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不思議夢白書  作者: ゆきゆうな
8/12

これって夢かなって

また、過去の夢か

最近やたらリアルな夢を見るな


リアルな夢を見るとなんだか寝たのに疲れる

だが今日は仕事だ、昨日のように夢の余韻に浸っている暇はない

俺は重い身体を無理やり起こしてリビングに向かうのだった


「おはよ」

俺はあくびをしながら気怠げに言う



「おはよー!ゆうくん、ちゃんと起きられたね、えらいぞー!」



リビングに響く懐かしい声…


????

俺は混乱する

あれ?まだ、夢をみているのか?


そこには思い出より、すこし老けた母さんが…

あの懐かしい笑顔で俺を迎えてくれたのだった




?????

俺はポカンとするしか他なかった

母さん…母さん?

まだ寝てるのか?俺


そう思って俺は夢から覚めるべく、頬を両手で思いっきり叩く

痛い、思ったより力が入っていたようで、めっちゃ痛かった


「ちょ、ゆうくん?!どうしたの、ねぼけてるの?ほら、カフェラテいれたから、これでも飲んで目を覚そ?」


俺は、母さんに促されるようにいつもの席に座る

食卓には

見慣れた姿の親父、妹

どうやら過去の夢…ではない…ようだ


そして、親父の隣には…母さんが…親父とイチャイチャしながらニコニコと座っているのだった


朝食は、母さんの得意の和食(ご飯、鮭の塩焼き、卵焼き、味噌汁、お浸し)

懐かしい味だ


それを噛み締めてゆっくり食べていると

「お兄ちゃん、そんなゆっくり食べてると遅刻するよ?ね、お母さん」

「そうよ、いくら母さんのご飯がおいしいからって、それで遅刻したら母さん嬉しいけど悲しいわ?」


「……」

「どうした、裕樹?ぼーっとして、風邪か?」

父が心配したように聞いてくる


「え…いや、その、これって夢かなって」

「やだ、もー!お兄ちゃん!まだ寝ぼけてんの?ほっぺつねろうか?」

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