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懐かしい夢をみた
懐かしい夢をみた
休み時間に校庭でやるサッカーやドッヂボールが楽しみで仕方なかった頃の夢だ
やけにリアルで、校庭の土の匂いや、かいた汗に触れる風の心地よさもハッキリと感じられた
そして戯れるクラスメートもみんな、よく俺と一緒に遊んでいたメンツだった
俺は夢だと理解しながらもそのリアルさに、現実のほうが夢だったのではという錯覚さえ覚えた
その懐かしさと、もう味わうことができない過去への未練、そんな複雑な気持ちを抱きながらもどうせ夢なら…と思いっきり満喫したのだった