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月明りの空間で

作者: Soraきた

時計を見るたびに

ため息が微妙なままに増えていくように

今日という時間に縛られるわけにはいかないと

決まりごとがないまま

月明り乏しい夜を迎えてる


クルマのライトに照らされるたび

ココロが強く変化していければいいのにね


キミには

まだとっておきの

わたしの気持ちを用意していないから

ガラスケースに並んだわたしの後悔を

キミが間違って

手に取らないように

気をつけて見ていないといけない


「やさしさ」の束を

月明りの空間に浮かべて

キミに選んでもらえれば

それでいいかな


明日という日に頼ることができたなら

今日よりも

明日のやさしさの方が良いとは限らないから

いま、ここで

キミに選んでもらうことができたなら

わたしは

もっと、やさしくなれるはず

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