表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1628/2183

 探索班


「ちょっと、あんた達どうしたの?」


 マリンは床にペタンと座ってるレイ・ライに駆け寄る。


 地上での探索と採集を終えた僕たちは、迷宮の階段を降り最初の部屋に入ったところだ。

 遠目にも探索班全員が床に座ってくたびれてるのが分かった。もしかして、強い魔物が沸いたのか? しまったな。けど、誰も犠牲者は居なさそうだな。


「マリン、あんた回復魔法使えるんだってね」


 マリンの前にミーが立つ。明らかに不機嫌だ。えっ、マリン、回復魔法も使えるのか? 回復魔法を使える魔法使いは貴重だという。それだけで生活出来るのに、なんでマリンは冒険者になろうと思ったんだろうか?


「まあね、一応はね。うわ、ミー達怪我してるじゃない。なんでポーション使わなかったの?」


「そりゃ、もったいないからに決まってるじゃない。レイがマリンが回復魔法使えるって言ってたから待ってたのよ」


「分かったわ。けど、私は回復魔法苦手だから、4回くらいでマナが尽きるわ。誰を癒したらいいの?」


 マリンの言葉に、言い争い始める探索班の連中。けど、自分らが女であることを盾にミー、レイ、ライが回復魔法の権利を勝ち取った。意外にみんな元気だな。魔法も要らないんじゃないの? しかも、ミーは自分に2回かけて貰うつもりみたいだ。相変わらず強欲だ。


「じゃ、誰からいくの?」


 マリンの言葉にミーが前に出る。


「怪我してるとこ出して。私の回復魔法は初歩も初歩の『タッチヒール』。マナ効率が悪いだけじゃなくて、患部に直接に治癒するまで触れてないと効果ないのよ。嫌なのよね。血でぬめった傷口触るのって」


「えっ!」


 ミーが絶句する。


「傷口はどこなの?」


 マリンの言葉にモヒカンの一人から声が飛ぶ。


「乳と尻だ!」


 無言で頷くミー。顔が赤い。


「まじ? どんな事したらそんなとこ怪我するのよ? もしかして、モヒカンや先生に噛み付かれたの?」


「んな訳無いでしょ! コイン! ダンシングコインに噛み付かれたのよ?」


「ダンシングコインに噛み付かせた? ミー、あんたそういうのが好きなの?」


 明らかにマリンはからかっている。


「んな訳無いでしょ。あんたさっさと治しなさいよ!」


「じゃ、さっさと脱ぎなさいよ。傷口見えないと治せないわ。いっちょまえに照れてんじゃないわよ。先生にもモヒカンにも興味無いでしょ。興味無い男に裸見られてもなんて事ないじゃない。野菜や子供に見られてるって思えばいいじゃない」


 確かにモヒカン達の髪型は何か野菜っぽく見えなくもない。


「そうだ、そうだ。俺たちは野菜だ!」


「俺なんて、心はまだ子供だー!」


「脱ーげ!」「脱ーげ!」「脱ーげ!」「脱ーげ!」


 モヒカン達と先生は手拍子ではやし立てる。この流れは!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 下から集英社のオフィシャルサイトに移動できます。よろしくお願いします。
最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ