表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/91

初仕事はキノコ狩り?④

現れたのは、キノコモドキよりひと回りもふた回りも上位種。

名前は知らないが、これは明らかに……Dランク以上の魔物だ。



「おいおい、ちょっと待て……」



冗談みたいに大量の毒胞子を撒き散らし、飛び跳ねるその姿。Eランクのやつが子どもなら、こいつは親って感じだ。



毒胞子の濃度が全然違う。視界が霞む、喉が焼ける。目もチカチカする。



「げほっ……や、やば……」



剣を構えて突っ込むが、跳ね返される。重い。スピードもある。



一撃もらえば終わりだ。けれど――



(……あれ? ちょっと……慣れてきた?)



ガスの中、俺の身体が少しずつ、毒に“馴染んでいく”感覚があった。



頭がハッキリしてきて、視界もクリアになっていく。



《スキル「毒耐性Lv.2」→「Lv.3」に上昇しました》



「……ふっ。なんだよ、苦くてピリ辛なだけじゃねぇか!」



剣を振り抜く。キノコの傘が裂け、内部の膿が飛び散る。



「二度目はねぇぞ、キノコ野郎ッ!」



一閃。今度こそ、キノコは跳ねることもなく、崩れ落ちた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ