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錬金術は命がけ!②

しばらく森を彷徨いながら、見慣れないキノコや草を見つけてはメモを取り、少しずつサンプルを摘んでいく。



《ツチバナタケ》《イモリノ葉》《クサリカズラ》……どれも毒性を持っていて、調合次第で薬にも毒にもなるという代物ばかり。



「素材は……こんなもんか?」



あとは調合だが、問題は場所。

こんなところで火なんか起こして煙でも出たら、魔物が寄ってきてもおかしくない。



「くっ、テントでも欲しいとこだけど……まあ、焚き火程度ならいけるか」



小さな窪地に落ち葉を敷き、拾った枝で即席の焚き火台を作る。火打ち石をカチカチッと擦って火を灯し、小瓶と鍋を取り出す。



「さて、レシピは昨日書いた……よし、《簡易解毒薬》いってみよう!」



材料は《ヘビイチ草》《イモリノ葉》と中和用の薬水。分量を間違えると、ただの毒汁になってしまう。



ぐつぐつと音を立てながら煮込まれていく液体。匂いは……お世辞にも美味しそうとは言えない。

だが、それが効いている証だ。



「さあ来い……俺の初錬金術、成功してくれ……!」



だが──


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