表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1635/2183

 下に向かう?


「ねぇ、降りてみない?」


 部屋の中央の階段をミーが指差す。まずはフロアの構造を調べるために、宝箱は無視して進んで来た。これまで来た道はマリンが地図を書いている。


「じゃ、多数決だね」


 僕は即座に言う。このままだと、ミーのゴリ押しで地下3層に行く事になりそうだ。次のフロアには何が出るか分からない。もう少し強くなってから進んだ方が無難だろう。ミミックより強い敵が出てくるなら、ミーもマリンも足手まといだ。


「降りたい人ー」


 ミーの言葉に僕以外が手を上げる。まじか。


「おい、マリン、なんでだよ」


「私の魔法じゃミミックとは相性悪いわ。やっと新しい攻撃魔法使えるようになったから、試したいのよ」


 ちなみに、前に聞いたところ、マリンが使える魔法は、必中の魔力の矢を放つ「マジックミサイル」、透明な盾を出す「シールド」、そしていつもの「タッチヒール」の3つだけだ。けど、三つも魔法を使えるのは、しかも回復魔法が使えるのは凄い事らしい。


「で、新しい魔法って、何使えるようになったの」


 ミーが尋ねる。


「なんと、ファイヤーボールよ! これでやっと私の攻撃魔法が役にたつわ」


 テンション高いな。見た事は無いけど、ファイヤーボールと言う魔法は結構凄いらしい。


「へぇ、凄いじゃない。で、何回使えるの?」


「一回よ!」


 マリンはドヤる。確かにファイヤーボールは凄いけど、一回しか使えないならあんまり役に立たないな。


「じゃ、ファイヤーボール禁止ね。使ったらタッチヒールも使えなくなる訳でしょ。そしたら、戻らないといけなくなるわ」


「分かった。分かったわよ。使わない。使わないから」


 マリンはニコニコだ。絶対ぶっ放す気だな。


「じゃ、降りるわよ」


 僕らはミーについていく。




「ウッドゴーレム?」


 ミーが呟く。部屋の中央には変なポーズを取った木の像がある。万歳して片足を曲げて上げている。なんか格好いいポーズだな。

 ここは地下3層。階段を降りた次の部屋だ。デッサン人形を人間サイズまで大きくしたような像。間違いなく動き出しそうだ。


「なんか弱そうな奴だな。カナン、行くぞ」


 先生は金棒を構える。フラグっぽいセリフだな。


「待って」


 それをマリンが止める。ん、どうしたんだ?


「ファイヤーボール!」


 マリンは先生の横に出る。その手にした杖の頭の先に発生する火の玉。大人の頭くらいに膨れ上がると、それは木の人形目がけて飛んで行く。木の人形は動き出し上げた片足を付くがもう遅い! 過たずその胸に命中した火の玉は轟音を立て弾け炎を撒き散らす。炎に包まれながら木の人形はヨロヨロと動くが2歩、3歩進むと、倒れ込み動かなくなる。そして炎を上げ続ける。


 パキン。パキン。


 木が焼け爆ぜる音が響く。


「よし、肉焼くか」


 先生の言葉に、僕は収納にしまってある肉串を出す。そして、僕と先生は人形の火で肉串を焼く。なかなかいい薪だな。若干煙の匂いが甘い。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 下から集英社のオフィシャルサイトに移動できます。よろしくお願いします。
最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ