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不思議夢白書  作者: ゆきゆうな
9/12

本当に、母さんなんだよね?

俺の頬をつねろうとする妹の手を素早く掴み、そのまま脇をくすぐる


そうして戯れていると


「本当に、2人は仲がいいわよね、母さん嬉しいわ」

そうやって微笑むのだった


「本当に、母さんなんだよね?」

「あら、変なこと言うわね、こんな可愛い母さん、ほかにいないでしょ!」

そう言っておどけた顔をするのだった



「変なことといえば、おぼえてる?ゆうくん。ゆうくんが母さんにいきなり『毎年健康診断にいけー』って言ったの

母さんあの時はびっくりしたわ、すごく突然だし、いつもにないくらいゆうくんが必死だったもの」

それは、昨日の夢の…

「だが、そのおかげで、母さんの癌が早めに見つかったんだよな」

親父がしみじみと言う

「そうそう、本当に、あの一言がなかったら、私今頃どうなってたことやら…、ゆうくん、お手柄だぞー!」

「ちょっと、お母さん、不吉なこと言わないでよね!」


ぽかんとしている俺をよそに、見慣れない、賑やかな朝食の時間が過ぎていくのだった

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