十二の詩《うた》 第九回
十二の詩 第九回
① イチジクと続ける意味。
② まれに見る欲望、その最果ての絶望。
③ 繰り返される日々、悩ませる頭痛。
④ コウロギが鳴く鈴虫との輪唱大会。
⑤ マイクと酒の酔っ払いブギ。
⑥ 自身に降りかかる災厄と災難それを弾く勇気。
⑦ 紫色のナスと小麦色の肌、健康と安全。
⑧ 時計の針、長短を読む。
⑨ 生きている者全て、進化の途中、完成は無い。
⑩ 日進月歩、眉目秀麗、色即是空。
⑪ 真夜中の砂嵐、砂漠に散る先人。
⑫ 逆上がりと足掛け上がりの差、人の差、鉄棒の差、泣いて立つ。
平成二十四年一月二十三日 記す