表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1012/2105

 マンティコアとの戦い!


「おお、喋った。喋った」


 僕は素直に驚く。まあ、けど、爺さんの顔ついてるから喋っても不自然じゃ無いんだけど。


 僕たち『野蛮隊』、僕、レリーフ、パムの3人は王都で密林でのマンティコアの討伐依頼を受けて、パムの索敵能力もあって今しがたマンティコアさんを見つけたところだ。


「失礼じゃな小僧。儂はこう見えてもお前の数倍は生きとるぞ」


「おい、何がこう見えてもだ。見ての通りじじいなだけだろ」


 マンティコアさんの言い間違いを正してやる。面倒くさいから問答無用でぶっ殺してもいいのだが、僕はジェントルマンだ。人語を解する生き物は邪悪じゃない限り討伐はしない。けど、奴は見るからに邪悪そうではあるが。


「ザップさん、コイツがマンティコアですか……」


「あんまり筋肉ついて無さそうですね」


 パムとレリーフが僕の横に並ぶ。ここは入り組んだ森なので、レリーフがくると邪魔くさい。


「マンティコアさん、幾つか質問してもいいですか?」


 パムが無邪気に笑いかける。うん、色々質問して、邪悪な生き物かどうか判断するつもりなんだろうな。


「いいだろう。どうせお前らは儂の腹の中に入る運命じゃからな」


 コイツ、どう見てもクソざこな癖に何でこんなに自信まんまんなんだろう?


「では、マンティコアさんに質問してもです。おっぱいは、巨乳か微乳どっちが好きですか?」


 おい、パム、魔獣にそんな事聞いてどうするんだ? まじでパムの頭の中はそう言う事しか入って無いのか?


「ぬぅ、そうじゃな。やはり微乳かなぁ?」


 小首を傾げるマンティコアさん。魔獣がしても可愛く無い。


「やっぱり、じじいって、ロリ貧乳が好きなヤツが多いんですね。ちなみにオイラが今までカウントしたデータによると、約80%の男が巨乳を選んでます。(※実際にアンケート取ってみました【みやび】)ちなみに貧乳好きは年配の人が多いです」


「おいおい、ロリって幼女が好きな性癖のヤツの事じゃろう。儂は違う。儂が小さい乳を好むのは食べた時に脂が少ないからじゃ。この歳になると脂はもたれるからのう」


「マンティコアさん、食べるって俗に言う交尾の婉曲的な言い回しですか?」


「いや、文字通り食べる事じゃが? 巨乳は脂っこくて好かぬ」


「おい、じじい、おっぱいを食べたのか?」


 パムの声が低くなる。


「そうじゃが?」


 ごきゅ、


「なんじゃ、なんでお前逆さに……」


 パムの姿がかき消えたと思うと、マンティコアの首は180度回っていた。


「最後に教えてやる。おっぱいは食べ物じゃない。愛するものだ! おっぱいを粗末にする者に生きてる資格なし」


 パムが怒るの初めて見た。強い。僕が思っていたよりも強い。


 かくして、マンティコアは討伐された。



 読んでいただきありがとうございます。


 みやびからのお願いです。「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、ブックマークの登録をお願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 下から集英社のオフィシャルサイトに移動できます。よろしくお願いします。
最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ