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 私の名前はジブル。魔道都市の評議員にして導師として崇められる者なり!(前編)

 スミマセン。またライブ書き足しです。(T_T)

 今日はここまでで、後編、多分明日でお願いします。m(_ _)m


 私の名前はジブル。魔道都市の評議員にして導師として崇められる者。

 名前は略称で本名はジブリール。天啓の天使ガブリエルの異名から取られている。

 まぁ、私の愛くるしい姿は天使の名を冠するにふさわしいと、私は密かに思っている。私の種族は子供族ホップ。グラスホッパーと言って、成人しても人間の10才くらいの身長にしか成長しない。けど、自慢じゃないけど、私の胸はそこそこ大きい。なので、今まで幾度ともなくノータッチの人々に狙われて撃退している。だからそんな馬鹿共を近づけないように、分かりやすいように見るからに魔道士な格好をいつもしている。


 私は今日は鑑定のために留置所に向かっている。また、街中に収納持ちがいたそうだ。街を守る大精霊が察知して、いま拘留されているらしい。多いのよね、収納を密輸に使う馬鹿野郎が……





「ミケ、そこにいるのかしら?」


 私はドアを開けて留置所に入る。


 部屋の中の人達の視線が私に集まる。檻を挟んで手前に私を呼んだ魔道騎士ミケ、それと見たことが無い猫耳の少女。生意気な事に可愛い。猫耳に可愛いは反則だ。多分、私は間違いなく似合うから今度猫耳のカチューシャでもつけてみるか。


 あと、檻の中には2人の人物がいる。何の変哲もないそこら辺にいる兄ちゃん、いやオッサン? が三角座りしていて、あと、小柄な美少女、ん、頭に角? 山羊や羊系の獣人? それとももしかして檻に入っているくらいだから魔族? がこっちを見ている。


「あ、導師様! 部屋の隅で縮こまってる奴が収納スキル持ちです」


 ミケが冴えないオッサンを指差す。ん、収納持ちって角娘じゃないの? そこらの村人みたいな奴なの? 奴の顔からは覇気を感じない。間違いなく、ヤクの売人とかじゃないだろう。まあ、もし犯罪者なら下着泥棒が関の山って感じね。


 まあ、なんか無駄足っぽいし、面倒くさいけど、やってやるか……


「そうか、すまんが中身を改めさせてもらうぞ、収納解析(ストレージアナリシス)



 私は安く見られないように、出来るだけ低めの声で仰々しく言葉を紡ぐ。


 私の両の眼まなこに自慢の溢れんばかりの魔力が集まる。一旦目を瞑りゆっくりと開く。【収納解析】、私オリジナルの魔法。対象者の持つ魔法の収納の中身を視覚化し頭の中で再編する魔法だ。


 

 え!



 なに!



 じごく?!



 燃えさかる炎、渦巻く水流、剣、槍、斧、数えきれぬ程の武器の数々。え、角? 牛の角にしてはでっかい。黒い犬? 大っきい、もしかしてヘルハウンド、ナニコレ! 頭が3つある犬? じ、地獄の番犬ケルベロス。嘘でしょ! 収納に入ってるって事は死骸? 討伐した魔物をそのまま入れてるの? あり得ない。そんなに大っきい収納なんかあるはずが無い! 


 え、まだあるの? なにこれ、うろこ生えてる。大っきい、大っきすぎるわ。


 こ、これってもしかして!!


「はうっ!ど、どらごん……」


 私はあまりの衝撃に目眩がして気が遠くなってきた……


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最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
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