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24 お買い物と新たなお仲間探し

夜和斗視点

今日もゴブリンを狩って帰る。少しずつだけどぼくの貯金も増え始めている。

 お金が溜まったらどんな装備買おうかな。やっぱり剣と盾を買おっかなぁ。でも、動きずらいのはいやだから軽装にしようかな。

 それより武器だよね、チートの能力をさらに上げる武器だ。

 どんな武器が良いかなぁ。どんな武器にしようかなぁ。

 と、ぼくが考えていると、知渡子は店屋の前で止まった。


 知渡子が見ているのはなんと、超高級武具店の品々だった。

「これが最前線で戦っている奴らの装備ねぇ、重い、ダサい、クサい」

「いや、それはそうだよ、だって最前線で戦っていた人の遺品だもの」

《耐久力:30》本当の耐久値は……《耐久力:8000000》だと?どれだけヤバい奴と戦っているんだよ最前線の方々、尊敬します。


「これを買って修理すれば安くて高防御の装備が手に入るのね、ダサいけど」

「修理か……そんなチート持っている人なかなかいないよ」

「あら、わたし裁縫チート持っているわよ。防具なら任せなさい。99%の状態まで戻してあげる、物によるけどね」

 ほんと知渡子ってひとりでなんでもできるんだなぁ。

「えーと、防具は要らないわ、わたしが欲しいのは武器よ」

「ぼくも武器がほしい」


 と、ふたりして悩むこと五分、

「この武器に決めたわ!」

 と言って、ぼくに武器を構えてきた。

「危ないじゃないか……て、それは」


「薙刀よ」

《薙刀:耐久力2000 攻撃力1000 付与スキル:攻撃力10%上昇、攻撃範囲100%拡大》

「そっか、いいもの見つけたね、ぼくは刀にしたよ」

《無名刀:耐久力300 攻撃力750 付与スキル:俊敏35%上昇》

「へぇー刀か、似合わないわね。それに俊敏って……この世は火力よ、そんな付与スキル何の役に立つの? 逃げにでも使う訳?」

 

 随分と言ってくれるじゃないか知渡子。残念だが知渡子、ぼくがこれを選んだ理由は、お金だ。だって他のより十万も安いんだもの。

「ぼくはもう逃げないよ、というか武器を持っているのと持っていないのでは火力が全然違うだろ」

「分かっているじゃない、だったら鍛冶師を仲間に誘ってきて」


「鍛冶師? なんで鍛冶師?」

「わたしは武器鍛錬チートなんて持ってないの。鍛冶師を仲間に入れないとお金持ってかれるでしょ、そこら辺のクソ鍛冶師に」

「ならギルドクエストに参加してみようよ。どこかで聞いた話だけど、そのギルドクエストには鍛冶屋のコミュニティもあるみたいだし、色々な鍛冶師に話を聞けるかも」



 新しい仲間かぁ、楽しみだなぁ。


 お父さんお母さん、ぼくはペットらしいけど楽しくやってます。

 おじいちゃんおばあちゃん、新しい仲間ってどうやって集めたの?


 ぼくの冒険を先代の方々に語り聞かせたいです。



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