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63同盟

知渡子視点

 ギルドランクとパーティーランクが見事上位に仲間入りできたわたしたちは、凍土地帯に来ていた。

 すでにわたしとヒラミはマスタークラスの冒険者、マヒトも冒険者検定を受けて無事受かり上級冒険者の証を持っている。夜和斗とポチは相変わらずペットのままだ。



「そうよ! 他ギルドと同盟を結ぶのよ。それしかここのギルクエをクリアできないわ!」

 わたしこと日堂知渡子は急に思い立った。

「どうやって?」

「夜和斗、あんたわたしのペットなんだからどうにかしなさい」

 提案しといて悪いが、わたしは夜和斗にやらせたい。

 

「どうしてぼくが?」

「ギルド同士で誓いを立てるの!」

「いや、質問したことに答えてよ」


「あの、どうしてギルド同士で仲良くするの? ギルドって競争相手じゃない?」とヒラミ。

「闇ギルドとの争いもあるから、仲間は多い方が有利でしょ。どうしてかわたしのギルドに入りたい冒険者見つからないし、もうめんどくさいからギルド同士で同盟を組むことにする」


『借金があるからでしょ』「ワン!」

「借金はあと五千億くらいよ! そんなの簡単に返せる金額でしょ?」

「寒さで頭おかしくなったか?」と夜和斗。

 失礼ね! わたしの頭はこの中の誰よりも正常よ。



「という訳で、同盟を組みましょう!」

「いや、借金五千億あるギルドと同盟なんか組みたくないんだけど」

 わたしは断られたところだ。


「まぁいいわ」

 わたしはそう言って、時計を見た。

「時間が無いわね」


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