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特攻装警グラウザー設定資料集  作者: 美風慶伍
2章各特攻装警一覧
2/13

【2-1:第1号機アトラス】

本編⇒【http://ncode.syosetu.com/n4530bf/】


機体名 :アトラス

形式№ :APO-XJ-A001

機体構造:単純外骨格型

基本素材:超高強度チタン合金〔Γ128チタン〕

主導力源:超電導バッテリー 他

駆動源 :電動性人工筋肉(単純電圧駆動型)

中枢部 :“クレア頭脳”

     “マインドOS”

     大規模高速ネットワーク対応サブ情報ユニット


身長高 :1m98cm

重量  :147kg


所属  :警視庁組織犯罪対策4課

基本任務:組織型犯罪捜査・暴力団対策・強制捜査

責任者 :身柄引受:組織犯罪対策4課課長・霧旗隆三

     指導監督:同課刑事・荒真田晃介

     開発責任者:辞職により登録抹消、第2科警研所長が代行

所有銃 :IMIデザートイーグルAE50(状況に応じて2丁持ちも有り)


特殊機能:


 1)高周波振動サーベル「パルサーブレード」


・近接戦闘/対物破壊用。通常はアトラスの両拳内に圧縮収納されている。高周波振動により、高い切断能力を発揮する。刃渡り60センチ程度。第2科警研で開発された新素材・“帯電膨張合金”で作られている。


 2)マイクロアンカー


・電磁式カタパルトにより射出される小型アンカーウィンチ


 3)ダッシュローラー


・両踵に設けられたリニアモーターホイール


 4)アースハーケン


・極端に寸法を切り詰めた11番ゲージのフルオートショットガン。総弾数5発で通常は腰の裏側に装備。


 5)AAC-XD014/レッドパイソン


・全長1.2m、赤いボディの大型のブルパップライフル。特殊な固体レーザーを用いたプラズマ衝撃波発生装置。レーザー光による微小プラズマ発生による衝撃波で攻撃するプラズマライフル兵器。


捕捉事項:


 頭部の視覚センサーは左目が人工眼球で、右目が各種センサーの複合アレイ。普段から使用している頭部ヘルメットのゴーグル越しには左目だけが目立つため、アトラスといえば“片目”とのイメージが流布している。


専用車両:ダッジバイパーEV車両仕様

 

 アトラスが組織犯罪対策4課に着任して2年ほど経過した時、民間企業からアトラスに対して寄付された物で、その後第2科警研にてエンジンを改装してEV仕様車に改造した。インホイールモーターで走行し、超電導バッテリーで最大1万キロを無補給で走行可能。その後の特攻装警用の専用車両のケーススタディとなったマシン。



能力傾向:


 現在7号機まで存在する特攻装警の最初の機体である。

 完全外骨格式であり非常に頑強な装甲ボディを有しているため、銃撃戦や限界状況下での作業などを得意としている。後続の特攻装警とは異なり特殊機能には秀でてはいないものの、既存の銃火器類や手持式の専用装備を用いることで多彩な局面に対応が可能。その特性を活かし組織犯罪者の活動拠点への強制捜査や制圧活動に特に向いている。

 反面、中枢頭脳や神経系統の構造が比較的単純であり、反射神経に相当する補助システムを持たないため、全ての行動を計算ずくで行わねばならない欠点がある。これに対してアトラスは動体制御や格闘技能など、必要となる動作や行動などを、予め何万パターンと言うシミュレーションを行い、フィードバックトレーニングを行うことで、反射神経欠如のハンデをクリアしている。この事実を知る者はアトラスの努力と執念に驚嘆するという。

 習得格闘技術として日本の空手をマスターしており、その技術習得の際には着任先の組織犯罪対策部の係員の空手有段者が協力しているという。



開発経緯:


 当初、史上初のアンドロイド警官であるアトラスには警察各方面の中でも「組織犯罪対策4課」と「機動隊」が検討されていた。

 

 機動隊は、もともと武装犯罪集団への対抗策として特攻装警の開発/採用に積極的だったためだが、4課も、機械武装を進め地下潜伏をより巧妙化させる暴力団や外国人マフィアなどに対抗するためにも特攻装警の存在をなんとしても必要としていたのだ。


 その後、警察庁/警視庁はアトラスの配属先を「組織犯罪対策部の暴力団対策部門」と決定する。

 アトラスの特性や機動隊と4課のそれぞれの緊急性を考慮した結果だが、特攻装警の高いコミニュケーション能力の活用を重視したためでもある。

 アトラスは4課において、強制捜査や非常戦闘/一般捜査活動などに従事する。そして、その後の特攻装警の開発/運用において、有形/無形の資産を生み出す事となるのである。


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