりゃ少しでも早くなんとかしないと、おちおち風呂に入ったりトイレしたりも出来ない。
『早くコナンに戻って、男風呂に入るのよー』
マリンの残念な声がする。男湯見て、何か良いことあるか?
『あんただって女風呂覗きたいでしょ。それと一緒よ。学術的な興味よ』
男湯を見てなんの学術的興味が満たされるのだろうか? ピーの大きさの統計でもとるつもりか?
『ビンゴ!』
何がビンゴだ。勝手にはみ出させながら数を数えてればいいよ。そろそろウザくなってきた。
けど、逆に考えれば、ミーにポータルを出してて貰えば、ミーの気配察知などのスキルを使って貰う事も出来るのでは? それにミーの意思で攻撃出来たりもするんじゃないか?
『そうね、それ、いいアイデアね。放りこんである岩や槍とか出して攻撃出来そうね』
それは僕も活用出来そうだ。収納の中に隠れてポータルから一方的に攻撃出来そうだ。
「ちょっとー、どういう事なの? 説明してよ」
ライがポータルを覗き込んでいる。そうだな、一旦出るか。
外に出て、先生とライに説明する。自動的に一つのポータルが出て来て、僕の話をミーとマリンとアムドさんがポータルから補足してくれる。便利だ。
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